10月13日(火) 〔可愛い子♪〕
ここは列車の西安駅である。
想像していたより遥かに大きな駅である。
10:58発の列車に乗るのだが、見ての通り駅の時計は10:20を指している。
空港ほど厳しくはないが、セキュリティーチェックがあるため、少し早めの到着となったのだ。
1車両貸切とまでは行かないようだが、メンバー1人につき4つの軟座シートが用意されている。
しかし、全員が座席に着くまでには多少のトラブルがあった。
まず、指定席のはずなのに人が座っていて席が空いていない。
チケットと座席番号を照らし合わせてみたが、確かに我々の席だ。
なので、車掌を呼んで座っている人に移動してもらった。
だって、蘭州まではNIJIたちが買ってあるシートだもんね?
彼らは、国民性というか何というか、座席指定だろうが何だろうが、空いている席は何処でもかまわず座ってしまうのだそうだ。(*^^*)
次はスーツケースなどの荷物である。
我々の車両から5両も後の車両に積み込まれていた。
お陰で車内を移動する騒ぎとなった。
しかし、女性と高齢者には座っていてもらう事にした。(*^^*ゞ
NIJIと数人の男性陣有志が、メンバー全員の20個以上もある荷物を自車両まで移動させた。
何回も往復する姿に各列車内から奇異の目が注がれた。
ようやく落ち着き、8時間の列車の旅が始まった。
車内では満を持したように宴会が始まった。(^〇^)
紹興酒や白酒といった、アルコール度数の強い酒が各テーブルに飛び交っている。
それぞれ何処で買ったのか、おつまみなども回って来た。
NIJIも昨日の夕食時、西安のレストランで買った人参・不老草・枸杞など6種類の薬草が配合されたお酒を他のテーブルに回した。
飲みながら中国語の勉強する人。
飲む手を休めて観光マップを確認する人。
あるいは食事をする人もいる。
♪線路は続く~よ ど~こ~ま~で~も~♪
♪黄土は続く~よ ど~こ~ま~で~も~♪ (*^^*)
中国は大きくて、とてつもなく広い。
車窓から見えるのは、果てしなく続く黄土高原だ。
黄河の黄色く濁った水は、この黄土が流れ込んでいるからだという。
この景色が8時間も続くのだから驚きである。
日本では、あまり見かけない光景だ。
まだまだ続く。
果てしなく続く。(^〇^)
疲れて寝る人もいる。
こちらは飲み疲れかな? (*^^*)
2~3回しか停まらなかったのだが、列車が蘭州に近づいた頃、何処から乗り込んだのかNIJIの後部座席に可愛い男の子を連れた親子連れがいる事に気が付いた。
あまりの可愛さに、酒の肴にしていたお菓子や手を付けていない果物など、手当たりしだい子供に手渡した。
降りる際、子供を抱かせてもらい頬にチューをした。(*^^*ゞ
何処の国にでもいるような、仲の良い微笑ましい家族だった。
大きくなったら両親を連れて日本に遊びにおいで! d(^-^) ネ?
続いて 「我爱你」
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