猫の箱

マロンの次に我が家へ来た猫は、ネズミの様にチューチュー鳴く、へその緒付きの目も開いていない、ミルク色の赤ん坊でした。それはそれは夏の暑い日、朝から熔けてしまいそうなほど暑かった日。

家族会議の結果、そのチビちゃんには”ミルクプリン・アラモード・デ・シャトレーゼ”＝通称”プリン”ちゃん☆と名付けました。

なぜかって？

ちょうど私達家族が３時のオヤツに冷え冷えに冷えた”ミルクプリン”を頬張っているときに、外猫ミーがくわえて連れてきたのです。それも”シャトレーゼ”というお菓子屋さんの”ミルクプリン”です。

その”ミルクプリン”には縦書きで”ミルクプリン”と書かれた可愛らしいタグが付いていたので、早速、裏側に住所と電話番号を書いて名前札代わりに首から下げてあげたっけ・・・。

私がミルクから育てましたから、この子は私の事をお母さんだと思い込んでいます。絆の強さを測る機械があったら、”プリン”とは凄いことになるという自信がありますねぇ。

わっ、カメラ寄りすぎました！アップに耐えない、ブチャイク”プリン”ちゃん！

”マロン”の次だから”プリン”もおかしくないでしょ。