「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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*My Dear Snakes*
飼育法
初めて飼われる方など参考にどうぞ。(クレームは受け付けませんw)
ちなみにこの飼育法はコーンスネーク、カリフォルニアキングスネーク、ボールパイソン等に当てはまります。
現在の飼育環境(冬バージョンです)
↑外観はこんな感じ。よく見えませんが、中は2段にしてあって、上の段の方が温かくなるので、消化中の個体など上に置きます。
中はこんな感じ。
さて、本格的に寒くなって来たので、飼育環境を見直し、保温電球を導入。
*カイロは使わない方がいいです!
蛇が風邪をひくそうです。
ケージがすっぽり入るプラケを用意。(発砲の箱よりイイです。)中にピタ適を敷き、保温ライトを設置。
消化中などの個体はシートヒーターの真上に置く。逃げ場は作る事。
電球がプラスチックに当たらない様に注意する。
外気をあまり入れないため、フタをする。(タオルでもかなり保温効果はあがる。)
やり方はひとそれぞれですので参考程度にね。
ちなみにライトは、光がパァッとでるタイプは蛇の目に悪いので、かすかに中心部が光るだけで、
ほぼ光の出ない保温電球を使用。40ワットで夜でも30度は軽く保ちます。(やり方にもよるけど)
ケージ&床材
うちでは今全てのケージに衣装ケースを使用しています。
プラケースはフタがきちっとしまっていない事に気付かない事が多いし、脱走されやすそうなので使っていません。将来はアクリルのケージにしようと思ってます。
床材はベビーにはキッチンペーパー。少し育った個体にはウッドシェイプ。
これが安いのを見つけまして。
100均で10リットル入りを見つけました。パインですが、ヘビには大丈夫でしょう。(よくないと言う方もいます)
実際使っている人は多いです。
心配な人は、アスペンをお勧めします。
給餌
2-Dは9月生まれなのでもう少しで生後3ヶ月。Vegaのハッチ日が不明ですが、体長が変わらないので、与える量は二人とも同じです。
現在は3日に1度、ピンクマウスSサイズ×2を与えています。(生後2ヶ月になる日の前日までは、3日に1度、ピンクS×1でした。)
給餌、消化、消化、給餌....と言う感じなので割と慌ただしいです。
やっぱり、個体の様子を見てタイミングをはかることが重要だと思います。
決めたからといって、消化しきっていないうちに呑ませたりすると、吐き戻しの原因となります。
順調に消化していれば、バンバン呑ませていいと思います。
初心者には、早く成長して安定してもらう事が重要だからです。
2-D
: 生後2ヶ月まで→ピンクマウスSサイズ×1/3日
生後2ヶ月から→ピンクマウスSサイズ×2/3日
生後3ヶ月から→ピンクマウスSサイズ×3/5日
生後4ヶ月から→ピンクマウスMサイズ×2/一週間
Vega
: 生後3ヶ月で家にきた。その日~から→ピンクマウスSサイズ×2/3日
生後3ヶ月から→ピンクマウスSサイズ×3/5日
生後4ヶ月から→ピンクマウスMサイズ×2/一週間
*Vegaは、家に来る以前の給餌ペースが遅かったため、大きさは2-Dと殆ど変わらないか、小さいくらいなので、参考にするには2-Dが一番良いと思います。2-Dは生後2週間強で家に来たので、正常なペースで育っています。
マウスの解凍法
ウチでは100均の小さな雑炊用の釜に45~50度のお湯を入れ、マウスを直接ボチャンしてます。
これでにおいが消えると心配する人もいますが、問題ないです。
お湯に浸かったマウスを持った指にも反応するくらいですから、においは充分です。
お湯から出したら、キッチンペーパーで水分を良くふきとって与えます。
お湯につける時間は、5分あったら長いくらいで、人肌でもすぐ解凍してしまうくらいなので実際は2~3分でいいでしょ。
あ、これはピンクマウスSサイズの場合の話なのでご注意。
今Mですが、大体5~10分で完全解凍です。
脱皮
脱皮は普通は大体月に1度のペースだと思われます。成長期には月に2回なんてこともあるみたいです。
白濁を見分けるには、目玉を見るのが手っ取り早いです。スノーだと特に分かりづらいですから。
うちのは毎回、1日目→ほんのり目が白い 2日目→明らかに白濁している 3日目→元に戻って澄んだ目に。 4日目→脱皮(あくまでスノーの場合)
ってパターンです。どこも同じだと思いますが。
保湿は怠ってはいけません。うちは白濁中には1日に1~2回ヘビに直接霧吹きで水をかけます。ケージ全体に噴きかける時もあります。
水苔を使う人も多いみたいなので、それもいいと思います。
適当な大きさのタッパー(シェルターにちょうどいい大きさ)に水苔を詰めて蛇を入れればOKです。
トラブル:吐き戻し
ヘビに特に多いトラブル、吐き戻し。
幼体時は命に関わってくる事も少なくないので、要注意です。
吐き戻しの原因はいくつかあるようですが、私が経験したのは単に食べ過ぎによるものなので、それについてだけ書いておきます。
それ以外が原因となると、割と深刻なようなので、早急に適切な処置を必要とすると思います。こんなとこにいないで他サイトや病院を探しましょう。
さて、飼いやすくなってきているとはいえ、拒食や吐き戻しなど、トラブルの耐えないヘビたん。今回の吐き戻しで私が学んだ事....
