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12歳になったと同時に二人を殺した




買い物から帰ってきたおばあちゃんに







後ろからナイフで突き刺した






今まで味わったことのない生身の感触



肉ってこんなに柔らかくて血がたくさんでるんだって



快感になってた自分がいた



ナイフに血がつく、腰あたり服がみるみるうちに赤くなり




「何?なんなのよ?痛いじゃない!」





完全に突き刺さったはずなのに



倒れもせず私に襲い掛かってきた



ナイフを持っている手首を掴まれ振り回された




私は何を考えたのかもう片方の手を動かし



目に人差し指と薬指を突き刺した




「ぎゃぁぁぁあっぁああああ」





掴んでいた手を離し目を押さえようとする




まだ目の眼球に突き刺さった指がはなれず




動かされたせいでさらに指が突き刺さる





傷つきまくっていた心が壊れた




可哀想な感情も消え、指を曲げた




「ぁあっ・・・ぁぁああああ」





その瞬間ドロドロとした液が指につき



このおばさんは倒れこんだ





「ぃゃぁ・・いい子だからもうやめて・・・?」




目から血と涙。ドロドロした液体を流しながら言う





まだ死んでいない塊にまだ持っていたナイフを突き刺した




刺してぬき刺してぬき





「・・・・・」








その言葉に返事を返すことなく




ナイフを顔面めがけ振り下ろした




おでこ辺りからナイフが突き刺さる




血が公園の噴水みたいに噴出した




赤い血ではなく黒に近い血の色で




自分の顔に血が飛び散るのもわかるぐらい




ものすごい量の血が噴出す







後悔なんかしていない



こうするしか無かった私には・・・



生きる価値は無いのかもしれない



けど極小さな幸せをも握りつぶした



おばさんおじさんが嫌いだった









そう・・・殺したいぐらいに









人を殺した快感


味わったことも無く


憎しみを解消することでもあり


自分を変えることでもあった




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