りらっくママの日々

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2009年06月27日
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カテゴリ: オレとボク
今日の日記


「アイツとオレ52」




「二日酔いだったりしない?」

言われてみれば、ちょっと腹が重い。

「う~ん、そう言われると、ちょっと腹が重い感じだな。
オレコーヒーだけもらっていい?」

「うん。でもストレートだと胃に悪いから、牛乳入れようか?」

お願いしまーす!
オレは返事をした。
アオヤンはそれにパンを食べていた。
カリナちゃんが胃薬をくれた。

帰ろうかな~と思ったけど、
何となく、あの部屋に一人で帰るのが嫌で、
ついついズルズルとアオヤンと話すままにいてしまった。

夕飯の材料を3人でスーパーに買いに行き、
いっしょに作ることにした。

お好み焼きを作る。
カリナちゃんとアオヤンが何だかんだいいながら、
楽しそうに材料を切っていた。
本当にいい夫婦だな。
オレまで混ぜてくれちゃって。

食べ終わると、何だか腹がますます重くなった気がした。
そんなに食べた感じはしなかったのに。
また腸閉塞じゃないかと思うと、
ちょっと嫌だった。

カリナちゃんが胃薬をくれた。

オレはその薬を飲むと、何となく、カリナちゃんの腹を見た。

もしもサキがオレの子供を産んでいたとしたら、
こんな感じだったんだろうか?
どんな子供なんだろう?

何だか不思議な気持ちだった。

「ねぇ、そのオナカさ、触ってみてもいい?」

オレは思わず聞いてみた。

「いいわよ。オナカだけならね。」

カリナちゃんが面白そうに言う。
そりゃあ、胸も触らせてもらえれば嬉しいけどさ。

…と思ったけど、オヤジっぽいので言わずに笑った。

アオヤンにもいいのかな?と思って顔を見たら、
嬉しそうにいいよって感じで頷いてくれた。

触ると卵みたいにちょっと固かった。
と、思うと、グリグリって感じで、いきなり腹が動いた!

「わっ!」

未知の体験に驚いた。
本当に腹で動くんだ?
本当に人が入ってるんだ?

そう思うと何だか感動した。

その時、ふと何か予感めいたものが頭に浮かんだ。

「なぁ、この子女の子?
そしたら、オレの嫁さんにしていい?」

本当に女の子な気がした。
呼びかけてみる。

「お~い!オレの嫁さんになってよ!」

すると、オナカが「いいよ!」って感じでグリグリって動いた。
やった!
と、オレは思った。

アオヤンが露骨に嫌そうな顔をする。

「え~、赤木くんがボクの息子になるの?
勘弁してよ~。
おーい、男でいいぞ~!」

それには腹は反応しなかった。
オレの勝ちだな!
と、オレは意味もなく思った。

「この子が女の子で、赤木くんのことすごく好きになったらいいわよ。
でも、泣かせないって約束してね。」

カリナちゃんは、そう言って笑った。

やった!オレの未来は明るい!
28歳も下の女かぁ~。
頑張って好きになってもらわなきゃな~。

オレはバカなことを考えた。
でも、本当に何だかそうなるような気がして、嬉しかった。

一人の部屋に帰っても、
何だかその幸せ気分をひきずっていた。

けど、腹はずっと異様に痛いままだった。
これまでも微妙に痛かったけど、
こんなに痛くなかった気がする。

また胃薬を飲んだ。


翌日、仕事帰りに実家に戻った。

なぜだか、無償に親に会いたくなった。
帰るとホッとした。

夕食後、みんなでテレビを見ていた。
風呂から出て、しばらくすると、
ひどい吐き気と腹痛が起こって、オレは膝から崩れた。
脂汗が出ている。


痛い

腹が痛い…


母親が慌てているのが見える。

自分に何が起こったのか、わからなかった。

また腸閉塞か…?


ボンヤリとオレは思った。





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最終更新日  2010年03月27日 17時38分45秒
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