ハニーバレーエステート





++++ ハニーバレーエステート ++++




山の上の小さな街、メディケリからさらに約35kmの森の中に
この素敵なバンガロー、ハニー・バレー・エステートはあります。
近くのバス停まで車で行き、そこからは4WDのジープしか入れません。



バス停まで宿のおじさんが迎えに来てくれそこからは
ジープでガタガタ道を登って行きます。



宿までの途中はコーヒー農園。
コーヒーの実って初めて見ました。
今はまだ緑の実だったのですが、これが赤くなったら
焙煎してコーヒー豆ができるそうです(帰ったら写真載せますね)。

コーヒー
=まだ緑色のコーヒーの実=



試しに緑の豆をかじってみましたが、コーヒーの味は全くしませんでした。
カフェインは煎ってから出てくるものなのかしら??
青臭い植物の味でした。



コーヒーの木の他には胡椒の木とカルダモンの木がありました。
胡椒はポトスのような植物で他の木に巻き付くように生えています。
胡椒の実をかじってみたらこちらは立派に胡椒の味がしました。
フレッシュな胡椒はスパイシーですごくおいしい。

胡椒
=アイビーのように絡まっているのが胡椒です=



一方カルダモンは観葉植物のような葉っぱの低木の下の方に
地に這うように這えていました。
こちらもかじってみたらカルダモンの良い香り。
口の中がフレッシュになりましたよ。



宿に着いたら早速お昼ご飯。
ここはレストラン等は常設されていなくバンガローの女将さん
(サリーを着ている女将さんっていうのも変だけど・・・)
が作ってくれる食事だけを食べます。

バンガローの周りにある畑で採れた新鮮な野菜を使って作られた
インドの家庭料理はそれはそれはおいしいものでした。



この日は移動で疲れていたこともありあたりを少し散策しただけですぐに寝ちゃいました。



そして次の日、何と旦那が熱を出してしまいました。
私が彼と出会ってから初めて具合が悪くなった旦那を見ました
(この人も人間だったのね・・・・)
私の風邪が移ってしまったのです。
私の方はすっかりと良くなってしまったので、
残念だけど旦那をおいて一人で短いトレッキングに行く事にしました。



バンガローのおじさん手作りの英語のガイドを借りて出発したのですが、
私の英語の理解力が無いのか、インド人の英語に慣れていないからか、
途中で書いてあることの意味が全く分からなくなってしまったので
そこからはガイド無しで進むことにしました。



一人で山道を進むのは生まれて初めてです。
ちょっと恐いけれど冒険のようでワクワクしてきます。

ここコダグ丘陵は迷路のようで迷ってしまうので注意と
“孤独な惑星”にも書いてあったので進んでいる道の景色を
目に焼き付けながら進みます。



今まではこういうのは旦那に任せっきりだったんだなーって
今回一人で山道を歩いて初めて気付きました。
道が二股に分かれた時は帰り道に違う道に進んでしまわないように
帰り道に方向から見た道を毎回目に焼き付けていきます。

妖精おじさん
=歩いていたら突然おじさんが座っていた!小さくて妖精みたいだった=


二股に道が分かれた時はどちらの道を選ぶか・・・・
以前に読んだ本、聖なる予言では心を澄ませじーっと見つめると
一方の道がキラキラ輝いて見えるなーんて書いてあったので
じーっと見つめていたら何と黄色の蝶々が導いてくれました!



そしてその方向に進んでいくと奇麗な滝が!!
偶然と言ってしまえばそれまでですが、なんだか嬉しくなっちゃいました。



次の日は旦那の具合も良くなってきたので今度は一緒にデイハイク。
二人だと気持ちに余裕が出てくるのでもっと周りの景色を楽しむ事ができました。





この森にはいろんな虫がすごくたくさんいるの!
ダンゴ虫なんて親指二本位の太さで、触って丸めてみたら
駄菓子屋さんで売っている大玉の飴玉みたいな大きさになった!



ムカデはもっとすごくてこちらも親指程の太さで長さは何と20cm位ありました。
真っ黒の動体で足は赤いの!
何十本もの赤い足がザワザワ動いている姿はかなり無気味!



夜には蛍もたくさん飛んでいたよ。
蛍って水の奇麗なところにしかいないんだよね。
そういえばシャワーを浴びていて肌がつるつるするような気がする。
歯を磨いている時もね、水を口に含むと昔おばあちゃん家で飲んだ
井戸水と同じ匂いがするの。
あの土臭いというか鉄臭いというか井戸水独特の匂い。
懐かしいなぁ。



その他、野生の猪、インコの群れ、ものすごい種類の奇麗な蝶々、
蛍光色の黄緑色のバッタ、キツツキ等など
東京では見られないようなたくさんの生き物を見れて面白かった。



そうそう、星もすごく奇麗なの。
夜二人で外に出て寝転がってずーっと星を見ていた。
流れ星もたくさん見たよ。
泊まっている客は私達だけだったのでとても静かで平和な夜でした。



次の日は週末という事もあって西洋人、インド人とたくさんの宿泊客が来ました。

何とナマステカフェであった子連れのオーストリア人夫婦もやってきました。
同じインドを旅しているのでそんなにすごいことでは無いけれど、
オームビーチもハニー・バレーも結構マイナーな所なのです。

やっぱり同じような人種は同じような場所に行きたがるのかしら。



この場所は私達二人ともとても気に入って3日間ステイしました。
次の行き先は久々の都会、マイソールです。


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