そういちの平庵∞ceeport∞

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ヨハネの黙示録とチェルノブイリ


The star's name is Wormwood,and one-third of the waters turned to wormwood.

Many people died from the water,because it had turned bitter.

で、知られています。

この前には、

The third angel blew his trumpet,and a huge star,blazing like a torch,fell from the sky and came down on one-third of the rivers and on the water springs.

という一文があります。

出典はいわゆるヨハネの黙示録で、REVELATION 8の10と11になります。

新約聖書で異彩を放つヨハネの黙示録ですが、外典とか偽書にならずに伝わっていることから、ほぼオリジナルのままだと考えられています。

何故、と言われれば、やはりヨハネの功績が大きかったことと、黙示録の内容が難解だった上に、後の聖職者が誰も解説しようとしなかった(できなかった)為ではなかろうかと。

後の世で、黙示録の中の8-10から8-11の部分が戦慄を持って思い出されたのは、やはりソ連(当時)のチェルノブイリ原発事故で、実際に水源地に限らず広域が放射能汚染されたことでしょう。

悪いことに、この汚染は今なお現在進行中の話なので、まだ終わった話ではないとだけ書いておきます。

ここで出てくるWormwoodというのは、厳密にはキク科ヨモギ属の植物全般を意味していますが、だいたいにおいてはニガヨモギを意味します。

ロシア語で”ニガヨモギ = チェルノブイリ”となることから、黙示録の時代のまっただ中に生きていると主張する人が多い

[8-10]『第三の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が、空から落ちてきた。そしてそれは、川の三分の一とその水源との上に落ちた。』
[8-11]『この星の名は「苦よもぎ」と言い、水の三分の一が「苦よもぎ」のように苦くなった。水が苦くなったので、そのために多くの人が死んだ。』

チェルノビイリ原発のすぐ横にプリピャチ川が流れ、
キエフ湖、ドニエプル川へと流れ込んでおり、
このプリピャチ川が猛烈な放射能汚染をしているのである。
そして三千五百万もの人が利用している水源の貯水池が、
その原発の近くにあるという。
東ヨーロッパからモスクワにかけての広大な地域が、
深刻な放射能汚染の後遺症に悩まされ続けていることも明らかになった。
(『チェルノブイリから広島へ』広川隆一著、岩波ジュニア新書、P 10 参照)

偶然か必然か?
こじつけか?神の計画か?
いずれにしろ「核」は人類の終末を現実のものにした
それだけは確かだ

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