with sincerity ☆″    ~ももっちの natural field  ~

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vol.4 LIVE


look

  20時40分をまわった頃、
室内灯が消え、ステージを照らすライトが ムードをかもし始めました。
今回の4時間にもわたるMOTHER EVENTのクライマックスは、やはり山根康広アコースティックライブです。

 今回は、ホールやライブハウスでのコンサートと違い、みんなゆっくりと腰をすえて
場所も確保できているという安心感の中、
無駄なおしゃべりもなく 興奮で取り乱す人もなく、叫ぶ人もなく、静かにそれが始まるのを待っていました。

 司会もなく、どうやって始めるのだろう… と思っていたら
先ほどと同じ会場一番端のドアから、紺のシルクシャツに着替えた山根さんが静かに歩いてきました。
と同時に、どこからともなく湧きあがった拍手は、あたたかく彼を迎えたのでした。

 ステージに上がり、ピアノの前に座った山根さんは客席を見ることもなく
静かに、1曲目のイントロを弾き始めました。

♪ ONE MOMENT

この曲は、私もだいすきで オリジナルバージョンの力強いヴォーカルもいいけど
 アコースティックな語りかけが たまらなくお気に入りでした。
 今夜は、オープニングからちょっと目頭が熱くなってしまいました。

「久々に なつかしいナンバーをやってみましたけどもね。
 ここで、ずっと一緒にやってる相棒を呼びたいと思います。
 On guitar NISHIMOTO SATOSHI  イェイ!」

Y2   「え~ もうコンビを組んでホントにずっとやってきたんですけどもね。
     今夜もよろしくお願いしま~す。」

西本氏 「お願いしまぁ~す。(笑顔)」

♪ 夢の途中

 西本さんのギターが入ったことで、さらに音に膨らみがでます。
 今回は、間奏部分にちょっぴりJAZZのテイストが含まれていました。
 詞は、せつなさとノスタルジックな面影を残す楽曲ですが、16ビートの変化も楽しい
アレンジに仕上がっていたと思います。

歌い終えると、山根さんはギターを抱えステージ中央へ移動しました。

「イェイ! え~ それではノッてきたところで、次にやる曲はですね。
 手拍子なんかもらえると…。
 なんたって“ファンクラブイベント”ですから(笑) ね!(催促)」

「なに? なにがおかしいねん!」

何がって…、
山根さんを見てると なぜだかみんな幸せな気分になって自然と笑顔になってしまうんですよ。
テレた山根さんも可愛いし(笑)

♪ be- ALIVE

ピアノのときと表情はちがって とっても楽しそうに会場を見渡す山根さん。
みんなもその笑顔に拍手も大きくなっていきます。

「俺たちにしか~  (ためる)
 俺たちにしか~  (アイキラー)
 できないことがある~  wowowowowowo……。」

「イェイ! (今日はこのパターンできめてます。)
 では、さらにノッてきたところで、必ず歌うナンバーを聴いてください。」

♪ Good-bye LOVE ROAD

 『ラララ』のところで、一人一人の顔を見てはうなずき、そして笑顔で歌い続ける山根さん
 口をパクパクさせているだけの人なんていませんよね。
 みんなのコーラスを聴くかのように、マイクから離れて耳を澄ましたり 遠くの席まで
 視線を送ってくれていましたね。
 本当に、みんなで楽しめる楽曲です。
 だって、「ラララ」なんて言ってたら、いやなことも吹っ飛んでしまいそうじゃないですか。

「ありがとう。
では、ここでこの季節にぴったりのナンバーを…。
本当に懐かしいんで間違うかも…。 なんて言い訳しておきましょう。」

そしてイントロが…。
なんだろう…。
静かに始まった曲は、全く新しい それでいてやさしい空気を感じさせてくれました。

♪ おちこぼれのMerry X’mas

 そうです。
時期的にも、『銀の指環』あたりを想像していた私たちは思わずため息が出ました。
~MOTHER together Merry Christmas☆“~
ギターの弾き語りで山根さんはせつなく、甘く ずっと目を閉じて歌っていました。


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