みんなそ(素)のまんま計画 ∞ 瑠璃の壺

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父への気持ちを解放


21日間の鍛錬はまだまだ続きます・・・
わたくし、ゆっくりじっくりやらせてもらいマス。
父とのこと、今生で少し解決できたのでウレシイ。
母が死んでから、思いは生きているうちに伝えなきゃって思っていたから。
母が死んでしまって、自分の母への気持ちがどういうものだったのかって
わからなくなってしまった。
美しいものだけが残る。
父へのわだかまりを何とかしたかった。
重かった。
それを背負って生きていくのは辛かったし。
父のすべてを否定していた訳じゃないし。
いや、感謝して生きたかった。
本当に不思議なくらい楽になれた。
重荷を下ろして、気持ちを解放するってこういうことなんだ。
父は私を否定した。
私のやってきたことは、父の期待をことごとく裏切ったと、父は言った。
ダメな娘だと言った。
ダメな娘?
そうだと思う。
私は裏切ってばかりだったかもしれない。
反面、自分が生きてきたことに、後悔することはひとつもない。
すべて私は私の気持ちに正直に、自分という存在にはずかしくないことをしてきたと思っている。
失敗もいっぱいした。
恥ずかしいこともたくさん。
遠回りや回り道も多い。
しかしそれがなかったら、今の私はきっと今以上につまらない存在だと思う。
私は生きている。
確かに生きている。
生きていること以外に、何をそんなに期待するのだ。
お家の事情、しがらみや出来事にとらわれない、自分の気持ちを体当たりで伝えた。
それは「私は父を愛している」ということ。
それ以外に何があるのか。
私は確かに32年前にあなたの娘として生まれてきたのだ。
嬉しくなかったのか?
私は父を愛している!
何度も何度も何度も繰り返し叫んだ。
それでもまだ何も答えない父に、私は抱きついた。
これでもわからない?
私はあなたを愛しているんだよ。
父は戸惑っていた。
でもやめなかった。
今伝えなくて、いつ伝えるのだ。
私は自分の身体であって、もはや自分の身体ではないような、
自分の身体の奥底からでてくる自分の声に驚いていた。
古くさい父が、そんな照れくさいこと言えないのは百も承知だけど、
生涯に1度くらい確かめてみたかった。
ひとことでよかった。
愛している。
もう2度ときくことはないだろう。
やっとやっとすべてを許すことができた。
家の中で起こったいろいろなこと。
恨み、憎しみすべて。
今までずっと背負っていたもの。
同時にどうしようもなく感謝する気持ちが沸き上がってきた。
そして連鎖を断ち切ったという気持ちになった。
私は(勝手に)子どもに期待をして、私の(勝手な)期待を裏切ったと、
あんなコワイ顔をして人の存在価値を否定するようなことは絶対にしない。
モウダイジョウブ。
ありがとう。

2003/12/30

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