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われわれの仕事は顧問先が主にというかほとんどの場合中小企業です。そこで、その会社の社長、幹部の方、経理の方等に接するわけです。
毎月お邪魔する会社もあれば1年に1度のお付き合いの会社もありますので頻度にもよります。その場で、数字の話ももちろんしますし、これからどのように経営していけばよいかということに関してさまざまな話をしていきます。
社長という仕事は、ほかの人の話を聞く機会は多いのかもしれませんが、自分の話を聞いてもらうという機会はなかなかない、ほとんどないかもしれません。その社長の話を聞く役が、われわれの仕事といっても過言ではありません。
だから社長が8,9割話をしてわれわれが1,2割しか話をしないこともざらです。その中で社長が気にかけていた問題が解決されたり、また社長が自分でしゃべっているうちに自分で気がついて答えが出る場合も結構あります。
またただしゃべっているだけでかなり社長のストレスが解消される面も多いと思います。
そういう中で時々議論というかお互いエキサイトしあうこともあります。社長の気持ちはかなえたいけど、法律的にダメだったり、また、社長の気持ちをかなえたいけど社長の考え方でやってもちょっと違うんじゃないかと言うときも当然ありますから、そこで議論になるわけです。
問題はそのときです。自分が過去にした失敗は、社長に押し通されることです。
「何か社長の言っていることが違うけど、社長からお金もらっているし、けんかになってやめられたら売上が減ってしまって困るから社長の言うとおりにして我慢しよう。」と思って引き下がってしまうのです。
その結果はほとんどの場合、まったく社長の要望しない結果が生まれてしまいます。つまり何にも社長のためになっていないのです。自分が引き下がった結果、社長とけんかしなかった結果、社長が思ったことと反対のことになってしまうのです。
つまり、私が、「自分さえよければいい、社長のことなんかどうでもいい。」と考えた結果がこうなってしまったわけです。
だからここで社長とけんかしなきゃいけないわけです。そしてもしけんかになって、「おまえんところはもういい、もっと俺の言うことを聞く税理士に変える!」と言われたら変えてもらったらいいのです。ここで売り上げのことは心配になるかもしれないけどぐっとこらえるという事が大事なのだと言うことが今は気がつきました。
大概は税理士は変えられないどころか、私がけんかしてしまったお客様はほとんど、今もお付き合いさせていただいております。そこでお互いが本音を出し合ったから逆に何か信頼関係が出来上がったのです。
そういうけんかになって辞めたお客様は所詮そういう縁だったのです。そのお客様とは価値観が合わなかった、違う価値観の税理士との方が合ったのだということです。
特に独立したての税理士の方は売上を上げるのに大変だと思いますが、最初が肝心ですので、どうぞこういう場面になったら、「怒ることがお客様のためだ。」と思って言い合いしてください。その気持ちは絶対お客様の社長に通じると思います。
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