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「ぼてぽて、出雲大社のすぐ近くにすごい博物館があるっていうから連れてきてもらったんでちゅよ」
博物館、いいね!なにがあるのかな?
「よくわからないんでちゅけど、まぁちゃんがすごいっていってたんでちゅよ」
じゃあきっとすごいんだ(^^)
「早速行ってみるでちゅよ!」
拝観料 610 円を払っていざ中へ。
な「まぁちゃん、これはなんでちゅか?」
ま「これ?これは杉の木でできた柱だよ」
な「柱って、こんなに大きいんでちゅか?」
博物館に入って最初に目に入るのがこの大きな古い柱。
あまりの大きさに見ている人がみんな釘付けになります。
さあ、どのくらい大きな柱かといいますと・・・。
ま「この柱はね、平成 12 年から平成 13 年にかけて、出雲大社の境内の遺跡のなかから発見されたんだって。調査によると 1248 年に作られた本殿を支えていた柱なんだそうだよ」
な「そうなんでちゅか!この柱はそんなに古いのに最近発見されたんでちゅね!」
ま「そうだね。この柱は 3 本が 1 組になっていて、 3 本の直径は 3 メートルにもなるそうだよ」
な「そんな大きな柱はなんのために必要だったんでちゅかねぇ」
ま「それはね・・・」
な「なんでちゅかこれ!すごいでちゅよ!」
ま「これは平安時代の出雲大社の神殿といわれているんだよ」
な「え!?出雲大社ってこんなに高い所に本殿神殿があったんでちゅか!?」
ま「と言われてるの(笑)。あくまであっただろうと言われてるんだけど、実際にあったかは不確かなんだって」
な「そうなんでちゅか。でも出雲だったらあってもおかしくないような気がするでちゅよね」
ま「そうだね。さっきの柱が見つかって色々調査をしたそうなんだけど、いろいろな文献からたどっていくとこの神殿はなんと高さが 48 mもあったといわれてるんだよ」
な「よ、 48 m!?」
ま「でもね、平安時代はもっと高い 96 メートルの神殿があったっていわれてるんだって」
な「え~~~!!!そうなんでちゅか!?」
ま「実際の当時の技術で 96 mの木造建築が作れるかどうかの調査をしたそうだけど、それはむずかしいそうだよ。でも 48 mの神殿を作ることは当時の技術でも可能なんだって」
な「じゃあ実際にあった可能性があるってことでちゅね?」
ま「そうだね。なるちゃんが出雲大社の本殿の前の丸いタイルを見てなんだろうって言ってたでしょ?」
な「もしかしてあれって、昔の神殿の柱の跡ってことでちゅか!?
ま「そういうことだね(^^)」
な「すごいでちゅね~~!あんなに大きな柱で神殿を支えていたんでちゅね!」
な「あ!これってもしかして出雲大社の遍歴でちゅか?」
ま「そうみたいだね。時代によって高さが違うみたいだね。一番右は平安時代の物、そこから時代を追って高さが現実的な高さになってきてるね」
な「なるほど。そう考えると今の神殿は地面にぴったりなんでちゅね」
ま「そうだね。出雲大社の神殿は神様はより高い所へ、という考え方があったみたいで、それで神殿はどんどん高い所へと上げられていったといわれているよ」
な「それじゃあお参りするにも大変だったでちゅよね」
ま「そうだね。だからこそ簡単に人々が近寄れない高い場所へと神殿を作ったのかもしれないね」
「ここは出雲の人々の古代の生活を紹介しているでちゅね」
一般的な博物館ならではの展示だね。
「ぼてぽて、さっきの模型にはものずごくくいついていたのに、ここはそうでもなさそうでちゅね?」
そ、そんなことないよ!!
「さすが出雲!ここには出土した青銅の品々が展示してあるでちゅよ!」
ものすごい数の青銅が発見されたんだね!
「しかもすごくキレイな形で発掘されてるでちゅね」
なんか出雲って神秘的な土地だから、こうした古代の品々がキレイに発見されるのは当然のような気がしちゃうね。
なにこれ~~!すごい!!
「これは装飾刀だそうでちゅよ」
刀なんだね!すごく美しい!
「古墳時代の物だそうでちゅよ」
こんなにたくさん、何のために作ったんだろうね?
「それよりもこの美しい鍛冶技術でちゅよ!」
確かに!!
古墳時代にすでにこれだけ物もを作る技術があったってことがすごいよね!
「古墳=土器、、でちゅね」
あはは!そうそう、そうだよね」
「でもよく見るでちゅよ。欠けてるものが少ないんでちゅ」
本当だ。確かに完全対で出土しているものが多いね。
「出雲ってやっぱり何かに守られている不思議な国なんでちゅね」
そうだね(^^)
「勾玉でちゅね?」
出雲神話には宝飾品もたくさん出てくるそうだし、まさに勾玉は古墳時代の宝石だよね。
「キレイに出土されてるでちゅね」
うん、本当に、当時のままなんだろうね。
「古代人もこうしてネックレスをしておしゃれしてたんでちゅかね?」
おしゃれをしていたのはエライ人だけだと思うよ?
「ぼてぽて!これは金貨でちゅか!?」
違うよ、銀だよ!よく見て!」
「あ、本当でちゅね。なるは銀より金の方がすきなんでちゅけど」
なるさん、何をおっしゃいます。島根県の世界遺産といえばなにがありましたっけ?
「えっと・・・。あ!!石見銀山でちゅね?」
そうだよ。島根は石見銀山でも有名でしょ?なので銀の産地として栄えた経緯があるんだよ。
「なるほど!だから銀なんでちゅね!」
「改札があるでちゅね!」
古い改札だね!
「時刻表をみるでちゅよ!本数が少ないでちゅ!」
そりゃそうです。ここは東京と違うんだよ?
「そうでちゅよね。それにしてもなんだか哀愁漂う素敵な改札でちゅね」
「おろち!おろちでちゅよ!」
怖いね(^^;
「ぼてぽて、この古代出雲歴史博物館はどうだったでちゅか?」
うん!前にテレビで見た巨大な古代神殿が見れてよかった!
「え?ぼてぽて、知ってたんでちゅか?」
知ってたよ?なるは知らなかったの?
「知らなかったでちゅよ」
まさかあんなに大きな模型とは思わなかったから本当にびっくりしたけど、それと同時にすごく感激した!来てよかった~!
「それはよかったでちゅね(^^)」
実は地元の人もあまり行かないというこの博物館。
まぁちゃんも初めての来館だったそうです。
しかしながら見どころたっぷり。出雲の歴史や出雲の神話に触れることができます。
出雲大社を訪れた際には是非立ち寄ってほしいスポットです!
天空の出雲大社神殿を見に行こう!
島根県立古代出雲歴史博物館HP→ http://www.izm.ed.jp/