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さかまたつみ @ Re[1]:祐天寺から徒歩11分のもつ焼き屋(11/11) ひざげりさんへ こういうおぢさんたちっ…
ひざげり@ Re:祐天寺から徒歩11分のもつ焼き屋(11/11) そう言うオジサンは店にも常連にも嫌われ…
さかまたつみ@ Re[1]:頑張れ! ご高齢酒場 王子篇(11/10) ハードコア丸山さん 現在、80代の方たち…
ハードコア丸山@ Re:頑張れ! ご高齢酒場 王子篇(11/10) どの業界も人手不足 後継者不足 高齢化は…
aki@ この様な書き込み大変失礼致します 日本も当事国となる台湾有事を前に国民の…

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2020/04/29
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カテゴリ: 映画
 呑みの席を頻繁に描く映画作家として真っ先に思い付くのが小津安二郎です。おでん屋、スナック、トンカツ屋、実にさまざまな場所が呑みの現場として描かれていてとてもいいのだけれど、その場にぼくを据えてみるとどうも堅苦しく思えて、仲間入りしたいとは思えないのであります。笠智衆、中村伸郎、北龍二のお願いオヤジグループはまだしもですが。また、映画製作というのがもともと大所帯で行われることもあって、宴会好きも多いらしい。その代表格が中川信夫でありまして、とにかく映画の中でも宴会を登場させたがるのだ。『地獄』(1960)なんて不穏なタイトルの映画でもやたらと長々と大した意味もない宴会シーンが描かれたりするのです。こうして書いているとまた見たくなるけれど、この現場にもけして立ち会いたいとは思えぬのです。まあ、これは映画がどうもというよりも、ぼく自身が宴会を好まぬという性癖がいけないのだと思います。
 では、どういう呑みに憧れるかというと、ごく限られた映画館でひっそりと上映された記憶がある『特別な一日』のエットーレ・スコラによる『BARに灯ともる頃』(1989)は、久々に再開した父子が食事をしながら呑んだり、映画を見たり、そしてまた呑んだりと素敵なのであります。自分の身の上に置き換えると父親も高齢となり喋る話題もないので二人きりで呑むのは気が重いし、息子もおらず、この映画のようなシチュエーションで呑むことはないのだろうと思うけれど、だからこそ映画の中のこの父子に身を託したくなるのです。でも、ぼくのような中年にとっては、いずれの立場に身を置くのが適当なのだろう。むしろ両方の立場で共感をもって見ることができるのかもしれません。
 左記の映画の主演俳優であるマルチェロ・マストロヤンニは、若い頃は脂ぎっていたものです。いやいや、脂ぎったなんて言葉では足りぬことをマルコ・フェレーリの『最


【中古】 最後の晩餐 /マルコ・フェレーリ(監督、脚本),マルチェロ・マストロヤンニ,ウーゴ・トニャッツィ 【中古】afb
 病状にあっても旺盛な食欲、呑欲があるなら『ルパン三世 カリオストロの城』の狙撃され傷を癒していたルパンが目覚めて猛然と巨大な肉塊を食ってワインをガブ呑み呑みするシーンはやはり興奮させられます。最後の青やら緑やらに顔色を変化させるくらいに臓器に負担を掛けてしまうのだけれど、これだけの健啖を見せられるとめっきり胃弱気味の己と引き比べてやはり羨ましくなるのです。
 最後にこんな呑み方をしたくない映画を。坪内祐三のエッセイを内藤誠―東映出身の映画作家、これぞという傑作は物していないけれど、強いて挙げれば『地獄の天使 紅い爆音』ということになるか―が監督、映画化した『酒中日記』(2015)―国木田独歩が執筆した同名の作品もあり、これは賀古残夢や伊藤大輔の監督により映画化されてもいます―は、セミドキュメンタリー風の映画なのでありますが、ゴールデン街の伝説の酒場「クラクラ」などを舞台に仲間たちと呑んでは語るという伝説と化したと思っていた文壇バーの伝統が今でも変わらず残っていることを知り、心底うんざりしたものです。出てくる人たちには興味がなくもないのですが、現場の離れた席にいるならともかくとして、少なくとも同席はしたくないと思うのでした。


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Last updated  2020/05/04 09:34:48 AM
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