北海道 0
四国地方 0
九州地方 0
商店街 0
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さて、うっかり書きそびれましたが、この一連の記事はその5までは南関東を中心に憧憬酒場をセレクション、勝手に紹介してまいりましたが、その6(つまりは前回)からは東北地方の酒場を紹介しています。果たして前回の店舗10件をご覧いただいた皆さんは、こうしてお断りしないとお気付きにならなかったでしょうか、それとも外観を見ただけで南関東との明瞭な差異を見て取ることができたのでしょうか、とても気になるところです。最初から答えを知っているぼく自身にはもとよりその違いを嗅ぎ取る喜びは奪われているのであって、それはとても残念な気がしなくもないのであります。 どういうことかというと、以前から飲食店を中心とした諸々の店舗というのに地域差があるのか非常に気になっていたのです。喫茶店については、かねてより喫茶店は日本から地域差を剥奪する装置であるといったようなことを書いてきました。一方で居酒屋についてはどうかというと、実は答えを出すのを留保したまんまとなっていたのです。それはご当地酒場という存在が判断をつけがたくしていたのであります。でもそれに対しては一応の解決を見たつもりでいます。いわゆるご当地酒場と呼ばれる店は実は当のご当地にある酒場とは必ずしも似ていないということです。確かに出される清酒や肴は現地の料理というばかりでなくその日の朝に収穫されたり釣り上げられたりした食材だったりもするようになったし、店の方も現地のご出身だったりはするけれど、店そのものがまとったオーラという漠然としたものばかりでなく、店の造りそのものが違っているように思えるのです。つまりはご当地酒場とは主に大都市にある田舎風の居酒屋でしかないのであって、地域性とは無縁の単なる酒場のカテゴリーでしかないと思うに至ったのであります。では、酒場に地域性がないかと問われると、実のところあるという気がしているのです。それはどういうことか。 多分それは自身の生い立ちにその由縁を求めることができそうです。日本全国津々浦々とは口が裂けても言えやしないのですが、それでも特に幼少期に国内を転々としたことがその予感の根本にあるようです。どの土地も似ているようでありながら、しかしもといた土地とは隔絶した何某かが確かに存在するように思うのです。あまり擬人化して語るのは適当ではないかもしれませんが、気配というか物腰が地域ごとに違っているように思えるのです。その差異こそが酒場に地域差がある根拠とするならあまりにも説得性に乏しい回答になりますが、今のところそれを克明に語る言葉を持っていません。 といったわけで、今回は、ぼくにとっては思い入れがあって、しかも他の土地よりも概して地域差の振れ幅が広いように思われる。東北篇の第二弾となります。東京、神奈川、千葉、埼玉との差異が感じられたなら、東北好きとして嬉しく思います。
2020/04/28
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「泉食堂」岩槻「正華楼」野田市「喜楽」一橋学園「ほたる」新井宿「エビス園」豊島園「鳥昇」千葉中央「栄楽」五香「青柳」川角「伊奈一」伊奈中央「和光食堂」明戸
2020/04/27
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映画ばかり見ていた時代があったことはもう何度となく語ってきました。見たい映画のないときには、近所の映画館に出掛けて見たくもない映画を見ていました。終映となったら、自宅に帰ってテレビ放映された映画を録画したものをせっせと見るという―とにかく起きているときと移動するとき、学校にいるとき以外の大部分の時間は常に映画を見るという―今思えばとんでもない時間を映画を見ることに費やすという贅沢な過ごし方をしたものと我ながら呆れ返るほどです。では、当時は酒は呑まなかったかというとそんなことはありません。地元で見たくない映画を見るときにはちょっとした軽食と一緒にビールやら持ち込んだものですし、何度となく上書きし劣化したVHSテープで録画したテレビ放映された映画を自宅のブラウン管テレビで見る場合にも必ず焼酎やワインがお供として置かれていたものです。そういうわけでぼくにとっては映画を見る際に酒が手元にあるのは案外普通のことで、映画の中で役者たちが浴びるように酒を呑むシーンに激しい欠乏感を覚えることは稀なことでした。 それでもとんでもなく旨そうに映画の登場人物たちが酒を飲む姿を見ると喉がグビリとなるのを抑えられぬことがあるものですが、実はぼくの記憶する映画はその多くが狂ったように呑んだり、アル中やアルコール依存症だったりを描いたものだったりして、よく思うことであるけれど、映画ってのはどうしてこうも嫌なテーマや物語を好んで取り上げるのであろうか。 比較的能天気で陽気さを伴う呑み過ぎのキャラクターが登場することで記憶に鮮明なのが、「酔えば酔うほど強くなる」のキャッチフレーズでおなじみのユエン・ウーピン監督というか、ジャッキー・チェンが主演を務めた彼の代表作の一本である『ドランクモンキー 酔拳』(1978)-続編としてラウ・カーリョン監督『酔拳2』(1994)があるが、こちらはかなりおとなしくなったように感じますーです。陶器の壺からじかに呑むというより注ぎ入れるという乱暴さで大量の酒を呑みかつ溢すのが印象的です。あの酒は三鞭酒というらしく、オットセイや鹿、山オオカミなどの陰茎から抽出したエキスなんかを高梁酒と調合したお酒だそうな。精力増強に絶大な効果がありそうでありますが、一方で、かなり強い酒と思われ、あんなのを体内に吸わせるようにして呷るのだから二日酔いは相当なものと思われるのです。酔拳 【DVD】酔拳2/ジャッキー・チェン[DVD]【返品種別A】 少し深刻なムードになるけれど、ジェラール・フィリップが主演した『狂熱の孤独』(1953)の主人公が通常サイズでないことは明らかな大きな瓶から安ワインを何度となくグラスに注いではガブガブ呑む、いや、グラスを傾けてその中身を口中に落っことすすごい呑みっぷりが記憶に残っています。実存主義で知られるサルトルの原作をイヴ・アレグレが脚色監督になるこの映画は、ちっとも面白くなかったけれど、貴公子然としたジェラールがワイルドな役柄も演じられることを知らしめたという意味では価値があるのかもしれません。狂熱の孤独 【DVD】 この程度の酔っ払いであればまあさほど質が悪くはないのかもしれないけれど、ぼくにはその違いがよく分からないけれど、アル中とかアルコール依存症なんて病気になると途端に事態は深刻になります。 数多くのコメディの佳作を生み出したことで知られるビリーワイルダー監督でありますが、『失われた週末』(1945)なんていう沈鬱な映画もありますね。その後継者とも見做されたりした『ピンク・パンサー』シリーズなんかで手堅さに定評のあるブレイク・エドワーズ監督(個人的にはケイリー・グラントとトニー・カーティスが共演した『ペティコート作戦』が好み)による『酒とバラの日々』(1962)なんかもあまり緋想ではなかったけれど、嫌な気分になる映画でした。どちらもコメディ作家が深刻な病の映画化に取り組んだということになりますが、酔っ払いという存在はコメディのキャラクターとして重宝ではあるけれど、一歩過ると個人的な悲劇にとどまらず社会にとっての害悪ともなりかねんう存在と化すのであって、注意が必要です。と他人事のように書いているけれど、翻ってはわが身について語っているわけで自戒の念を込めてここに記すことにします。酒とバラの日々/ジャック・レモン[DVD]【返品種別A】ペティコート作戦 [DVD] さて、未見ではあるけれど、酒呑みという存在は今でも映画作家にとって気になる存在であることは変わらぬようで、ノ・ヨンソク監督という監督の新人による『昼間から呑む』(2008)はユーモアに傾いているようだけれど、『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(2010)や『酔うと化け物になる父がつらい』(2020)という現代日本の映画作家による実話を基にした映画となると、もはや喜劇と悲劇との区別もつかぬように描かれているようで、ジャンル映画というものは酔っ払いを対象としてはその意義を失ってしまうようです。昼間から呑む [ ソン・サムドン ]酔いがさめたら、うちに帰ろう。 [DVD]
