豪州ちゃんぽん

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2012.09.08

BenttoHouse 備忘録　４

カテゴリ：海外で暮らす、仕事する？！

完経済的不満をかかえ、口出ししないと言っていたお店のやり方にだんだん干渉して来るオーナーにフラストレーション満載のだんなシェフ、ほとんど口をきかないようになっていて、私はまるでスイングマネージャーなのだった。

それでもじりじりと売り上げは伸び続け、仕込みもふえるし、ストックやオーダーも量が増えて来た。

アイキャッチして伸びたドリンク販売

Officeのミーティング用に、とケータリング

密かな人気のテリヤキサーモン弁当

ここで特筆したいのは真面目なスタッフ、韓国人のVちゃんと日本人Nちゃん、そしてVちゃん彼氏のJ君＝日本語ペラペラ。
彼らがいなかったら、成功しなかった＆つづかなかったであろうベントーや、しっかりした働きと笑顔に心から感謝しております。
毎朝、手巻きで200超えのスシロールを仕上げて売って、ストックテイクもレジ締めもやってくれる優秀なメンバーラッキーだった

そうこう言ってるうちに２ヶ月目も売り上げを落とさずに経過、この辺りでさすがに不協和音が大きくなった。
我が家とイラン人オーナー、さらに私とだんなの思惑がずれ始めた。
２ヶ月目の収入は二人で2400ドル、こちらで最低額の仕事となりました。

と、いうところで友人のグレートヘルプ、弁護士さんよりサインしてしまった契約がほとんど役に立たないことと、つまらない人情は捨てて一気に撤退せよとの助言で話は一気にすすみだし。。。。

１週間で撤退、と電話を入れたあとも、コレだけのショップを閉めるのは忍びないと引き継ぎに１週間、なぜか急に元気になったイラン人オーナーの奥さんが出て来て、だんなの引き止め大作戦、がっ！コレが裏目

コレだけ出せばいいだろう？と条件を出しつつ、キッチンに口出しして、本音が爆発。
おれはボスだー言う事聞けー、お前は料理だけやっってればいいんだー、と？
金曜日の閉店後にメール連絡をして月曜日に荷物をもってかえれーってことで、あっけなく、The end

血と汗と涙で作り上げたベントー屋を去ることに。
朝の６時半に行って、お店のキティちゃん、ガンダム、自前の包丁、工具、トレーなどを引き上げて、韓国人スタッフに挨拶をして帰宅。Vちゃん泣いちゃうし。。。ごめんよ〜

実は怒りとｲﾗｲﾗの念にまかれて、つかれきってしまっていたっぽい

そして今週、韓国人カップルがさすがに質の低下とオーナーのやり方に閉口してやめることにした、と連絡が入ったのが昨日。
アジア人なしでスシやは無理だろうな。。。ﾔﾚﾙﾓﾝﾅﾗﾔｯﾃﾐﾛ

先が見えない、と韓国カップルを引き止めはしたのだろうけど、時給も上げず、仕事料は増え、忙しさにかまけて、お客さんに「うちはいそがしいのよ、いやだったら帰って！あなたのお金なんか要らないわ！」と言い切ったというイラン人オーナー妻の話には驚くより、笑うしかないのだ

オースはスモールビジネスを起業して、まんま売れるシステムがある。

機械では出来ない最後の砦なのだ、いかに効率よくきりもりするかが大事だし。

なぜ日本食なのか？と言う質問に俺は日本人が大好きだからだ、といったイラン人オーナーの言葉には感謝することにしても、超えられない文化の壁は厚過ぎた。

じつはお蔵入りした幻のメニュー、準備していたテリヤキボウル。