わたやんの健康・快適シニアライフ

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◇脳卒中の再発予防

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脳卒中を起こす危険因子として、まず高血圧、その他に糖尿病、高脂血症、肥満などがあり、生活習慣としては喫煙、大量飲酒などが挙げられています。

再発予防でも、基本的には危険因子を除くことが大切ですから、これらのコントロールを十分に行わなければなりません。

ただし、脳梗塞の血圧管理については、血管の病変の程度によってはあまり下げすぎない方がよい場合があります。

血管に原因がある脳梗塞(アテローム血栓性梗塞、ラクナ梗塞)の再発予防には、アスピリンなどの抗血小板薬が有効です。

なぜなら、動脈内での血栓形成は血小板という血液成分がまず凝集することによって始まりますから、この血小板の凝集を抑える薬を使えば血栓はできにくくなるわけです。

一方、心臓内で血栓ができるのはフィブリンという物質の働きが主体となるため、これを抑制する抗凝固薬(ワーファリン)を使わねばなりません。

この薬は、血液が固まる程度をうまくコントロールしないと、出血しやすくなったり、効き目がなくなったりします。

だから心原性塞栓症の患者さんは、少なくとも1か月に1回は血液の凝固の具合を調べる検査(プロトロンビン時間)を受ける必要があります。


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