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2010年06月10日
カテゴリ： カテゴリ未分類
それはその時代には「地球温暖化問題」とか悩みが少なかったからかもしれません。
携帯電話もなく、ＣＤも、インターネットもなかったのです。
だから人間と人間との生身の温かさを感じる喜びを今よりずっと感じていたのだと思います。
年配の人が携帯電話ばかり見ている若い人たちを見て、妙に感じるのもそんなところにあるのでしょうか。
そんな彼らも６０年代の象徴となり、時代の移り変わりとともに音楽をも変化させていったのでした。
１９６６年の正月、ポールは友人の書店の開店準備を手伝っているときに、新曲の構想がひらめいたそうです。
彼はブライアン・ウィルソンの「pet sounds」でのベースを聴いて、キーがＣの曲だったら、ベースの音はＣの音から始めるのが普通なのに、Ｇから入っても調子外れにならず、新しい世界が開けるということを発見したようです。
そしてその年の６月１０日、それまでとは少し違う新曲「PAPERBACK WRITER」は発売になりました。
ジョンよりおそらく音楽的に幅のある、じっくりよく考えて曲作りしただろうポールは「ジョンのビートルズ」から「ポールのビートルズ」という風にしていったように思えます。
ジョンは自分の曲がＡ面にならないから面白いわけはありません。
不思議なのはＢ面のジョンの曲「ＲＡＩＮ」も逆回転させて録音するなど、ステージ上では再現するのが難しいような曲にしていることです。
その年は公式ライブをやめた年だからそれを意図していたのか、それともそれは偶然だったのか。
こんなところが、ジョンがいうビートルズを動かしていた「６０年代に吹いていた風」ということなのでしょうか。
そしてこの曲が出て１ヶ月経たないうちについに彼らは台風とともに日本上陸しました。
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最終更新日
2010年06月10日 20時40分02秒 コメントを書く
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