ねこっぽ雑記

ねこっぽ雑記

2006年01月03日
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 前回の日記に書いた通り、昨日は歌舞伎座の夜の部に行ってきました。例年なら新春浅草歌舞伎の鏡開きに行ってお酒をいただくところなんですが、今年は風邪をこじらせたくないので断念。勘太郎さんからお酒をいただきたかったっす~(泣)。
 そして歌舞伎座。襲名披露公演があると大体初日を観に行くのですが、いつもはなぜか口上のない方の部のチケットを取っていたのです。というわけで今回は口上のある夜の部を観に行くことに。さらに今回は普段は置いていく父親も含めて家族3人で観に行きました。正直言って父親と一緒に行くといろいろ難しいことを言い出してこちらが疲れてしまうんですよ。でもたまには誘わないとね。
 さて公演の感想としてはまあ予想通り。お正月らしい華やかな雰囲気が劇場中に漂っていました……と本題から外れたことを述べているところからお察しいただければと思います(泣)。今月は多分昼の部の「曾根崎心中」が一番いいのではないでしょうか。夜の部の襲名披露狂言である「伽羅先代萩」は今まで玉三郎さん、菊五郎さんの政岡で観たことがあるのですが…新藤十郎さんの政岡は……。とりあえず私は玉三郎さん、菊五郎さんの政岡の方が好きです。
藤十郎さんの政岡は息子の千松が八汐(なんと梅玉さん!)になぶり殺しにされる場面の形が違うのが面白かったです。千松が刺されるとすぐに鶴千代君を上手の一間へ押しやるんです。なので八汐が「他人のわしでも涙がこぼれる」云々と言っているとき、政岡は左手を上手の柱に、右手を懐剣にかけている。普段の形を見慣れていると「えっ?鶴千代君を守ろうよ」と思ってしまうんですが。あとは最初から最後まで雪持ちの竹に雀の襠で通していらしたのが印象に残っています。確か平成13年に同じ場面(御殿)の政岡を演じた玉三郎さん、平成16年に竹の間と御殿の政岡を演じた菊五郎さんのお二方の場合ははじめは雪持ちの竹に雀の襠でしたが途中で別の物に変えたと記憶しています。
 鶴千代君が鶴松君。この間千松を演じた時から比べて随分大きくなっていてびっくり。床下の吉右衛門さんの荒獅子男之助、幸四郎さんの仁木弾正はおいしい一幕。
 口上は派手な舞台装置が話題になっていましたが、実際に見てみるとさほど「うわ~派手だ」という感じでもないです。そしてテレビ中継をご覧になった方はおわかりだと思いますが、なにしろ鴈治郎さんという大物の藤十郎襲名で、口上の席に連なっている方たちはほとんど藤十郎さんより年下の方なので、普段の襲名披露口上のように笑い話を仰る方がほとんどいらっしゃらないんです。大体の方が当り障りのない御挨拶。さすがに今回は左團次さんが恋しくなりました(泣)。
 他の演目は扇雀さんの「藤十郎の恋」、福助さんの「島の千歳」、橋之助さん、染五郎さんの「関三奴」。
 昨日の観劇で特筆すべきはやはり劇場の雰囲気でしょう。初春公演初日、しかも襲名披露公演ということで、幕間のロビーは凄かったですよ。まず扇千景さんをはじめとする役者さんの奥様方やお子さんたちが本当にたくさん。あとは藤間勘祖さん、勘十郎さんやNHKの葛西アナウンサー、古谷アナウンサー、中川アナウンサーに作家の赤川次郎さん。そして昨日の日記にも書いた真矢みきさんなど「おおっ!あの人は!」という方々がわんさか。あとは入り口を入ると大きな大きな鏡餅がど~んと飾られていたり、繭玉や羽子板が飾られていたり……とにかくお正月ムード一色でした。

追記:フリーページの「2005年に観劇した舞台」を、歌舞伎編、文楽・その他編共に完結させました(といっても感想リンクのない公演もあります。ご容赦下さい)。そして「2006年に観劇した舞台―歌舞伎編―」の項を設置し、「ねこっぽ観劇予定」の項を一番下に移動しました。





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最終更新日  2006年01月03日 23時05分39秒
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