りらっくママの日々

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2009年05月27日
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カテゴリ: オレとボク
今日の日記



「アイツとボク36」





  会いたい。すごく会いたいよ。
  でも明日も会社なんだよね。
  オヤスミなさい。


何だか嫌な予感がした…。
急いで返事を書く。


  どうしたの?
  何かあったの?


返事が来る。


  何でもないよ。
  ちょっと疲れちゃったの。
  ごめんね。


コレは変だ。何だかおかしいと思った。
放っておくべきなんだろうか?
でも、放っておいていいのか?


  電話して大丈夫?


待ってる間も気が気じゃない。
もう、聞かないで電話しちゃえば良かったと思って、
カリナの番号を押そうとした時に携帯が鳴った。

「ごめんね…」

いきなり元気が無いカリナの声がした。

「何かあったの?」

「…」

カリナは返事をしてくれない。

「言えないことでもあったの?」

「…ううん。声が聞けて嬉しい…」

ホントにそれだけなんだろうか?
言葉にしてもらえないことがもどかしい。

話を逸らされてる気がする。
ボクはため息をついた。

「ボクはそんなに頼りにならないのかな?」

「そんなことないよ。
そんなことないけど…。」

ボクは返事を待った。

「一つ言い出したら、止まらなくなっちゃいそうなの。
そしたら、嫌な人になっちゃいそうで嫌なの。
自分を嫌いになっちゃいそうなの…」

ボクは時計を見て、ちょっと考えた。

「今から会う?そっちに行こうか?」

「え…?!」

カリナが驚いてるのが声でわかった。
本気で会いたい訳じゃないのかもしれない。

「本当に会いたいのなら、そっちに行くよ。」

ボクは念を押してみた。

「ううん、いいよ。そう言ってくれるだけで充分だから。
ごめんね、本当に。
つまらないことで…困らせてるよね。」

「別につまらないことじゃないし、困ってもないよ。」

ボクは即答した。

「会社のこと?」

カリナが何も言わないので、多分そうなんだろうな…と思った。

「大丈夫、ホントに。ちょっと元気出たよ。
何やってるんだろうね、私…。
疲れてるみたい。」

本当に疲れた声を出したかと思うと、今度は泣いてる声が聞こえる。
かなり情緒不安定じゃないか?
こんな時は、お互いが親といっしょに住んでいることが煩わしい。

「カリナ、明日会える?
何時になってもいいから。会おうよ。
ホントは今だって、ホントにそっち行ってもいいんだから。
明日、会社休んでもいいよ。」

カリナの泣き声が止まって、ボクは返事を待った。

「…ダメだよ、そんなことしちゃ。仕事に響くでしょ?」

「そうだよ。でも、それより大事なことな気がする。」

「ダメだよ、…男は、稼がなきゃ!」

ボクはちょっと笑う。

「稼がなきゃダメなの?」

「そうよ。それで、女の子にプレゼントしてくれるものなの。」

「そしたら、女の子は元気になる?」

「そうね…。ちょっと慰められるかも。」

「女の子は現金なんだな。何が欲しいんだと思う?」

「そうね…、
高級バッグとか、アクセサリー!」

「バカじゃん!」

「ホントだね。」

カリナが軽く笑った声がしたので、ちょっとホッとした。

「ホントに大丈夫だから。
うん、明日やっぱり会いたいよ…。
少しでもいいの。」

「じゃあ、泊まりの支度してきてよ。」

「え…?本気で言ってるの?」

「カリナ次第ではね。」

カリナはちょっと考えてるようだった。
親の手前や仕事を考えると、
平日泊まるのは難しいのかもしれないな。
と、ボクは思った。

でも、ちょっと会うのでは済まないかもしれない。
泣きだすことは覚悟しておかないと…。
それくらい、カリナが情緒不安定になってきている気がした。

「考えておく…ね。」

それから少し話して、電話を切った。
周りが聞いたら呆れちゃうような、
好きとか、会いたいとか、そういうことをお互い言って。

いつもなら、
切った後は、そんなことを言ってた自分が恥ずかしくて、
笑ってしまいそうになるけど、
今日は違った。

明日の仕事のことが頭に浮かんだ。
会うためにはどうするか…。

とにかく眠らなくちゃいけない。
仕事を早く終わらせないと…。

カリナが笑ってくれなかったら、ボクは安心して眠れなかったと思う。

カリナが泣いてる顔が目に浮かんでくる。

遠い。

抱き締めたくても、なだめたくても、

何もできない。


カリナが無理をして笑っているのは明らかだった。

こうして家にいるのが、とてもジレったいことのように思えた。
早く明日になるといい。

そして、顔を見て安心したい。
だけど…。

もっともっといっしょにいる為には、
家をでなきゃいけないんだろうな…。

カリナがボクをとても必要としてるのがわかる。

でも、
それには現実が重くのしかかってくる。

一人暮らし?結婚?

今がその時期なんだろうか?

ボクは考える。




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最終更新日  2010年03月27日 16時59分57秒
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