2020/04/27
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まだ酒場通いをやめてひと月も全然満たないというのにこの所在のない日々はどうしたものかと毎晩のように思ってしまうのです。依存症という言葉はどうも性に合わずだったらまだしも中毒と言われたほうがせいせいするというものです。散歩が好きだと日頃語っているけれど、それも最終的に酒場がゴールとして待っているという前提があってのことであり、季節の移ろいとか草花の芽吹きなどに目を細めてみせられる程には枯れてもいないし、風流でもないのです。ただひたすら目的を求めるから今のような自粛の日々をそうと割り切って活かすことも叶わないのです。先日も書いたけれどあと少しだけ世の中の技術が進歩して、それが容易に手に入れることが出来るのなら、果たしてぼくはこれまでのように町を彷徨って酒場を探し求めたりするのだろうか。多分、全てがあからさまにされた世界が築かれたとしたらぼくはそこに何ら魅力を感じなくなるだろうと思うのです。内装の奇抜さや店の方の心安らぐ振舞い、凡そ酒場には似つかわしくない突拍子もない肴に、笑みを浮かべたり驚愕するというそういう想定外の事件を求めるからこそ多少の面倒や厄介事を跳ね除けて店に足を向けるのだと思うのです。そうした愉しみを活かすためにも是非、Gooleさんにはユーザの声を聞き入れシステムに反映して頂きたいと思うのです。とあくまでも他力に本願してしまうところが良くないのだろうなあ。地図散歩などというのは、所詮遊びなのでありまして、与えられたゲームは自らでルール作りをするというのは、利用者の責任の範疇なのだろう。ゲームの規則といあのは元来において適度な不自由さと制限下でこそプレイするからこそ、楽しめるようにできている訳です。だったらもともとがゲームとして用意されたものではない地図で遊ぼうとするなら、それはもうユーザ各自が自ずからルールの規則を設定するべきなのでしょう。 と書いているうちに話しが行きつ戻りつ、反復し始めてしまいましたが、ともかく存分に遊べるだけのゲームの素材を予め与えてもらっているのだから、この地図という素材を実用に供するだけに留まらぬより娯楽にも留まらぬより広い用途に押し拡げる、このGWはそんなことを考える良いキッカケと余暇をもたらしてくれると思うのです。さてさて、またも至らぬ考えを垂れ流してしまいましたが、またも南関東各地の香ばし店舗を上げておきます。店名などのがあからさまなヒントがあったりなかったり、探してみるのもこのツールの利用法としては初歩の初歩ではありますが、もしよろしければこの状況を乗り越えた暁に訪れていただければ嬉しいです。無論、ぼくもぜひお邪魔したいと思っています。
2020/04/26
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「来来軒」京成津田沼「大衆割烹 丸久」江北「光月」学芸大学「川仙」二子玉川「食堂 まるやま」旗の台「亀鶴」鶴見市場「お食事の店 小六」喜多見「居酒屋 みなみ」南鳩ヶ谷「味角楼」鈴木町「焼肉 三平」大和
2020/04/25
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それでは予告に従いその1の解答を公開します。店名の後ろは最寄りの駅名になります。もしかするとちっとも最寄りではない場合もあるかもしれませんが、その辺はご勘弁ください。晩酌のお供になるかどうか分かりませんが、朝方よりは夜の方がチェックするお時間もおありでしょうから、解答篇のアップは各本篇の1週間後の午後9時とします。実際にお調べになられた方がいらっしゃるかどうかも分からないのにこんなに勿体ぶるのも気恥ずかしいのですが、ルールに則るのがこちらとしても楽なのでそうさせていただきます。本来は各店舗への思い入れを語っておきたいところですが、それだけの時間がなかなか確保できないので、申し訳ありませんが、次回以降はぶっきらぼうに店舗名と駅名のみの掲載といたします。 「銀八寿司」北松戸「呑み食い処 大ちゃん」王子神谷「中華料理 公楽」志茂「中華そば 金ちゃん」浦安「たかみ」原木中山「酒落亭」千川「玉や」光が丘「そば処 矢来 更科」神楽坂「食事処 白樺」西高島平「南龍飯店」菅野
2020/04/24
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そろそろこのネタにも飽きたという方も少なくなかろうと思うのですが、そこはそれ、多少下調べさえすれば思ったことを書けるのだからこんなに簡単なことはないのです。いや簡単というのはちょっと違うかな。何の課題も与えられることなしに文章を書くのは結構つらいものなのだ。つらいならばやめればいいのだけれど、ブログ更新中毒のぼくには継続してきたものを中断するのは心の支えをなくしてしまうようなものなのです。やめることで楽にはなるけれど、楽になるということは一方で目的を見失うような不安をも背負い込むことになるのです。好きなことをやっているはずなのに、それが苦痛になるという矛盾というか不条理がそこに認められはするのだけれど、元来無精者のぼくが見分を深めるためにはやはり少しは無理をするほうが己を叱咤することにつながるのでありました。 さて、こうしてネット上の地図を眺めて楽しむのも純然たる趣味で済ませればよさそうなものです。しかし、ネットという虚構のような空間で遊びながらがらもそこが実在するというところにこの遊びの可能性と気苦労は同居するのです。遊びを遊びとして放逐することができぬことの面倒臭さ、その先にこそ本当の喜悦が待ち構えていることは知っているけれど、現実というのは兎角面倒なものなのです。ネット上で見つけたいかにもそそられる酒場を実際に訪れようとすると、そこに辿り着くため、そしてそこでのしばしの滞在を終えた後に帰ってこようと具体的に考えを及ばすとそれだけでぐったりとしてしまうのであります。酒が呑めればそれで構わぬ、そしてできることなら小奇麗で当たり障りのないような店のほうが好ましいと考える人にとっては、馬鹿馬鹿しい悩みに思えるかもしれません。というかぼくは面倒だけれど、同じような趣味の持ち主たちは少しも面倒には感じていないのかもしれない。ぼくはどうやらこの面倒くさがりの性格を直すことを当面の課題とすべきなのかもしれません。と書いてはみたけれど、いい年をして今更この性格を改善することは叶わぬことなのだろうなあ。
2020/04/24
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かつて、映画を見ることを禁じられたことがあります。毎日のように映画を浴びるように見に行って、それこそハシゴも当たり前の日々を送っていたものです。そして、当時は映画を見るのは呼吸をするようなものだなどとカッコつけてうそぶいてみせていたのでした。ところが、何という浅情けだろうか、はじめこそぼくの人生から映画を取り上げるとはなんと惨いことよなどと恨みつらみの日々を送ったものですが、そんな生活にもじきに慣れっこになってしまい、いつしかどうしてそこまで躍起になって映画を見続けたのだろうかと思うようになったのです。今や映画といってもフィルムをスクリーンに投影して見るなどというのは、この上ない贅沢となってしまったので、それを理由にして、ならば映画なんぞは定年後に浴びるように見ればいいんじゃないか、むしろ無理してさほど見たくもない映画を見なくても将来的には動画配信サービスなんかでいくらだって見たい映画だけを見れればいいじゃないかと自分に言い聞かせているうちに、それでいいじゃないかと思うのが当然になってしまったのでした。そして、それがなんて惨めで愚劣な態度であるのか、それを直視することは耐え難いことに思えたのです。ところが、映画を禁じるに至ったのは望んだことではないけれど、自身のある選択の結果に由来しているからまだしもであります。しかし、現下の事態は映画に限ったことではないけれど、様々な経験可能性を残酷に奪い去っています。それはとてつもない喪失感であって、それが一過性のものであることを願わずにおられぬのです。 と、書いていても気もそぞろで何を語りたいのか分からなくなってきました。何をするでもなく倦怠感と徒労感に苛まれて、ついつい酒に逃避したくなるのでした。でも今のところはそれを自制するだけの気力は残されているようです。だって、これだけの魅力的な酒場があるっていうのに、実地に見聞せずに済ますわけにはいかぬのであります。空元気でもなんでもいいから気力を振り絞って、一日一日を乗り切って、自粛という牢獄からの解放を信じようと思うのでした。なんて、書いていてもいかにも自分の弱さを露呈しているようですぐさまに削除してしまいたくなるのですが、支離滅裂ながらも書いた以上は混乱した気分の顕れであるだろうから消さぬで済ますのです。 とにかく、世の中にはまだまだとてもぼくの行動力のなさでは回り切れぬだけの素敵なお店があるようです。今日はテンション低めなどんよりした気分ですが、明日は持ち前の能天気さを発揮して少しは愉快な内容にしたいと思います。この先も気分の浮沈はあるかと思いますが、細々と続けていく所存であります。お変わりなくお付き合いください。
