ナラティヴ ひとり語り

ナラティヴ ひとり語り

・「学名記載の必要性」


 広く知られているラベンダー・アングスティフォリアと呼ばれる真性ラベンダー(Lavandula officinalisと表記される場合もある)とスパニッシュラベンダー(Lavandula stoechas)では成分が大きく異なり、後者は乳児と子どもへの使用は禁忌となっている。
 ガスクロマトグラフィーによる分析で、一つの精油の中には数十から数百の成分が存在するということが分かってきている。その中の一つの成分、例えばミント類に多く含まれているメントールには消炎作用があるとされているが、歯磨き粉や湿布薬等に使われていることは良く知られている。又、カモミールに含まれているカマズレン(アズレン)も消炎作用や抗アレルギー作用を持つと言われているが、この成分は炎症性皮膚疾患治療剤のアズノール軟膏と同じで、アズノール軟膏はカマズレンを化学合成したものだそうだ。これらのように、植物に含まれる成分を単離あるいは化学合成して薬として使っている例は多くあるが、複数の成分が含まれる天然の精油は全ての成分が一緒に働いて相乗効果を生み出すと言われている。

参考図書:亀岡弘=著『エッセンシャルオイルの科学』(フレグランスジャーナル社)
     川端一永=著『医師が認めたアロマセラピーの効力』(河出書房新社)
     シャーリー・プライス/レン・プライス著『プロフェッショナルのためのアロマテラピー』(フレグランスジャーナル社)
     ジニー・ローズ著『エッセンシャルオイル&ハーブウォーター375』(BABジャパン)

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