I'll Sleep When I'm Dead!

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中級編-スランプとの闘い-

英語学習法

中級編-スランプとの闘い-


 自分が英語中級者だと自覚したのは大学に入ってからのことです。中級というのが実際にはどういうレベルなのか具体的にはわかりませんが,「とりあえず」読める。「とりあえず」書ける。「イマイチだけど」聞ける。「なんとかすれば」話せる。まあ,この辺が中級なのかな,と思っています。
 この頃の勉強法は取り立てて述べるまでのことはないのです。というのも,大学に行っていたおかげで,与えられたものをこなすためだけに英語を続けていたからです。
 ですが,それをこなしていく上でどうしても避けては通れないのがスランプでした。ここではそのスランプの対処法について経験から語ってみたいと思います。と,言いつつ,今もスランプに陥っているような気がするのですが・・・(^^;;

スランプの症状

1. 課題の論文などを読もうとすると,まったく意味がつかめない。
2. やる気が起きない。
3. 知っているはずの単語なのに意味が思い出せない。
4. m, n, w, n, のような文字が続くと,紙の上を這っている虫のように見えてくる(^^;; つまり,文字として認識できなくなる。
5. 突然どんなに短い文章もわからなくなる。
6. 長い文章を読んだ時に読んだそばから内容が消えていくのが実感できる。

スランプからの脱出法

以前,恩師から興味深い話を聞きました。元プロ野球選手の長島茂雄と王貞治両氏は,スランプに陥った時の対処法が正反対だったそうです。長島さんがスランプの時には野球を全然練習しなかったのに対し,王さんはスランプでも野球の練習をひたすら続けていたとか。私自身は王さんタイプだろうな,と思い,スランプに陥った時でもとにかくひたすら英語を勉強していました。が,やればやるほど深い溝にはまって出られなくなりそうで結局何もしない時期が続きました。1ヶ月もサボっていると,どういうわけかまた無性に英語を勉強したくなるものなのです。ということで,スランプ時の対処法は「何もしない」のが一番合っているようでした。

その後,何度かスランプを経験しましたが,ある日「何もしないのも良くないな~,何か簡単なことをやってみよう。」と昔買ったまま読まずに置いておいたYOHANの1000語シリーズ(英語学習法初級編参照)を読んでみたのです。すると,気持ちがいいほどに英語が単語が並んでいる順に頭に入っていくではありませんか!まるで日本語を読むときのように頭の中で絵を描きながら読むことが出来るのです。それからはスランプに陥ったら簡単なものを読むようにしました。

ところが,大学で毎週1本ずつ英語で書かれた論文を読まなくてはならなかったのですが,これはかなり大変でした。とにかく読めないのです。格別文章が難しいわけでも単語が難しいわけでもないのですが,とにかく論文の全体像が見えてこないのです。筆者が何を言いたいのかがわからないのです。恩師に相談したら,その論文を読むのに必要な知識が足りないことを指摘されました。3回生で語法・文法のゼミに入った当初も英語の論文が読めなくてどうしようかと1人悩んでいましたが,先輩から「たくさん読んでるうちになんとなくわかってきますよ。」とのアドバイスを受けました。それでどうにかこうにか自分の卒論に関する論文はいくつか読んで大きな読み違いもなく無事に卒業できたのですが,いまだに論文は苦手です。誰かいいアドバイスがあったら教えて下さい。

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