2020/04/22
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マンネリ企画で誠に申し訳のない事ですがまたも当面のワンパターン企画にてお届けします。なにせチマチマと地図巡りを開始してからかなりの歳月を経ているもので酒場ー広義の意味での酒場であって、酒を呑ませる飲食店かつ喫茶店(これまた厳密な定義が難しく種類を扱う店も少なくないのであるけれど)でないお店を便宜上、酒場とすることにしており、酒類の取扱いのない店も含まれるかもしれぬし、そもそもとうの昔に廃業している可能性もあるのだけれどーだけで720軒に必訪の印が付されているのであって、それもさらにランク付けされているからもう訳が分からぬ事になっていて、同じ必訪店にも随分とブレがあって。どうしてここをそこまでに評価したのか外観を見てもどうにも分からぬものも多いのです。もしかすると内観が素晴らしかったり、信用のおけるどなたかから入手した情報が元になっているのかもしれぬけれどそれはもう失われた手掛りでしかもそもそもが大した問題ではないように思えるのです。ひとつアドバイスなんて高いところから物を申すつもりはないのですが、もし捜索にトライして首尾よく目的の店を見つけたとしたら、それだけで満足せずに出来ることなら、ストリートビューの機能を駆使して周辺を散策して頂きたいのであります。 そんな訳で手持ちのデータを列挙しているだけでないかと糾弾されても言い訳の言葉は持たぬけれど、長々と書いても仕方がないのだ。それでは第3弾をご覧ください。 そうそう、それから大事な事を書き忘れていました。それぞれの店舗のある場所―といっても最寄りの鉄道駅でありますが―を解答は各記事をアップした1週間後に書き込みますので、気になる方チェックしてください。さらにどうしても見つからなくて、でも住所をお知りになりたい方がおられるようでしたら申し出てください。まったく隠し立てするつもりなどないので公表します。
2020/04/20
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昨日の時点で気付いていたのだからその時に書き直しておけば良かったのだけれど、今こそGoogle Mapで遊んで息抜きすることを提案したいのであります。そんなことはぼくが今さらに殊更に述べ立てなくとも多くの方がすでに実践しているだろうし、ぼくの遊び方などはマニアの方たちの楽しみ方からしてみると随分平凡な遊び方であるに違いないのであります。だけれども、こうしてゲームっぽく娯楽として利用するのはいいアイデアだと思うのだけれど、こんなのもうとっくに当たり前にやられているのだろうな。 たまたま耳にしただけだからその正確性には疑義もあるところでありますが、この自粛生活により歩行時間だったか距離だったかが3割減少したといったような報道がありました。間違っているとしても大筋はそんな感じで、それはそうだろうなと思うのです。なので、例えばVRの技術を使ってストリートビューの空間を歩き回るような段階にまで至れば楽しいのにななんてことを思うのです。まあ、狭小な我が家ではいろんなものに蹴躓いて痛い思いをしそうですが、室内の障害物は例えば石ころとかに置き換えたり、観葉植物なんかはこちらに向かってくる人だったり補完してくれれば良いのだけれどな。さらには最近店舗に入り込んで360°ビューとかで店内をグルリと見まわすことができる施設もあったりするので、実際にそこに腰を下ろした感じになればそれこそリアルな「オンライン飲み会」になるのだけどなあ。そこではオヤジたちのエロトークとか健康話がBGMとして流れていたらヴァーチャル独り呑みも楽しかろうと思うのです。カラオケは設定でオフにできたりね。さらにはそこまでできるならその店で友人と合流し、一緒に呑めたらいいのになあ。今、報道されている「オンライン飲み会」の寒々しさは全くそそられぬのであります。 まあ、そんなこんなで第2回をアップするのであります。なんだか気もそぞろになりがちで文章を書くのが億劫になっているので、連日で申し訳ないですがご容赦を。
2020/04/18
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こうして深く考えもせず呑気なタイトルを付けたことを今にして振り返ってみると、こういう気の緩みこそが危険な振舞いではないかと反省しそうにもなるのです。でも自分自身がそうであるように多くの方もまた希望をすべてなくしてしまって耐えられる強靭な精神をお持ちでない事にはそれなりに確信めいたものがあります。ところでぼくは自身も引きこもり生活ーとはいえぼくの職場も今にしてようやくテレワークを部分的に解禁するに至ったのですが、実際には週の半分以上は出勤を止むなくという風潮は変わらぬままですがーにそれ程の苦痛は感じていないのです。むしろ、もっと長期の徹底した引きこもりもそんなに苦痛ではないと確信しているのです。しかし、この先、いつまで続くか計り知れぬ己の生と生活を想像すると社畜として生きる道をなぞるしかないと思い込むのです。いっその事、勤務先が負債に塗れて立ち行かなくなるとか、将来に向けての人生プランをリセットしたいと思う方も少なくないと思います。そんな思考がきっと終末を描く物語の増加に繋がっているのだろうと思うのです。悲愴だけれど奇妙に脳天気な物語が多いのもそうした思考が作用しているのかもしれません。明るい終末の物語を希求する人々の心性は、同じく大繁盛の異世界物と通じる思考回路が生み出す物語のように思えます。 話が脱線してしましました。実際に先に書いた終末や異世界の物語は、極論するとほぼすべてが宝探しという類型化した物語に横着せざるを得ないと思われます。映画や小説、漫画なんかで楽しむ限りにおいてはのほほんと眺めればいいけれど、その主人公に我が身を置き換えると容易ならざる事態であるわけで、自宅待機を余儀なくされた今はネット上での危険の伴わぬ冒険で遊んでいればいいから気楽なものです。しかも現下の緊急事態が解除された後には安全に現地に赴くことも可能なのだからさらに楽しみは倍増するのであります。普段呑気といわれるぼくではありますが、それでも今は楽観と悲観を往来しているのでありますが、引きこもっているうちはなるべく暗いことは考えないように楽観寄りの気持ちで踏ん張っていたいと思っています。 で、長々書きましたがここで何を書こうとしていたかようやく語ることになるのですが、多くのファンがいるであろうGoogle Mapでの散歩により発見した―平時なら発見などと書きたくないけれど、今はあえて発見の言葉を用いたいのです―多くの酒場を容易に見つけられるところから、もしかするとかなり辿り着くのが困難な店まで含めてご披露しようと思うに至ったのでした。あえて解答は書かぬつもりですが、どうしても知りたいという方がおられるようなら分かっている範囲でお答えさせていただきますが、まずは少しでも発見の気分を味わっていただければ嬉しく思います。全部見つけた方にはプレゼントでもお渡しできれば良いのですが、それは諸般の事情で止しておくことにします。もし評判が良ければまた、続きをやりたいと思っています。評判の良し悪しはせいぜいアクセス数でしか知りえぬだろうし、タイトルにその1とある以上、続ける気がまんまんなのでありました。 さて、見事発見することはできたでしょうか?
