ノーベル平和賞受賞者の日本へのメッセージ


give-peace-a-chanceでこんなすばらしいメッセージを見つけました。
 (今回のテロ及びその報復と称するテロ戦争とは直接関係はないのですが。)

(以下転載です。)

ノーベル平和賞を受賞した
オスカル・アリアス博士(コスタリカ共和国元大統領)から
日本国民ヘのメッセージ (コスタリカ共和国は唯一の「非武装中立」国)

 日本は、多くの誇るべき特質を持っています。他の多くの民主的先進国と同様、
日本における健康と教育への予算は、軍事予算をはるかに上回っています。
これは英知の証しです。私は、非武装国家コスタリカの一国民として、軍備への支出
は、国家が行ない得る最悪の投資である、と強く信じています。

 国民の健康と教育に重点を置き、それらに投資することは、ミサイルや空母など
ヘの投資よりも、はるかに深遠な強さを国家に与えることができるのです。
だからこそ今、私は、日本国民と日本政府に、呼びかけたいと思います。自衛隊は、
これまで通り自国の防衛のみに、とどめてください。

 日本は、軍事力を必要としない偉大な国なのです。日本は、他の分野でリ―ダー
シップを発揮するべきです。すでに日本の国外への援助は、GDP(国内総生産)の割合
において、アメリカを3倍近くも上回っています。これこそが、世界に対する本当の
リーダーシッブなのです。経済、民主、精神において、日本は世界の大国です。

 これらの特質に加えて、軍事力を追加する必要がある、などという愚かな考えで
自分たちを欺いてはいけません。軍事力の強化は、その反対に、これらの肯定的な
特質を奪い去り、最終的には、日本を弱体化させてしまいます。

 したがって私は、日本国民と日本政府に、訴えます。戦争にではなく、平和に投資
してください。軍事基地開発にではなく、人間育成に投資してください。
軍事テクノロジーにではなく、ビジネステクノロジーに投資してください。
日本と世界は、一層より豊かになっていくでしょう。 (2001年4月26日)



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