「お祝いのお返しにお茶を贈ってはいけない」
お茶のお返しというのは、葬式を連想させるからという理由からだ。
ところが、老舗茶屋からこんなつぶやきが。
「昔からお茶は、いいことのしるしとしてお祝い事に贈られてきました」
実は、私もお祝い事にお茶を贈ったことがある。
それは、”マナーにうるさい”と評判の、元夫の親戚の娘が結婚すると決まったときのこと。
当時住んでいたのは”茶どころ”で有名な地域だったので、近所に何件もお茶屋さんがあり、よく行っていたお茶屋さんに相談すると
「うちは皇室にお茶を献上したことがあって、そのときに使った茶筒があるんです」
と言って見せてくれたのは、「寿」の文字が大きく入った品のある茶筒だった。
結婚する若夫婦は、仕事の関係でさっそくイギリスに行かなければならないという話だったので、日本茶を持って行ってもらえるし、打ってつけだと思って自信満々で届けに行った。
すると、親戚は
「あら、お茶?普通は祝儀には使わないんだけどね」
と一言。
「でも、”寿”と入ってるし、ここは皇室に献上したこともあるお茶屋さんなので・・・」
と言ってみたが、機嫌は直らなかった。
私は自分の無知を恥じつつ、しかし気持ちを踏みにじられたことで、以来その親戚とは距離を置くようになった。
今、この話題を親戚はどう見ているだろうか。
生きてれば・・・の話だけど。
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