2020/04/17
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「Coffee shop Paris」―“Paris”は“パリス”と読むようです、店内の木製パテーションにそうカタカナで彫られています―を出ると、緩やかな坂を上らねばなりません。この程度の坂道さえ苦役のように感じられるから、相当へばってしまっているようです。 へばる以前に話を戻すと、志木駅から15分位の場所にある立教大学の新座キャンパス?付近には小規模ながら呑み屋街が構成されていてなかなかにいい雰囲気が漂っています。さらに先に進むと新座団地があり、そこはもっとこぢんまりまとまっていて、特に「なに和」という酒場にものすごく魅力を感じましたが、こちらもまた「本日より都合により当分の間お休みさせて頂きます」とのことでした。 さて、話を元に戻すと新座駅と東所沢駅の中間にはしっかりと路線バスが通っていることが判明、どうやら清瀬旭が丘団地という団地を経由するバスらしい。というかなんのことはない、ほぼへとへとになって歩いた経路を辿るようにバスが走っていたようです。この団地の向かいにも飲食店などの小規模な商店街が辛うじて残っており、その一軒が営業していました。栄養を摂取して気力を回復させんと中華飯店の「芙蓉軒」に入ってみることにしました。ここが大正解。外観の寂れ方もさることながら、照明を上手く活かした店内がとてもしみじみとした温かみに満たされています。真昼間だというのに7割方埋まっている客席の連中は揃いも揃って酒を嗜んでおるではないですか。それも1杯や2杯ではとても済まぬような呑みっぷりで、ほとんどが老人でありますが、ガテン系のグループもいたりして彼らも含めて皆が顔見知りのようです。なので男性陣は下ネタ、女性陣はしりとりに興じるなどもう好き勝手し放題で、この点は気の弱い方にはなかなか辛いものとなりかねぬのであります。ぼくもしばらくは興味深く彼らのやり取りに聞き入ってみたものですが、相当に低俗な話題というのは自らが語らぬ限りはすぐに退屈に感じられるものです。サービスのお新香でサワーが空いた頃にもやしそばが到着です。こうした昔ながらのトロトロ系の中華そばは昔は見向きもしなかったものですが、近頃妙に惹かれるのです。バスの時間も確認しているから、猥雑な中にありながらも独りの時間をゆったりと過ごさせていただきました。 さて、場所は変わって、東村山駅にやってきました。ここでA氏と合流。目指すお店の開店まではまだしばらく時間があるので、歩いたことのない駅の反対側を散策することに。すると何やら掘立小屋のようなものがあるので、近寄ってみると小屋の隙間に「やきとり ほりうち」なる置き看板がありました。これは至極気になる物件であります。帰宅後調べるとこちらは昼間から酒を呑ませるお店らしいのですが、たまたま閉まっていただけだと良いのですが。メモして忘れないようにしなくては。 その後、青葉商店会を目指して歩き出します。途中素敵な喫茶店に遭遇したことは報告済みのはず。前回は全く別の道を通ったので気が付きようもなかったのでした。それはまあいいとして問題なのは、「大ちゃん」が前回同様に休みだったらどうしようということです。路線バスも来ているけれど、その最後の便が5時15分頃だったかしら。店の開店が5時という触れ込みなので、少し様子を見て開店せぬようであれば大慌てでバス停に急がねばならぬのです。やっていればまあなるようになるまで。いざとなればタクシーという手もあるし。なんて使う気なんてさらさらないくせにね。でも5時を回った頃にお邪魔するとあなうれしや、しっかりと営業していました。元気で陽気な女将さんと寡黙で暗い印象の息子さんでやっています。もしかすると早くも大入り満員かと思いきや、結局われわれが引き上げるまで一人のお客さんも見えなかったのでした。実際、ここで大入り満員となるのはまずありえないかもしれません。なにせ広間はぶっ通しにすれば50人は入りそうだから。女将さんがとにかく饒舌で、しんみりなんぞしてはおられぬのです。暑くて暑くてかなわぬから1階に布団を下ろして昼寝していたのよ。1階は空調が利いてるからね。地方に住む友達が来てモロヘイヤ置いてってくれたけど、これが美味しいのよね。冷凍しておくのがいいのよと、とにかく話題が尽きることがないのでした。かつおの刺身に名物のジャガイモのバター焼をいただきます。なんてことのない料理だけどこうしたのがしみじみと旨いのだ。最後まで空いていたけれど、愉快な女将さんのマシンガントークに促され、体調の悪さもどこへやら、ついつい呑み過ぎてしまうのでありました。
2018/08/20
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さて、喫茶篇はまだ高尾辺りをグズグズと彷徨っていますが、構成の都合上、酒場篇は少しばかり時間と場所をスキップしなければなりません。いや、そんな義務とか決まりがあるわけじゃないけれど、そのほうがこの先書き進めるのに何かと都合がよろしいのであります。しかも今回のテーマは京王線沿線の呑み/飲み歩きだと標題にも掲げておきながら早速に脱線してしまうのです。八王子駅でJRの中央線に乗り換えて、豊田駅に向かったのでありました。さらに豊田駅の目当ては酒場ではなくて、喫茶店だというのだから早くもスケジュールなど用意しなくて良かったというものです。しかし、仮に綿密な予定を立てていたとしても果たしてこの酒場というか食堂、いや実際に店に足を踏み入れてみて、ここが紛うことなき酒場であると確信するに至るのです。 豊田駅の北口は、ロータリーも整備されてはいるけれど中央線らしきごみごみした町並みが多少なりとも残していますが、南側は無残な姿をいつまでも留めるシャノワールに典型なようになかなか開発が進まぬようで、ここが都内という気配も希薄に荒んだ印象があります。何かに導かれるというわざとらしい作り話など交えると話は少しくらいは面白くなるのでしょうが、東京方面にわずかに歩みを進めるだけで見逃せぬ物件に行き着くことでしょう。なぜに見逃せぬと言い切れるのか、それはぼくが見逃さなかったからだというトートロジーを弄したくなるくらいの賛嘆を思わず呟いてしまうのです。しかもその「定食 ふじ」はちゃんと営業していたのだからこれはもうあらゆる予定など打ち捨てて、突入する決断力が求められるのです。目先の楽しみを優先することは、ノープランのこの日のぼくにとっては願ってもない僥倖なのです。こんな風に自由気ままな振る舞いが出来るとはなんと贅沢な事か。さて、前置きが長くなり過ぎました。店内は理想的なコの字のカウンターです。これはもう酒場以外の何ものでもなかろう。実際短冊の品書には酒の肴がずらりと並ぶ。昼時を過ぎていたことが幸いしたのか、他に客はいません。なら遠慮なく呑ませてもらうことにしよう。じゃあ肴は、お勧めの砂肝ポン酢を貰うことにしようかな。果たして、それは茹で砂肝をポン酢に漬け込んだものであります。なんてことないはずなのにこれがどうしたものか旨いのであります。つい自宅でも試してしまいましたがこれがほぼ寸分変わらずおいしく作れるから有り難い。それにしてもここはいいなあ。雰囲気も抜群で、肴も豊富、しかも手頃であるのだから言うことはない。オヤジさんが適当にほっぽって置いてくれるのも気楽です。昼呑みに最適な店を見付けてしまった喜びを押し隠しつつ、さてこのままここで一日を終えるのも悪くないななどとあり得ぬことを思うのです。 椅子から知りを引き剥がすように席を立ち、再び中央線で八王子駅に引き返します。この南口にも行っておきたい食堂があるのですが、生憎と昼の営業は終えていたようです。すぐそばに製麺所のような飾り気のないお店がありました。「いち川食堂 本店」というお店です。