*やっぱり温度は重要。
*ヘビの方は、自分の胃袋の限界を知らない。
*吐き戻しを軽く考えてはいけない。
*嘔吐物は凄く気持ち悪い(おい)
以上。
まず温度。これはやっぱり気を使うべきところで、ベビーには凄く大事です。特にこれから寒くなる、とかいう季節の変わり目なんかは注意が必要。
はっきりいって、冬場はプレートヒーターだけじゃ持ちません。
保温方法については前に説明したので書きませんが、とりあえずひからびない程度にあたためるのがいいかと。暑さの方が弱い蛇ですが、寒い方が実際トラブルは多いのでは?
その辺の加減は飼い主がしっかり調節しましょう。
次に、ヘビが食べれるだけ食べてしまう件について。
ヘビは胃が弱いくせに、個体によってはあげるだけ呑んでしまうようです。
実際うちのVegaがそうでした。私が無知だったために、調子に乗って呑ませたら、2、3日後にドロドロのマウスだったものを吐き出しました。
しかも「まぁ平気だろ」という軽い気持ちで、吐き戻したその日に再度マウスを呑ませてしまったんです。
もちろん翌朝吐き戻し。その後も数回に渡り、体に残っているものを少しずつ吐きました。蛇は想像以上に繊細な生き物です。
幸い、5日の断食生活を経て、6日目に、ピンクマウスの頭部を難なく呑み込んでくれました。吐き戻しが原因で拒食なんか始めると、これまた大変。
まだ完調には遠いのでなんともいえませんが、今日排泄もしたし、胃の調子は確実に回復しています。
マニュアルなんて無いと思いますが、とりあえず吐き戻したら、暫くは餌を呑ませてはダメです。当たり前の事に思えますが、案外初めてだと意味の分からない行動をとってしまうようです;(私だけか)
断食の長さも、個体と相談しながら..。普段から世話している人が見極めなければいけませんね。
焦るのも禁物です。
トラブル:脱皮不全
うちでも起こったので書いておきます。
おそらく比較的軽い不全だと思うので、それをふまえてお読み下さい。
不全を起こしたのはスノーの個体。
通常私が把握している脱皮迄の流れですが、
白濁かな?(1~2日間)→確実に白濁してる(1日~2日間)→白濁戻る(1日)→脱皮
ってな感じ。あくまでスノーの場合です。
で、今回は何が異常だったかと言うと、白濁が戻ってから4日経っても脱皮しなかった点。
2日の時点でおかしいと感じたので、その日からは1日1回の温浴をさせて様子見。
温浴は、ケージに水深2~4センチのぬるめのお湯をはり、ヘビをぼちゃんしてケージのフタをしてしまいます。
ちょっと可哀想だけどヘビのため。驚くけどそのうち慣れる。
今回は白濁戻って4日目の温浴でやっと頭の皮が剥がれました。
お湯に入っていると徐々にですが剥がれてきます。
それでも剥がれない場合は、剥がれている皮をそっとつかんでペリペリ剥がしましょう。
わりとベリっとやっても問題なかったです。
くっついたままの方がよくないらしいですし。
実際肛門付近の皮は排泄の度にささくれて汚れていました。
と、今回はこんな感じです。
やっぱり白濁中の保湿はきちんとしないとね^^;
トラブル:ダニ
通販だとたまにダニをつけた個体を送りつけるとこがあります。
室内飼いでもつかない保証はないので駆除法は知っておいた方がいいかも。
ちなみに目に見えるダニはヘビの鱗のすきまにくっついています。
うろこが立っているのですぐわかるはず。
駆除法その1 「水浴び」
これはヘビが自然とやる事もあるのですが、目に見えるダニを落とすにはかなり効果的です。
タッパーなどにぬるめのお湯か水を満杯ぎりぎり迄入れて、そこにヘビを浸けますw
10分くらいは余裕なので、放置します。
すると大抵のダニは窒息してヘビの体から離れてくれます。
これはヘビにも優しいやり方ですが、本当に目に見えるものしか駆除できません。
うろこの中の中まで入っていたり、鱗に入った空気で生き延びるダニがいるからです。
また、ダニの卵も水では洗い落とす事ができないそうです。
そこで...
駆除法その2 「殺虫剤」
ダニを寄せつけなくする薬が上のバポナ。しかしヘビに害がないと言う確証はなく、むしろ有害であるとの声も多い。
できれば使わない方がいいかも。
使う場合は、フィルムケースに4分の1くらいに切ったバポナを入れ、通気穴をいくつか開けてケージ内に放り込めばOK。
絶対にヘビが直接触れる事が無い様に。
それからよく使われるのか「フロントライン」。
これは犬や猫に使われるノミ、ダニ取りの薬です。
犬や猫の背中に数摘たらすだけで、数時間でノミがいなくなるというすぐれもの。
これをヘビに使う場合は、直接たらしてはいけません。
これに含まれるアルコールの臭いでヘビがやられるそうなので、
まずティッシュなどに薬を染み込ませ、暫く放置してアルコールが抜け、刺激臭が薄れたら、それでヘビの体を拭きます。
犬猫の場合2、3日風呂に入れては行けないのですが、ヘビの皮膚は弱いらしいので、数時間したら一度温浴なりさせた方がいいかもしれません。
それで薬の効果が薄れる事はあまりないそうです。
効果は1ヶ月持ちます。
多頭飼いの場合、必ず全員いっぺんにやりましょう。
薬を塗っていない個体に移動する恐れがあります。
あとは、ケージの四隅に塗るだけでも大分違うようです。
駆除法その3 「床材」
私はフロントラインとバポナの他に、床材を変えました。
写真はセイヨウスギからつくられた猫のトイレ用の砂です。
ノミ、ダニを寄せつけないので、徹底的に駆除したい方にお勧め。
ただ保温性はイマイチなので温度管理は怠らずに。
一つ心配なのがかなりの刺激臭がする点。
実際この床材でヘビになんともないのを見たので使用していますが、
個体によってはなにかあるかもしれませんのでご注意を。
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