ママカメラ

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2009.11.29
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カテゴリ: 不妊治療について


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<H19.9.26>

手術当日、主人と母が付き添いをしてくれた。通されたのは個室の特別回復室。静かで落ち着けた。
まず、子宮口を開く処置が施される。痛かった。でも担当の医師はいつも通り優しかった。
栄養補給と水分補給の為、ブドウ糖の点滴をする。
腕の血管が細いので左、右、両方共針を刺されたけれど、2回とも失敗。。。
物凄く痛い。結局右手の関節の所からいつもみたいに採血を取る様にして、やっと刺さる。

それから手術台に上がり、用意をする。
手足を4箇所固定された。麻酔を打ってからも身体が自然に動いたりすることもあるらしく、手術が危なくないようにという事。なるほど。
左手の人差し指に何か血圧計(?)の様なものを取り付けた看護師さんが私の左手を触って、「あっ!手、冷たくなっちゃいましたね~」と言って両手で温めてくれた。
あったかくって涙が出そうになった。



手術が終わると看護師さん二人が私をストレッチャーに乗せて回復室まで運んでくれた。
麻酔はかかっているけれど、意識はその辺からハッキリしていて部屋に帰ってきてからも「お手洗いに行きたい」という事も言っていた。
少しずつ、徐々に徐々に意識が戻っていった。
もう赤ちゃんは私の中にはいないんだ。これからの事がとっても気掛かりで、その事をもっと先生に相談したかったし質問したかった。1日が急に終わった。

自宅に戻り、主人と色んな話をした。私は辛い不妊治療に疲れてたまに感情のままに、「自分の赤ちゃんを諦めて養子を貰うという選択肢も考えなくてはならないんじゃないか」という事まで考えた時もあった。でも彼は絶対に「うん」と言わない。
「大丈夫。俺達の赤ちゃん絶対できるけん。諦めんどこうよ」と言って私を励ましてくれる。
きっとそうだと私も考えを改める。
そうだよね。私はもっと強くならなきゃいけない。投げやりに何かを放り出してしまうのはやめよう。彼が辛い時、私もこんな風に側で支えてあげられる様に強くなる。





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Last updated  2009.11.30 00:09:46
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