客はとっくに引いてしまったようですが、独り老女が恐ろしくのんびりとしたペースでラーメンを啜っています。おお、カレーラーメンがあるじゃないか。ぼくは昼飯に関してはカレーもしくはラーメンのどちらかがあれば何年だって過ごせる自信があるけれど、それがセットだったりするともう最高なのであります。しかし、それは月一回、いや二回程度に留めておきたい。理由は語るまでもありません。だからカレーラーメンという品を見かけるとつい頼んでしまうのです。甘~い玉子焼きをつまみながら清酒をチビリ、さっき呑んだばかりだけれど清酒とラーメンは別腹なのです。カレーはサッパリしていて食べやすいけれど、ここの特徴はむしろ麺にあるようです。恐らくは自家製麺なのでしょうが、口腔を滑り抜けるその滑らかさはつい噛まずに啜ってしまいます。でもこれが噛み締めてみてもわずかにゴムのような感触を歯が感じたかと思いきや、プツリと切れるその食感が楽しいのです。好き嫌いが分かれそうですが、ぼくは好きです。もともと麺に対しては好き嫌いはなく、美味いか不味いかのいずれかしかないのです。太麺だって好きだし、細麺も無論好物、縮れ麺もストレート麺だって、硬め柔らかめどっちでもいいのです。ここの麺はまたいつか食べに来たいなあと、さすがに長居は無用と席を立つのですが、例の老女はようやく食事を終えてようやくお茶を啜り始めたのでした。
2017/07/10
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今朝目覚めるまでは、例年通り日頃と変わらぬ呑み歩き記事を掲載するつもりでいたのですが、せっかくの年の暮なので2014年に初めて訪れた酒場から選りすぐりの店を一挙発表することにしました。まとめてみていただくとぼくの嗜好するところがあまりに明瞭なことに失笑を禁じ得ないわけですが、ご興味ある方は見比べてみてください。結局は苦笑を漏らされることになるだけかも。 便宜上、まずは首都圏近郊の酒場から発表です。阿佐ケ谷 「大衆酒場 春日」新小岩 「やきとり おばこ」尻手 「新川屋酒店」江戸川橋 「大衆割烹 すみれ」清澄白河 「松屋」高島平 「百楽 本店」篠崎 「大林」武蔵嵐山 「成金屋」久米川 「居酒屋 みっちゃん」新所沢 「もつ家 新所沢西口店」勝田台 「角一」池上 「もつやき 福ちゃん」生麦 「大衆酒場 大番」府中 「仲よし」 続いては、地方の珠玉の酒場を発表です。本八戸 「浅坂」本八戸 「ばんや」本八戸 「洋酒喫茶 プリンス」秋田 「龍の頭」 地方都市の再生という問題に関して個人的には賛成の反対という立場でありますが、こと酒場に関してはいらぬお世話と言われようとも徹底して擁護する立場を貫きたいとの考えから首都圏より若干甘めに以下の酒場もここに記録しておくことにします。本八戸 「宝来食堂」中央弘前 「とり畔」中央弘前 「土紋」仙台 「ツルヤ」あおば通 「明眸」仙台 「鳥紀 本店」仙台 「おでん・季節料理 たかさご」秋田 「レディ」秋田 「北洲」足利 「鳥の巣」足利 「みっちゃん」桐生 「立田野食堂」高崎 「やきとり ささき」中央前橋 「鳥一」前橋 「つくし」甲府 「とりしん 本店」甲府 「奴食堂」甲府 「くさ笛」伊那市 「紋次郎」伊那市 「すゝ゛め食堂」上田 「やきとり 鳥正(とりせい)」上田 「相生食堂」上田 「かわしま」沼津 「やきとり酒場」沼津 「たか木」沼津 「梅邑BAR」沼津 「やきとり みゆき」 さて、以下についてはつい最近訪れたばかりでまだ日替わりの記事でも報告できていないのですが、忘れがたい酒場なので、所在地・店名はいずれの報告をお待ちいただくことにして、写真を1枚づつですが、先取りして公開しておくことにします。それにしても最後になってすごい酒場に出逢えて、すばらしい年末を迎えることができた幸運に感謝したくなります。 昨夜まで呑み/飲み回っていたため、年を越してしまい、しかもルール―喫茶話は日曜日―を無視して元旦の明日は、「2014年総決算、この喫茶店がすごかった」をお届けします。
2014/12/31
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とある方から,浅草の「つま亀」が「工事用シートに包まれていて、建物ごと跡形もなくなっておった」との報告がありました。「つま亀」は古いお店も多い浅草にあってもとりわけ古さが際立っていました。古いというよりもボロいと言ったほうが適切なほどに老朽化しており,むしろこれまで営業を続けていられたことのほうが不思議だったと,今となっては感じられるほどです。昼真っからじいさん,ばあさんを中心に飲んでおられたことを記憶していますが,あの老人たちは今はどうしているのでしょう。ご主人もまだまだ働けそうな年代だったはずなので,もしかすると新生「つま亀」を見るときが訪れるのかもしれません。 というわけで,思いがけぬ情報が届いたのでご紹介させていただきました。先日も書きましたが,庚申塚の老舗「やきとん 高木」がいつの間にやら閉店していたり残念なことが続いています。喫茶店でも大好きな「純喫茶 みち」の閉店がありました。武蔵小杉の「軽食&喫茶 CAFÉ BIEN(カフェ ビアン)」も今月をもって閉店のようです。 もし古い酒場や喫茶店の閉店が予告されることがあったらお知らせいただければと思います。もちろんここが閉店したぞといった情報もありがたいのですが,願わくば猶予期間中に出向きたいので事前情報をお待ちします。
2013/04/02
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第21~25回は都心西部が舞台です。今回は対象になっていない中野をはじめ高円寺や阿佐ヶ谷には知られざる酒場がいくらでも潜んでいる予感があります。その一方で西武新宿線沿線の野方や沼袋は著名居酒屋ブロガーの影響もあって過剰に評価されすぎている嫌いがあると思っています。酒場らしい酒場の不毛な地である池袋では,ハシゴマンたちはいったいどの店に向かったのか興味津々で視聴したわけですが,想像したとおりの店選びで,さしものハシゴマスターでも池袋からユニークな酒場を選び出すのは難しかったと思われます。第21回 高円寺 「大万」「抱瓶」「コクテイル書房」 高円寺なら「大将 本店」辺りが定番の選択になると思います。「大万」はガード下の店だったのですね。何軒か入ったことはありますが,飲み屋横丁や地下街などもそうですが,こうした外から眺めて面白そうなタイプの店って,実際入ってみると傍から見ているほど面白いものではない場合が多いような気がします。「抱瓶」はそのそばの沖縄料理店で,なぜだか酒場本で紹介されることが多いお店ですが,なんだかそそられず入らずじまいでした。同じ沖縄酒場なら「きよ香」がずっといいんではないでしょうか。「コクテイル書房」は変な酒場の一軒として興味はありますが,常連になることはなさそうなお店でした。第22回 阿佐ヶ谷 「和田屋」「一休み」「しんの輔」 「和田屋」は五反田,十条,西荻窪,江古田など都内に同じ屋号がありますが,関連は不明ながらやきとんを扱っているので関連がありそうです。十条の店が好みですが,ここもなかなかいい感じ。雰囲気は五反田店に近いでしょうか。「一休み」「しんの輔」はまったく聞いたことのない店。番組での印象もほとんどありません。阿佐ヶ谷にはもっといい店がいくらでもあるのにと思いながら知られたくない店がでていないとほっとしたりもします。第23回 野方 「秋元屋」「すっぴん酒場」「キンパチ」 野方は定番の「秋元屋」「すっぴん酒場」と店選びにまるで新鮮味がなく,どちらもいい店ではありますが,なんだかあまり惹かれません。理由はお察しのことと思います。本当のところ,メディアへの露出が高い店は避けてもらいたいと思います。