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2026.04.27
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カテゴリ: パソコン、通信
読書という行為を神格化する人がいる。「本は図書館で借りて読むな」と主張したり、年に何冊は本を読めとか、電子書籍はダメで紙の本を読めとか。
 こういう主張をする人って、本を書いて売る側の人間だろう。自分の本の売上を伸ばしたいという下心があるのだ。街の本屋は壊滅的な状況にあり、電子書籍で売れるのもコミックだけなので収入が減少している。それで、本を買いなさいというキャンペーンを打って自分の収入拡大をもくろんでいるわけだ。
 本屋に並んでいる本の大多数は買う価値が無い。図書館で借りて途中まで読んで、買わなくてよかったと思うことがほとんどだ。最後まで読む価値を感じる本は非常に少ない。
 以前にも書いたが、私にとって読書は明確に分かれた3つのカテゴリーに分かれる。一つは精神安定剤的な読書、あるいは暇つぶしで、何十回も読んで筋もディテールも覚えている本を読んで気分を落ち着かせる。鬼平犯科帳だとか、ホーンブロワー(ナポレオン戦争時代の架空の英国海軍士官の一代記)だとか、昔の小林彰太郎氏(Car Graphicという雑誌の創設者)のようなものだ。これは昔紙媒体で購入し、裁断して電子化して持っている。パソコンに分類して入れているからいつでも読める。
 二つ目はマニュアル本。料理のレシピ、木工の教科書、今はやらないけれど自転車の整備マニュアル、ヴァイオリン製作の教科書などで、これは電子書籍が良い。紙だと開いているページが勝手にめくれて不自由だし、電子なら見たい部分が拡大できる。電子書籍として買う場合もあるし、紙を電子化して読むこともある。
 3つ目は自分の脳内の知識体系に変更を加える知識を与えてくれる本だ。昨日紹介した「教養としての意識」のような脳の専門書はもちろん含まれるが、たとえば「Die with zero」「人生の経営戦略」のような人生の設計にかかわるような本も私にとってはこのジャンルだ。
 1つ目のグループは古本や図書館の本をスキャンして電子化したもので充分だ。旅先や移動中に読みたくなることもあるからiPhoneやiPadで読めるのは大きなメリットだ。何を読みたくなるかわからないから、自分のクラウドに置いておくのが最も良い。二つ目のグループも同じだ。料理を作る時は台所に持っていきそのページを開きっぱなしにする。蒸気機関車の起動をマニュアルに従って実行するときなどiPadが最適だ。多くは紙で購入したものを自分で電子化している。
 最後のグループが、紙の本至上主義者が崇拝するジャンルだと思うが、ここはゴミがほとんどだ。買っていたら金も場所もいくらあっても足りない。まず立ち読みして、読みたければ図書館で探し、無ければリクエストして買ってもらって読む。そして読了して買う価値があると判断したら自分で買う。買うかどうかは全部読んでから決めるのだ。どうしても紙媒体で無ければならない場合、たとえば頻繁に別のページの図を参照しながら読まなければならないような本、は紙で買うが、できるだけ電子書籍を購入する。
 こうやって読んだ本で購入に至る、つまり買うに値する本は1%くらいのものだ。「本は図書館で借りて読むな」というなら、買いたくなるような内容の本を書け、と言いたい。





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Last updated  2026.04.27 18:37:47
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Re:紙の本至上主義者(04/27)  
アスペル山ちゃん さん


書店経営時、『本は必需品か嗜好品?』の疑問を感じていました。証券業界という限られた市場を対象にして外商中心だったので、必需品傾向が強い中での商いだったのですが、電子化の波を受けて正に撃沈したのです。
観光地の嗜好品として生き残る人力車、書店も同じ道を辿るのかな🥲? (2026.04.28 19:47:05)

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