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夜が待ち遠しい

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さかまたつみ

みなさんこんばんは、ようやく待ちに待った夜が来ました。今日も無事夜を迎えられたことを喜びつつ、今歩いている土地やこれから向かう場所、そこで見聞きしたことや思い浮かべたことあれこれを綴っていきたいと思っています。

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さかまたつみ @ Re[1]:祐天寺から徒歩11分のもつ焼き屋(11/11) ひざげりさんへこういうおぢさんたちっ…

ひざげり@ Re:祐天寺から徒歩11分のもつ焼き屋(11/11) そう言うオジサンは店にも常連にも嫌われ…

さかまたつみ@ Re[1]:頑張れ! ご高齢酒場王子篇(11/10) ハードコア丸山さん現在、80代の方たち…

ハードコア丸山@ Re:頑張れ! ご高齢酒場王子篇(11/10) どの業界も人手不足後継者不足高齢化は…

aki@ この様な書き込み大変失礼致します日本も当事国となる台湾有事を前に国民の…

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2018/11/22

　二日続けて亀有とは、どれだけ好きやねんって揶揄されそうであるけれど、まあ近頃は本当に亀有好きてあると声高らかに宣言できる程度には気に入っているのであります。いや、真に好きな町かと問い質されるとそこまで自信を持って答え切る覚悟はないかもしれない。なぜなら隣町の綾瀬や金町には名だたる酒場が林立していたからこそ足繁く通いもするのです。ついでがついてでなくなりそうした名酒場―いや既に大概の酒場は軒を連ねたり、向かい合ったりする呑み屋街の一軒に過ぎぬようになった―以上に隣接したりする名もなき酒場を好むようになるのでした。しかし、亀有には呑み屋街らしい一画はあるにはあるけれど、基本的には酒場は呑み屋街とは別種な町に身を潜めてさり気ない風で営業をしているのでした。だから町に紛れて気付けぬこと、そして見てくれも控え目というかまあ余り面白そうには見えぬ訳で、ついお邪魔するキッカケを逸することになってきたのです。しかし最近になってそうした酒場にも目を向けるようになりました。それはさすがに日頃の行動範囲にこれといった酒場を見出すのが難しくなってきたというやむにやまれぬ事情もあったりするのですが、それ以上に亀有駅から遠ざかる事を辞さずに立ち寄ってみた2軒が余りにも素敵だったことで亀有の酒場は、よその町と違って群れをなしたりはしないのです。群れをなすことなさぬことによるメリットとデメリットには、いくつかの素人考えもあるけれど、皆さんの想像の域を脱し得ぬので詳らかにはしません。一つ言えることは、亀有の酒場の孤立した佇まいが大好きなのです。これから報告するのもそうした一軒で、実はあと一軒、報告を待機する店があるのだけれど、そちらは出し惜しみすることにします。

　駅の北側をまっすぐ進み、環七通りを渡った先に「食事と酒の店大山」はあります。見掛けはいかにもな食事処。こうして書きながら思うのが、様々な業態のある飲食店で食事処と瞬時に見分けるその判断理由は一体どこにあるのだろうか。ここの場合は袖看板に食事と酒の店とあるからまあ単純な食事処でないことはひとまず置いておくとして、足元の置き看板にラーメン屋らの記載があることも話が複雑になるのでとりあえず置いておくとして、その理由はやはり店舗の色遣いにあるのだと思うのです。赤は大衆中華もしくは焼肉屋や焼鳥屋がすぐさま想起されるのであって、それは恐らくは本邦における起源となったお店やそれを世間に広めるのに貢献したお店に範をとったのが、拡散していったといった事情があるにしろ、しかしもしその通りであるならきっかけとなったお店が体臭中華で青色を基調としていたり、焼肉屋で緑色を用いていなくてホント良かったななんてことを思ったりするのです。そんな色合いに思いをはせていたせいか、お通しがまぐろの山掛けだったのを機縁にして、合わせる肴はハンペンペーコン炒めとしてみたのであります。色調を尊重したということなのですが、見た目のバランスは思ったほど可憐ではありませんでした。それにしてもこのお店の使い勝手は抜群に良さそうです。座敷席では通りに車を止めたタクシーの運転手が夕食と休息を兼ねてくつろいでおられるし、広いカウンター席はぼくと同様に酔客が席を並べるのでした。そして、懐古的と揶揄されようが構わぬけれど、ここでは常連と店のおねえさん2名で亀有の昔話に花を咲かせたのでした。いやあ、ここもまた名酒場であるなあ。ちょっと遠いけど、ぜんぜん通える位置だなあ。

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