できるだけ記録に留めていきたいような今記録しておかないと明日にはなくなってしまいそうな店こそ対象にしてもらえるとうれしいのですが。「キンパチ」は立飲み屋だったでしょうか,都内に数店舗あるようでこうしたチェーン店は,できれば避けてもらいたいものです。第24回 沼袋 「たつや」「みなと」「新こま」 東京西部地域はまだまだ(居酒屋探索を目的としては)未踏の地も多く,仮に訪ねていても通り過ぎる程度の場所もまだまだたくさんあるのでした。沼袋もそんな場所のひとつのため,これまで飲んだ店も「大衆酒場 萬両」「ホルモン」「鳥まさ」に「たつや」程度のものでまだまだこの町の飲み屋について語る資格はないのかもしれません。行ったことはなくとも屋号を聞いたらその場所くらい瞬時に想起できるようでないといけないのかななんてことを思ったりします。「みなと」「新こま」は場所どころか店名さえ沼袋の地名と結びつかず,まだまだ通わねばならないようです。第25回 池袋 「ふくろ」「帆立屋」「千登利」 その点,池袋編は非常にシンプル。雑誌の居酒屋特集なんかで池袋が取り上げられると,必ずといっていいほど紹介されるのが,「ふくろ」「帆立屋」「千登利」。大抵2店舗は同時に記事に掲載されているような気がします。「ふくろ」は西口店が人気で,実際朝から飲めるというのは魅力ですが,店の雰囲気は美久仁小路の東口店が好みです。「帆立屋」はなぜかくも多くのメディアに取り上げられるのか分かりかねるのですが,まあ24時間営業が魅力といえば魅力。「千登利」も多少歴史はあるものの,ここまで評価されるほどのお店ではないはずです。池袋に魅力的な酒場が少ないことの証左であるとしか思えません。 さすがに都内の繁華街らしい場所はほぼ行き尽くした感もあって,店の基準値が下がっているように感じられます。この頃は店そのものより飲み屋街の雰囲気が感じられればそれでよしといった風になってきてしまいました。なんていいながら第26回から第30回で訪れる地名を見ただけで,あれれまだこんなに行ってないところがあったんだと,東京の思った以上の広さと奥の深さをつくづく感じます。
2012/07/04
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第16~20回の放送ではいよいよ浅草が登場します。どこまでも酒場の続く大森やガード下風情を楽しめる浅草橋,ホルモン焼店に混じってあまり知られていない良店もまだまだありそうな亀戸,そしてなんと言っても元祖チューハイをとことんまで味わえる鐘ヶ淵と充実しています。第16回 大森 「萬作」「とん兵衛」「いろはや」 JR京浜東北線の停車駅である大森駅は,駅前風景だけを眺めた限りでは,一見これといって特徴のないのっぺりした町に感じられます。ところがほんの一歩足を踏み入れただけでまったく違った風景が現れます。東口には大森銀座商店街というアーケード商店街があり,しょぼくれた感じの商店には居酒屋も当たり前のように混ざっていて,昼から飲める店もたくさんあります。その周囲にも飲食ビルや飲み屋通りが広がっており,東口駅前の整然かつ閑散としたイメージからは想像できないほどの混沌とした町となっています。西口駅前は道路に沿って商店が並び古い店もいくらか残っていますが,さらに線路そばの階段を下ると地獄谷と呼ばれた山王小路飲食店街があってせせこましい通りにびっしりと酒場が埋まっています。 で,ハシゴマンのメンバーが向かったのは,「萬作」。東口の整備された町並みから一歩入っただけの場所に堂々とボロ屋が目に入ります。ここは地下も店舗になっており,「呑みどこ ちかまん」として営業しているようです。こちらにもお邪魔してみたいですね。「とん兵衛」は昭和31年創業の老舗もつ焼店で,カウンターや店奥の隅っこに置かれたテーブルなど店内の造りがユニーク。「いろはや」は実はまったくのノーマークでした。第17回 浅草 「浅草弥太郎」「赤垣」「安兵衛」 江戸時代前から東京のもっとも栄えた繁華街です。今でも江戸の下町情緒を味わえる町として常に賑わっています。見所の多い浅草ですが,その中心はやはり浅草寺でしょうか。その東側にある六区はロック座やフランス座などのストリップ小屋や浅草名画座などの三番館,JRAもあって,ホッピー通りなどと称される飲み屋通りも観光客に人気があるようです。渋い酒場の集まるのはむしろ浅草寺裏の5656会館の裏手辺りで,入るには若干の気合が必要な面白い店がちらほらしています。 酒場でも老舗・名店が多くある浅草でハシゴマスターが選んだのは,ちょっと意外な店でした。「浅草弥太郎」は名前だけしか知らない店ですし,大正6年頃創業の老舗店「赤垣」は安くて旨いをモットーにしたこの番組の趣旨からはやや外れているように思われます。「安兵衛」の周辺には立飲み屋が多くあるため,まだ入ったことがありません。第18回 浅草橋 「ぶたいちろう」「住吉」「西口やきとん」 JR総武本線と都営地下鉄浅草線が乗り入れる浅草橋駅の北側には「久月」「吉徳」といった人形問屋や模型メーカーが軒を連ね,南側には衣料品やビーズなどの問屋が集まっています。そんな土地なのであまり酒場がないかというとぜんぜんそんなことはなくて,良店が数多くあります。 「ぶたいちろう」はガード下のお店でびっしりとお客さんが入っています。安くて仕事帰りにさっと飲むのによい店です。「住吉」は寂れた外観とは違って店内は活気に満ちています。肴の盛りがすごいので数名で伺うのがよさそうです。浅草橋を代表する酒場の「西口やきとん」は,もはや付け加える言葉はありません。近場にこんな店があるとうれしいんですけどね。第19回 亀戸 「仙人鳥」「亀戸餃子」「ホルモン青木」 亀戸駅には,JR総武本線と東武鉄道の亀戸線が乗り入れています。亀戸線と言っても鉄道マニアか地元の利用者以外にはほとんど馴染みのない路線と思われます。亀戸駅と曳舟駅を結ぶわずか3.4Kmの路線には亀戸水神駅・東あずま駅・小村井駅があるばかりで,東あずま駅・小村井駅などは駅名を見聞きしただけではその場所を言い当てられる人は少ないのではないでしょうか。亀戸という町はどうも印象に残りにくくて,もちろん亀戸天神などのスポットはありますが,商店は焼肉店が多いという印象があるくらいです。 「仙人鳥」は酒場放浪記でも紹介されたけっこう知られたお店ですがまだお邪魔していません。なぜだかあまりそそられない酒場です。ご存知「亀戸餃子」は見事なほどに酒場っぽい雰囲気をもっていて,やはり他の餃子専門店とは一線を画しています。ただ餃子そのものは格別なものではないという印象です。「ホルモン青木」は亀戸に(恐らく)2店舗を構える有名店ですが,焼肉やホルモンとは縁がなくてまだ伺えていません。肉をおいしく食べれるうちに行っておきたいものです。第20回 鐘ヶ淵 「牛太郎」「愛知屋」「おかちゃん」 鐘ヶ淵駅は,東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の駅です。綾瀬川の合流する航路の難所だったそうです。明治に入り周辺開発が進むと,紡績工場が建てられるようになりました。社名は鐘ヶ淵紡績株式会社,後の鐘紡です。 酎ハイ街道として知られる鐘ヶ淵通り(八広はなみずみ通りも含めていいかな)は,現在,道路拡幅工事が進んでおり,昔ながらの景観も徐々に他の町と代わり映えしなくなっていくことでしょう。いくつかの古い酒場が移転を余儀なくされていますが,まだまだ魅力的な酒場はたくさん残されています。せいぜい通えればいいですね。 「牛太郎」は,鐘ヶ淵通りの真ん中辺りの路地をちょっと入ったところにあって,ちょっと敷居が高い感じですが,下町らしい楽しいお店です。「愛知屋」は,やはり鐘ヶ淵通りの中間にある立派な構えの居酒屋さんで,外観から想像するよりもずっと奥深くまで続いている造りです。ちょっと立派過ぎる店の雰囲気とは裏腹に値段はやはり庶民的です。「おかちゃん」は恐らく東向島方面にあるお店だと思います。東向島はまだまだ充分に歩ききれていないので近々伺いたいものです。
