もりのいえ 菜の花日記

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ごろごろぱくぱくびくびくぶくぶく


「ゴロゴロぱくぱくびくびくぶくぶくしないように。」

日本の帝王切開率は13%だそうです。それに対して私の産む吉村医院では3~5%以下。
それはここで「待つお産」をしているからだけではなく、妊婦側の準備があっての数字です。
労働、動く時間が少なく、食べ物が良すぎる(豪華過ぎる)現代の暮らしの中では、
どうしても難産傾向にあるそうです。
都会、田舎は関係ありません。東京よりも、車での生活が中心の山梨の妊婦さんの方が断然むくみが多いそうです。

一般的な病院での出産のように、医学的な異常がないということだけでは不十分であり、
暮らし、生き方まで考えて出産に臨みます。
安産は毎日の生活の中にあるのです。
「ゴロゴロパクパクびくびくぶくぶく」していてはいかん、と先生はよく言われます。
この言葉にすべての意味が含まれていますね。

妊娠初期であっても先生はどんどん動いてくださいと言います。
お腹が張ってもいいそうです。
というよりも、お腹が張った方がいい、張るほど安産するそうです。

私も検診の度に言われ続けました。
まだまだ子宮口が固い。まだまだ運動が足りない。
昔ながらの食生活をしていますか?と。。。
もともと体質で固い傾向の人も居るそうですが、
それも動く事で解決します。

吉村医院の妊婦さんは古家に通い、(私は遠くて行けなかったけれど)
薪割り、ぞうきんがけ(スクワット)して汗を流し、
薪で炊いたごはんを食べて雑談します。
ピクニックに行ったりヨガもします。
良く動いて、ニコニコした人ほど安産です。

最近吉村医院でも難産が増えました。
そういう人に、後から聞くと、実は先生が言う通りにしていませんでした、
って言う事が多いそうです。

よく動き、昔ながらの食生活を心がけ、よく笑って楽しく暮らす。
そんな日々が健やかな出産を産みだすんですね。

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