虹色のパレット

虹色のパレット

2019.10.25
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9:45am~1:45pm、4時間、670階段を歩いて来たお年寄りにですよ!

ねえ、お母さん、黄色のツアーが、2:45㏘に出るから、
丁度いいね、他はみんなもう出ちゃった。

ええ、また行くの?
大丈夫かな~。

行くの、行かないの?

行く行く!!

じゃあ、チケット買っとくね。
後、45分あるから、十分休めるよ。

はー。

車に戻って、持参の食料を頂いて・・・。
どんな食料を頂けば、そんな力が出るの?

木の実(アーモンド、クルミ、カシューナッツなど)や、
種(ヒマワリの種、チヤシード、ヘンプシード、黒ゴマなど)、レーズン。
果物、野菜。
自家製全粒パン。
まあ、こんな物をいつも持ち歩いて、お腹がすいたら食べている。

どんなベンチより、車の座席は休まる。
と言っても、あの4時間のツアーの後の正味30分の休憩。
決して、よく休んだととは思えないが・・・。

2:30pm

2:45㏘には出発だから、
それまでにトイレに行ったりした方が良いから、
と娘に促され・・・。

出発。


以前に載せた、ケーブの地図だが。
午前中は、右側に伸びている長い青いコース。

赤のコ-スもいいねと言っていたが、
それは、ランタンの光にだけ頼って行くツアーだから色々見えない。
それに、簡単なコースの様だし。

見えた方が良いから、黄色の
エクステンデッド・ヒストリック・ツアー
(2 1/4時間、2 1/4マイル、540階段)。
他のツアーは出ちゃってるし、これが良いよ。

と言う事で、またも、540階段!!




これも前に載せた、地中のケーブの模型だが、
この黄色いツアーは、始めの部分、赤や緑と一緒の所は、
この模型で上の方にある太いケーブだが、

赤や緑から分かれて、急カーブして黄色になっている所は、
模型の下の方に伸びている、本当に細い洞窟だ。





これは、バスには乗らないで、
ビジターセンターから林の中の道を5分くらい歩いたところから、出発。







堂々とした入り口。
急な階段が始めから続く。

エクステンデッド・ヒストリック・ツアー 1

ビデオには写っているが、入り口の岩からは水が落ちている。
また、前方に入り口のゲートが写っている。





後ろを振り向くと・・・。


そして、


このまま少し進むと・・・。





前方に見えていた、しっかりしたゲートが現れた。

オープンな洞窟かと思っていたら、
外界とは完全にシャットアウトされている鉄のしきりと、分厚いドアが有った。
回転ドアは無かったが( ^ω^)・・・







何か、広々としていて、整然としている。

青のツアーとはまた様子が違い、
とても楽しみ。
わくわくドキドキ。




前、国立公園のパンフで写真をお見せした、
ロタンダ(円形大広間)。

この洞窟は、一番初めに発見され、人間は色々な事に使ってきたと言う事だ。

ここには、石碑のようなものが立っている。





あのパンフの写真の様に全体を写すことは出来ないが・・・。

その巨大さ、







以上の何枚かの写真から、
雰囲気だけでもは伝わると思うが・・・。





真ん中には、古い時代に使われていた道具や、
鉱物を精選するための仕掛けや、





建造物がそのまま残されていた。





真ん中には、結構大きな仕掛けが残されていた。
後ろに見える階段は、当時使われていた階段だ。






今は、使われてはいないが、
この様な階段を作って職人や労働者たちは出入りして、
仕事をし、採集した鉱物などを地上に運搬していたと言うだ。

色々な歴史的遺物が沢山有る所から、
ヒストリックツアーと呼ばれている。




これも再掲だが、パンフレットに載せてあったロタンダの全体像。


凄いね~~。
いったい誰が何時、如何にしてこんな巨だな広間を造ったんだろう!!!

