エッセーのすすめ

エッセーのすすめ

2004年05月20日
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お師匠さんが言った。

「今日は飯でも食べに行くか!?」

 「やった~!ぜひぜひお願いします。」

「何が食べたい?」

 「そうですね、和食がいいですね。」

「よし、じゃ行きつけの店に連れて行ってやろう。」

ということで、車を走らせて30分。
ある料亭にたどり着いた。

 「うわぁーすごいですね。」



美人な純和風の女将さんが出てきてお師匠さんに向かってこう言った。

「お帰りなさいませ。」

ん?お帰りなさいとは?

「お~只今。」と上機嫌のお師匠さん。

「新顔だから、いつものフルコースよろしく頼んだよ。」

「はい、かしこ参りました。」

「これ、チップね~」と軽く一万円を握らせる。

(う~ん、一度だけでいいからこういうことがしてみた

い。)

「ありがとうございます。」

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そんなことを考えてると料理が次々と運ばれてきた。

「さっ、遠慮せずにどんどん食べな!」

 「ありがとうございます。」

「どうだい、味の方は?」

 「もう、最高です!」



ワインをご馳走しよう。」

 「ほ、ほんとうですか?いや~今日はツイテル!

いえ、もとい。今日もツイテルでした(笑)。」 

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 「本当にご馳走様でした。最高の食事ですよ。

今まで食べた中で。お師匠さん、これお値段すごいんじゃな

いですか?」

「あはははあははははあはははははあっははははははあー」

 「でましたね、久しぶりに。で、今日は何ですか?」

「歯は命。」

 「先に進めましょう。」

「あんたが食べたコースは一番安い材料で作られたもの

ばかりだよ。スーパーの賞味期限ぎりぎりの特売品。」

 「えっ、うそでしょ!信じられない。」

「あんたは気分を食べてたんだよ。気分を。」

 「気分ですか?」

「このことから、二つのことを学べる。一つは気分が

最優先して大切だということ。お客様には気分良く。これは

鉄の掟だな。」

 「はい。」

「それと、決して、外見やイメージで物事を判断してはいけ

ない。往々にして人は外見やイメージに弱い。だから、

儲け話にすぐに騙される。こうすれば儲かりますよって

話にすぐに乗る。」

 「私も過去に苦い思い出があります。」

「ははは、そうかい。ちょっと冷静になって考えれば分かる

よね。本当に儲かるのだったら、なぜ本人がそれを使って

もっと儲けないんだい?百歩譲って、実際に儲かったとしよ

う。そして、それを広めたいと。なぜ有料なんだ?おかしい

よね。無料でやれよって。ボランティアで。でもしないよ

ね。なぜか?もっと儲けたいから。でも、そんな詐欺まがい

なことをして儲けても待ってるのは地獄だけ。何人も

見てきた。悪因で作ったお金は悪因を呼ぶからね。」

 「はい。」

「多くの人は見ていない。自分が見たいように見てるだけ。

そうではなく、心の目で観る事。そうすればもっと

多くのものが見えるようになってくるから。」

 「ありがとうございます。」

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最終更新日  2004年05月21日 06時56分53秒
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