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2004.11.11
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カテゴリ: 映画感想
(この感想日記はメイン日記から移してきたものです)


ストーリー。

今日も1日が始まる、いつもと変わらない平凡な1日が。
そのはずだった。

マックス(ジェイミー・フォックス)はロサンゼルスでタクシードライバーをしている。勤続12年。
いつもの様に車を磨き、車内をキレイにした後で写真を飾る、島の写真だ
それはマックスの心のよりどころ、モルディブ諸島の写真
仕事をしながら、休憩中、イヤな客を乗せた時、チラッと見る事が彼の慰みだった

夜になって一人の客を乗せた。明日に初公判を控えている検事のアニー(ジェイダ・ピンケット=スミス)だ。

大切にしていたモルディブの写真を、アニーは自分の名刺をそれぞれ渡した。

わずかに心がふれあった時間、ぼーっと彼女の事を考えていると男がノックしてきた

次の客、ヴィンセント(トム・クルーズ)は何度目かのロサンゼルス訪問だった
彼はこの街が嫌いだった、マックスに言う
「地下鉄で男が死んでいた、6時間も死んでいる事に気が付かなかった、誰も」

目的地に着くとマックスに話しを持ちかける
自分は今夜中に5人の元を訪れた後、友達の所に寄らなくてはならない、どうだろう?
一晩ドライバーをやってくれないか?$600出すよ

高額の報酬に引かれ仕事を受けるマックス、ヴィンセントの指示で裏手に車を回し彼を待つ。

遅い夕食をパクつきならがヴィンセントを待っていると、その上から男が降ってきた!
仰天して車外に転がり出るマックス、そこに戻ってくるヴィンセント、男が落ちてきたと告げると



ヴィンセントは実は殺し屋で、今夜中に5人殺す依頼を受けていたのだ!
車はやるから見逃してくれと頼むマックス、だがヴィンセントは断り男の死体を
車のトランクに隠し、次の場所に行くよう命令する

マックスとヴィンセントの長い夜が始まったのだ。



感想。


どうしてどうして!このタクシードライバーのマックスもスゴイ良いじゃないですか!
いつかリムジンサービスの会社を興したいと思ってはいるものの、なかなか実行に移せないまま
だらだらと平凡な毎日に浸かっている男という結構、身につまされる役ですが(笑)
これが良い!奇をてらわず、実に実直に演技してて、その抑えた感じがまた良い!
人に聞かれれば「こんな仕事!」とは言うものの、マイケル・マン監督らしくそこはやっぱりプロ
ヴィンセントに時間はどれくらい掛かる?と聞かれ実に的確な理由から到着時間を算出して
その時間通り着いてみせる、12年もタクシーに乗ってる男の凄さですな、しかしそのせいで
ヴィンセントに気に入られてしまうのだから、人生とは上手くいかないものです(笑)

一見、冷徹ながら実は内部に熱いモノが煮えたぎってる男を、一見クールでナイスガイな(笑)
トム・クルーズが演じてるのもハマってるな~、正直観るまでは「悪役、どうだろう?」なんて
思ってたんですけどきっちり出来ました、いやお見事!これでやっと「イイヤツ」から抜け出せるね
キッチリ、実にキッチリ仕事をこなすプロの役はそれまでの映画でもやってますけど
今回は完全な悪役、一晩に殺しを5件こなすプロの殺し屋、それも随所に彼の歩んできた
人生が垣間見えるセリフ、演技で単純な殺し屋になってない、そうはさせなかったトム、お見事!

この映画、基本はこの二人の車中・車外での絡みがメインです、主要なキャストも後二人しか居ません
そのうち一人はイイとこまで追いながらアッサリ撃ち殺されちゃったりして(^▽^;)
このギャップが良い方に働いて観ているコッチは「ああ!残念!」といつしか感情移入
そう思った時には、監督の思惑にすっかりはめられてます(笑)

監督は、マイケル・マン。僕は恥ずかしい事に「ヒート」しか観ていませんが
その「ヒート」は大好きな映画の一つですね。あのアル・パチーノとロバート・デ・ニーロが
共演したのに、「本当に一緒に出たの?」ってくらい同じ場面に出てる事が無かった事で有名な(笑)
まあ、それは冗談ですが、この「ヒート」でも「コラテラル」でも同じで
プロフェッショナルな男の一対一のぶつかり合いが実に楽しく見応えのある作品です
この監督はキャラクターの心理描写とかを実に丁寧に描いてくれるから好きです。


時間的に言えば、わずか一夜の出来事なんですが、この出来事が二人の男にとって
これからの人生において決定的な効果を与えてしまう出来事になっています
マックスもヴィンセントもこの事件の前には戻れない、そして戻ろうとも思わないであろう
心の移り変わりを丹念に見せてくれます。

お互いがお互いの存在によって、何かを決定的に変えてしまう(変わってしまう)

この「何か」がなんであるか、ここで言ってしまっても差し支えは無いとは思いますが
やっぱり劇場で(もしくは家のテレビで)ご自分の目でご覧になるのが一番でしょう

いや、実は言いたくてウズウズしてるんですが(笑)


物語自体はシンプルなモノです、ひねりは入ってませんが、問題ありません
監督が見せたいのはそこでは無いからです、あくまでマックスとヴィンセントだけです
ですから安心してハラハラドキドキしちゃってください(笑)
それからキャストを観て深読みしすぎない事!贅沢な使い方するわけ無いからです
マックスと同じ気分で観ましょう(笑)ばらしてるようなもんだな、この書き方(^▽^;)


それにしても
「ヒート」でデニーロがやった役が「ヴィンセント」
同じような、ノータイで高いスーツ着て無精ヒゲの男が「ヴィンセント」
・・・最初の想定役者はデニーロ?もしかして?



とにかく
これまた良い作品です!
渋い男の心の対決が観たければ、新しいトム・クルーズを観たければ

是非!観ましょう!お勧め!


今日はこの辺で。ではでは







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最終更新日  2006.01.03 00:53:32
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