ただただ感嘆するのみ。

マンモスケーブの名前の出来た由来だ。







ブロードウエーと呼ばれる可なり広い整備されたような道を進む。





メソジスト・チャーチとか、
ゴシックアベニューなどを進んでいく。

メインケーブで、上の模型では、太い洞窟だ。
幅も広く、あ、楽ちん楽ちん。
赤も、黄色も、緑のツアーもこの辺まではみんな同じケーブを進む。

ただのヒストリック・ツアーは、有る所で大きくカーブするが、
このツアーは、そのまま、赤と一緒に進む。

と、



この様な、石造りの小屋のようなものが見えてきた。

これは、1800年代、当時、結核は不治の病。
治療法は何もなかった。
入院しても、何もできない・・・。
死を待つばかりの患者たち。

そこで、治療をしていた有る医師が、
ケーブで働いている労働者が途方もなく健康体なのは何故かと考えた。
もしかしたら、このケーブの清純な空気が、
人の体を健康にするのではないかと考えたと言う。
全くの仮説だったが・・・。

そこで、自分が面倒を見ている患者に話をして、
ケーブに入って治療してみたい人を募ると、
どうせ死を待つ身なら、と何人も希望したと言う。

で、この様な小屋を作って、患者を収容したそうだ。

食物などは、外部から運び入れ、面倒を見ていたそうだ。
希望により、短い期間の人も長い期間の人もいたと言う。

でも、結果は努力もむなしく芳しくなく、快方に向かう患者は居ず、
一年以内に閉鎖されたと言う、
ちょっと悲しいヒストリーだ。

その小屋跡が、3個ぐらい残されていて、ツアーのコースに入れてある。

こんな暗がりに、ろうそくの光だけで、寝起きしていた患者が何とも可哀そうだ。
もし、最低、体には何らかの良い兆候が表れても・・・。
精神的にはかなりきつい状況だったに違い。


このツアーが、
エクステンデッド(拡張)・ヒストリック・ツアーと呼ばれる所以だ。

黄色だけのヒストリック・ツアーには入っていない。

赤のツアーは、このまま、メインケーブを進むが、

もしそうなら、楽ちんコース・・・。







所が、我々は、少し引き返して、ヒストリック・ツアーのコースへ戻る。

其処は、巨人の棺桶と呼ばれているところで、
其処から、この写真の様に、地細い、狭い洞へと下りて行く。





正に、もう出ることのない、巨人の棺桶か。

模型では、本当に細い洞窟に見える所だ。

ぶるぶる。







下り切ると、ちょっと広い、Woodenn Bowl Room 木の広間と言う所に出る。
これが、棺桶と言う訳か??><

ガイドのお姉さんは、簡単な道と思っているかもしれないけど、
これから、低かったり、細かったり色々大変なところを進むから・・・。
と、くぎを刺しり、それから、
でも、短くて本のちょっとの間だから大丈夫よと安心させたり・・・。


興味津々。

細い道に出て・・・。




少し行くと、道は細いまま、
Sidesaddle Pit 
(女性が、馬に乗るとき跨らないで片側座りをする鞍と言う意味の穴)の横を通った。

巨人がこの穴に横座りをして・・・。
暗くて怖い・・・。





底なしの穴。

ぶるぶる。

穴の壁とか巨大な神の建造物、
ここから落ちたら怖いね~。


と思っていると、





Tall Man's Misery、
背の高い男泣かせの道に出た。


小粒なカズ姫でも背をこごめて歩かなければならない。
もう出たかと、頭を上げるとまだ低い天井で、
天井に頭をぶつけて、「アッ、痛❢」と何回も言った。






模型の、細いチューブそのもの。

正に、背の高い男泣かせの場所だ!!!


短いツアーだ、一気に一回で仕上がるだろうと侮っていたが・・・。

どうしてどうして、これから、最後の山場も待っている・・・。












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最終更新日  2019.11.01 09:40:43
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