オデンの中身
これは、ある中学校の校長の話である。
オデンの鍋の中には、様々な具がある。
具の一つ一つが、自分の持ち味を出してオデンの味を作っている。
昆布はダシを出すことによってオデンを美味しくする。
大根自体は味はあまりないが、外の具が出した味を吸収してあの味を出す。
どれ1つが欠けても美味しいオデンにはならない。
これからの人生の中で、自分は必要のない人間だなんて絶対に思わないで欲しい。
あなたたち一人一人が、持ち味を生かした 「オデンの具」
になって欲しい。
正にその通りだと思う。
桜は桜、梅は梅。
無理をして桜が梅になる必要はない。
社会は様々な人間で構成されている。
地球自体が巨大なオデンの鍋なのだ。