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2017年05月09日

１９６２年５月９日、ビートルズが３回目のハンブルグ巡業中にマネージャーのブライアン・エプスタインは再びジョージ・マーティンと会います。
１月のデッカ・オーディションの音源を聞いただけで、まだビートルズを見たこともなかったマーティンですが、契約することを約束してくれました。
エプスタインはハンブルグにいる彼らにお祝いの電報を打ちます。

ではＥＭＩも含め、多くのレコード会社に断られていた彼らがどういう経緯で再びＥＭＩのオーディションへとこぎ着けることができたのでしょうか。

エプスタインはロンドンのオックスフォード通りのＨＭＶレコードの店長に提案され、その店の上にあるスタジオの録音技師ジム・フォイにデッカ・オーディションのテープをレコード盤にコピーさせます。
フォイは気に入り、ＥＭＩの子会社である音楽出版のアードモア＆ビーチウッド社のシド・コールマンに伝えたところ、コールマンはエプスタインに出版契約をオファーします。
しかし、エプスタインはレコード会社との契約を最優先していたので、コールマンがＥＭＩ傘下のパーロフォン・レーベルのマーティンに連絡してくれたのです。