2012/07/01
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第11~15回は,呑んべえたるもの熟知していたいけれどなかなか敷居の高い土地が中心ですね。どこも個性的な飲み屋街が広がっている土地ですが,堀切だけは町そのものはさほど商店が立ち並ぶわけでもなく,住宅街にぽつりぽつりと酒場などの飲食店がある程度です。そんなうらびれたムードも堀切の楽しさです。第11回 蒲田 「鳥万」「升本」「信濃路」 JRの京浜東北線と東急の池上線と東急多摩川線の2路線が乗り入れる蒲田は,明治時代には松竹蒲田撮影所があり,「映画の都」として全国的に知れ渡っています。現在でも映画館が2スクリーン存在しており,かろうじてかつての名残を保っています。東西両改札口に,全蓋式アーケード商店街があり,西口にはサンライズ蒲田・サンロード蒲田,東口にはあすとがあり,活気ある町並みを構成しています。 そういう大きな町なので当然酒場も数多くあり,古くから続く店も少なくありません。昭和35年創業の「鳥万」はオオバコでありながらも古きよき酒場の風情を残していて,他店を圧倒しています。蒲田に行ったら寄らずにはいられないでしょう。こここそ蒲田のランドマークと言っても過言ではないと思います。「升本」は300円均一の店として存在こそ知っているもののまだお邪魔する機会には恵まれていません。鶯谷や大森にも店のある「信濃路」は昼酒スポットの定番で,入るのを躊躇うような薄汚れた雰囲気もまたいいものです。第12回 大井町 「信州屋」「お魚sun」「三代目むら上」 大井町駅には,JR(京浜東北線)をはじめ,東急(東急大井町線)・東京臨海高速鉄道(りんかい線)が接続するターミナル駅です。大井町には江戸時代に鈴ヶ森刑場が置かれた辺境の町であったと思われますが,戦前には沿岸が埋め立てられ,戦後に大井競馬場が設けられ,現在では競馬観戦客の利用する町ともなっています。 そんなこともあって,大井町駅のそばには東小路をはじめとした飲み屋横丁が今でも戦後の気配を感じさせてくれる貴重な一帯となっています。ところが「お魚sun」は寡聞にもまったく知らず,「三代目むら上」は改装して以前の面影をなくしたように感じられます。「信州屋」は大井町でかつて栄えた酒場の名残を感じられる数少ない店で値段はやや高いもののいまでも常連さんで常に一杯です。第13回 小岩 「江戸政」「一力」「さくら」 小岩駅の周辺は,歓楽街や商店街が密集しており,酒場も数多く見かけます。北口を15分ほど進むと京成小岩駅があり,こちらにもこじんまりした商店街と渋い飲み屋が点在しています。「江戸政」は吉田類の酒場放浪記でも紹介されていますが,まだ行けていません。店の雰囲気は当然のこととして,値段の安さもまさにビンボーサラリーマンの味方で,ぜひ近日中に伺いたいものです。「一力」は1階が庶民的なもつ焼屋,2階が魚介料理も出すちょっと格上の居酒屋といった様子らしいのですが,残念なことにまだ2階で飲んだことがありません。TV放映の内容は忘れてしまいましたが,京成小岩駅そばの「さくら」であれば,一度お邪魔していますが,安くて気楽なお店として重宝しそうだと最寄の人をうらやましく思ったことを記憶しています。第14回 堀切 「喜楽」「水トク」「のんき」 「3年B組金八先生」のロケ地であった東武伊勢崎線の堀切駅周辺は商店も数軒ほどの閑散とした住宅街です。今回取り上げられるのは花菖蒲の名所,堀切菖蒲園の最寄駅であった堀切菖蒲園駅周辺です。駅から降り立って目に入る風景は庶民的な小さな商店にぽつりぽつりと居酒屋が混ざり込んでいるという感じで,京成立石駅の周囲に見られるような狭い路地が縦横に張り巡らされるような町にはなっていません。夜道にぽつりぽつりと看板の明かりや赤提灯が灯っているというところです。ところが,そんな店の多くがすごく魅力的なところが多く,酒場のレベルの高さでは都内でも随一ではないかと秘かに思っています。 「喜楽」は営業時間が短く,オヤジはおっかなく,客の入りもけしてよくないもののまぎれもない名店です。「水トク」は駅からやや離れた住宅街の路地にひっそりとあるため地元の方以外にはあまり知られていないと思います。放映時には客の入りが大変よかったように記憶しますが,実際はお客さんも少なく静寂に包まれておりそれが魅力になっています。「のんき」は赤羽や四ツ谷にも進出しているもつ焼の有名店です。「喜楽」の常連によると堀切の酒場では,「喜楽」が圧倒的なナンバー1で,「のんき」はシロタレがうまいけど,先代と比べるとぐっとレベルが下がったと熱弁を奮われていました。第15回 五反田 「もつ焼き ばん」「都々井」「かね将」 JR山手線,東急池上線,都営地下鉄浅草線の乗り入れる五反田駅は大きなターミナル駅でオフィスビルなども多く立ち並んでいますが,あまり下車する機会のない駅です。せいぜいの見に行くために下車することがある位でしょうか。 祐天寺に本店を構える「もつ焼き ばん」の五反田店では,以前不愉快な思いをしたことがあります。スタッフがよくなっていることに期待します。立ち食い寿司の「都々井」は寄ってみたいと思いながら果たせていません。「かね将」はごくごくありふれたもつ焼店で特筆するようなことはあまりありませんが,それこそが普段使いできるいい酒場であることの証左であるようにも思えます。
2012/06/28
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『ハシゴマン』ではしごした酒場紹介の第2弾です。第6回 東十条 「たぬき」「里味」「さくま」東十条とは渋いですね。ぼくも大好きな場所で,行く度ごとに必ずといっていいくらい魅力的な酒場を見つけることができます。吉田類の酒場放浪記でも「埼玉屋」「よりみち」「大衆酒場杯一」「さくま」が紹介されています。ダブってるのは「さくま」だけですね。「たぬき」は,まだ行ったことがありません。あまりにもありふれていてなかなか足が向かないのです。「里味」は番組後に伺うと店内は満席で,入る隙がないほどでした。今では数名の常連さんが静かに酒を楽しめる渋い酒場に戻っているようです。「さくま」は暖簾が仕舞われているのでやってないものと勘違いして空振りしたこともありました。女将さんが迫力があって活気あるよい酒場です。第7回 北千住 「千住の永見」「天七」「藤や」北千住も有名酒場が多い土地ですね。いずれも酒場放浪記に出ていると思ったのですが,「天七」では収録されていないようですね。いずれも人気店(「藤や」は収容力もないし,知名度もぐっと落ちますが)ですね。個人的には,この3店も含めて,大味な酒場が多くてどうも北千住の酒場とは相性が悪いようです。無論,いずれも悪い酒場ではないんですけど。第8回 町屋 「なりきん」「栃木屋」「小林」町屋は有名店よりも,まったくテレビなどでは紹介されない,どうってことのなさそうな裏道にあるような店に面白い通いたくなるような店が多いようです。紹介された3軒ともにそこそこいいのですが,都電,京成,東京メトロのいずれの駅からもずっと外れた場所にちらほら見掛けるこじんまりした店なんかには良店が潜んでいるのではないでしょうか。そういう意味で「なりきん」はメディアに登場するのは初めてだと思われ,こういう類似の他番組では陽の当たらない店を選択して番組を作って欲しいと思います。第9回 茅場町 「よっしゃ」「ニューカヤバ」「うまげな」好き嫌いはあっても飲み屋街として知られる街を中心に回ってきたこの番組ですが,茅場町とは随分地味な場所を舞台としたものです。「ニューカヤバ」以外は行ったことはもちろん聞いたこともありませんでした。日本橋界隈はちょくちょく歩いていて,飲んだりもしているのですが,なかなか眼鏡に適うような酒場に出会えず,ここんところ足が遠退いています。「よっしゃ」「うまげな」の2軒は楽しみに見たのですが,やはり駆り立てられるような気分になる店ではなさそうでした。今度茅場町に行くのはいつのことになるのやら。第10回 神田 「升亀」「六花界」「大越」神田のガード下酒場3軒の登場です。いずれもよく知られている店でぼくももちろんお邪魔しています。特に「升亀」「大越」はことあるごとにテレビや雑誌,ムック本などで紹介されているので,いささか飽き飽きしています。あれほど神田には多くの店があるのにいまだに「升亀」「大越」ではいささか芸がなさすぎます。「ハシゴマスター」は,東十条ではかなりユニークな店選びをしていたのに,北千住や神田では随分と安直に店を決めているように思われます。「ハシゴマスター」は実はひとりではないんじゃないかと思ってしまいます。
