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2009.12.24

遺伝子検査の検査結果

テーマ：赤ちゃんが欲しい！(9163)

カテゴリ：不妊治療について

それから、不妊治療だけの日記をまとめて読まれたい方は、右のカテゴリー「不妊治療について」から入って頂くとスムーズに読めます

＜Ｈ１９.１０.１３＞
今日は子宮の洗浄の処置。
そして前回検査してもらっていたピヨちゃんの染色体の検査の結果を聞いてみた。
とりあえずエコーで子宮の中を見る。少し血が固まって見えてたから（線状に） 「もう少し出血はあるでしょう」 との事。
とにかく身体が回復してくれたら何もいう事はないんだ。早く回復してくれないかなぁ。

そして、染色体検査の結果・・・２１トリソミー、ダウン症の染色体だった。確か前に見た本によると、染色体が普通は２つしかないのに３つあったりするって事だったと思う。
この日の前日、お風呂で彼に 「もしかしてピヨちゃんは、ダウン症の遺伝子だったらどうする？」 って聞いてたんだ。彼は 「その時はその時」
いつも不妊治療においては 「こうなったら嫌だね、ああなったら嫌だな」 とかがその通りになっちゃう。
偶然だろうけど、本当に・・・・なんで？って思う。

次回妊娠する時にも染色体異常が起こってしまうという事は稀らしい。でも、そう聞いてもやっぱり安心する事が出来なくて・・・育ってもまた同じ様に産んであげられなかったらって思うと悲しくてやりきれなくなる。

ドクターがお話してくれたのは、私の年齢くらいだと１０００人に一人の割合でダウン症の赤ちゃんを妊娠する確率になっている。１０００人に１人か・・・・
そしてこうも仰った「ダウン症を持つ親御さんって案外沢山いるでしょ？それだけ症例ってあるわけなんだよね。あの子達を見て顔が普通とちょっとだけ違うなって思う事はあるだろうけど、何ら変わりなく僕達と同じ様に生活できるし、勉強できるし、彼らは生まれた時からダウン症という事を障害とは思ってなくて、それは何ら特別な事じゃないんだよね。」
ドクターはいつもハッとさせられる事をしっかり時間を使ってお話してくれる。
私は、涙を拭きながら説明を聞いた。

ピヨちゃんの心臓が止まってしまったのは、本当に突然起こった事だからどうする事もできなかったし、でもあの子は精一杯頑張って生きてたし、強く心臓が動くのをずっと見てきたんだもん。
私と赤ちゃんは一つだった。
ずっと卵から赤ちゃんの袋に入って、赤ちゃんの姿になるまで、いつも二人一緒に過ごしてきた。これからも気持ちはずっと一緒だよ。

今度はきっとお外に出てこれるよ。一緒にピクニックに出掛けて綺麗な空を眺めて、お日様とかお星様とか一杯見よう。
三人でご飯を食べて三人で並んで眠ろうね。

と、ここまでが↑私が日記に書いていた文章なのですが、やはり 遺伝子検査 というものは賛否両論だろうな、と思います。
私は前回流産した時に、原因を知る為にも受けておいて良かったなって思っていますが。ポニョ助の時は 出生前検査 を受けるかどうかも聞かれましたが結局受けませんでした。生む前に検査する事は相当な覚悟がいると思います。それで、もしお腹の中の赤ちゃんに障害が見つかった場合、ママには凄い重圧がかかるだろうし、生半可な気持ちで出生前検査を受けてホントに障害が見つかった場合、中絶したいと思う人もいるかもしれません。。。
でも、色んな「奇跡」が起こって命って作られてて、でもその「奇跡」を、赤ちゃんの大切な命を私達、親が絶つってどうなんでしょう？

私自身、染色体検査の結果を聞くまでは、本当にドキドキしたし、結果を聞いた当初は愕然としたし、でもあの頃ドクターの話をきちんと聞く機会を持てて気になっている事や不安を全部ぶつけた結果、染色体異常で生まれてこれなかった私の赤ちゃんでしたが、本当に精一杯生きてくれたんだって思っていますし、ダウン症のお子さんを見ると、私・・・とっても気持ちが、なんとういうか・・・ぐっと込み上げてくるといいますか。温かくなるんですよ。ピヨちゃんに会えた気がして。
偏見で見ているとか見ていないとか小難しいこと関係なく、私は自分の赤ちゃんを思い出すんです。
生まれてたら今頃こんな風に大きくなってたのかなー？とか、ああやって元気に走り回ってたのかな？とか。
生命力の強さ、儚さ、どちらも自然界では起こりえる事ですが、私は精一杯生きてくれたあの子を本当に心から誇りに思います。

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