2012/06/20
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『ハシゴマン』を御存知でしょうか? 『ハシゴマン』は,TOKYO MXで毎週木曜日の23:30から放送されている30分番組です。2011年10月13日の放送開始以来,先週までに早くも36回放映されています。 番組は,司会をアンジャッシュ(この番組を見るまでアンジャッシュというコンビをまるで知りませんでした)の渡部建が務め,都内の居酒屋を知り尽くしたという「ハシゴマスター」からの指令によって,渡部が「ハシゴマン」となって,「ハシゴボーイ」もしくは「ハシゴレディ」と呼ばれる芸人と「ハシゴガール」と呼ばれる女性ゲストとともに,都内にある居酒屋を訪れ,居酒屋3軒をハシゴするという他愛のないものです。 一応ルールらしきものがあって,(1)毎回3軒はしごする,(2)1軒で酒は1杯,肴は1品,(3)酒を飲み干したら「ハシゴマ~ン,フィニーッシュ」と言いながらポーズを取るというものです。最近の放送ではそうしたルールも段々ぐずぐずになっていますが。(1)と(3)はよしとしても,(2)は安くて旨い店を紹介するという趣旨からも飲める連中はどんどん飲み食いしてもらったほうが見ている者としては楽しめると思うのですが。「ハシゴマン」と「ハシゴボーイ」もしくは「ハシゴレディ」の2人は,毎回2本撮りであるため,徐々に酔いが回ってくるのが面白いのですが,いろんな酒場を紹介するというよりもタレントたちの酔っ払いトークがメインとなってしまうのが残念です。 とは言っても,他の酒場紹介番組では取り上げることのなさそうな地味な店や,名店とは言えぬようなありふれた店も取り上げられたりして,将来記録的に貴重(?)なものとなるものもありそうです。また,テレビで紹介されることはまさかありえないだろうと思っていた板橋の「昭和(番組では『SHOWA』と表記されています)」が突然映し出されたりして,番組が面白いかどうかはともかくとして,ついつい目を通してしまいます。 この番組を知ったのはまったくの偶然で,たまたま飲んで帰宅してテレビを付けたところ放映されていて,急いで録画を始めました。それが第5回の放送途中からだったと思います。赤羽の「八起」が画面に出ているところだったでしょうか。備忘録としてこれまで番組がはしごした飲み屋街と酒場を記録しておきたいと思います。第1回 立石 「二毛作」「江戸っ子」「毘利軒」 第1回は立石とは酒場好きの渡部らしい選択だと思います。いずれも立石の有名店で格別発見があるわけではないのですが,番組としていいスタートが切れたのではなかろうかと推測します。立石は呑んべい横丁にも立ち寄ってもらいたいので,第2弾を期待します。第2回 門前仲町 「太陽」「づめかん」「いずみ」 門前仲町というのも酒場マニアの定番スポットですね。ところで,今回の3軒はいずれも存在は耳にしたことはありますが,有名店というような店ではありませんね。酒場マニアであればあるほどなかなか足を伸ばさない店という感じでこれはこれでいい選択かも。「いずみ」で辰巳新道を取り上げるのは気が利いています。第3回 学芸大学 「浅野屋」「鳥勇」「久慈川」 学芸大学とはなかなか渋い場所を取り上げたのですね。しかも紹介する店もなかなか老舗揃いですね。この3軒はもちろん屋号こそ知っているもののまだ行けておらず,「ハシゴマスター」へのライバル心が芽生えそうです。いかにも渋そうな屋号に惹かれます。この3軒をはしごできるなら学芸大学,近いうちに行ってみようかな。第4回 祐天寺 「鳥勝」「はがくれ」「立花」 祐天寺も地縁のない土地で,「忠弥」「もつやき ばん」という名店に行っている程度です。今回紹介された3軒も行ってみたい酒場を記したアンチョコにきっちり書き込まれています。前述の2軒に比べると幾分知名度では劣るものの,定評のある酒場をきっちりと押さえていますね。この3軒をはしごできるなら祐天寺,近いうちに行ってみようかな。 たまたま「忠弥」「もつやき ばん」の写真が見つかったので,携帯で撮影したぼやぼや写真ですが,アップロードしておきます。第5回 赤羽 「八起」「まるます家」「立ち飲み いこい」 赤羽は自宅からも通いやすいのでちょくちょく行ってます。飲み屋街をテーマにした雑誌の特集では必ずといっていいほど赤羽が取り上げられますが,ぼくにとってはOK横丁をはじめあまり迷路感が感じられず,実はさほどそそられないのです。3軒はいずれも有名店で無難な選択ですが,マスコミへの露出も多くあまり新鮮さは感じられません。
2012/06/19
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昨夜に続いて残りの6軒を紹介します。町屋 ときわ食堂 サンポップ店 酒小:300,メルシャン梅割:250,しゅうまい:300,いわしみりん干:200,塩辛:150,ごぼう香味揚:250 雑居ビルの地下1階にあって,東京メトロに直結しています。ちゃんぽんの「りんがーはっと」など多くの店舗が入っている中で,圧倒的に繁盛しているのがこの「ときわ食堂」。100名以上は入れそうなオオバコ。近所の有名店「ときわ食堂 町屋」より入りがよく,活気もあり,酒場っぽさもある。入口すぐにカウンターがあったので座ると,そこは寿司のカウンターでした。テーブル席に移動。酒小:300円としゅうまい:300円をもらいます。酒は全般にやや高めですが,しっかり量が入っているし,燗の付け方も悪くない。しゅうまいは大振り4個で満足感高し。オオバコの気分を感じたければいい店だ。他の品書:メルシャン梅割:250,いわしみりん干:200,塩辛:150,ごぼう香味揚:250。京成高砂 ときわ食堂(食事処 ときわ) きれいなお店で比較的早い時間帯にお邪魔したので,酒を飲む客はおらず恐らく夜勤の労働者や夜の商売をしている方たちでそこそこの入り。店は新しくて情緒はありませんが,肴の味はなかなかでした。品書:ビール大:560,サワー:330~,酒:270,目玉焼:200,焼肉:400,ホルモン炒:420巣鴨 ときわ食堂 巣鴨店 町屋店についで知られていると思われますが,それは単に巣鴨には飲み屋が少ないから紹介されているんじゃないかな。確かに安いし,活気もありますが,「ときわ食堂」としては標準的なお店ではないでしょうか。品書:ビール大:450,酒1合:250,ポテトサラダ:300,ハムエッグ:350千駄木 ときわ食堂 動坂 昭和43年創業のいかにも食堂然とした食堂。テーブル10卓程度にはそれぞれ1,2名埋まっており,まずまずの繁盛ぶりです。系列店にしては,値段,味ともにレベルはやや低いのではないか。内装にタイルを用いているのがちょっとユニークでした。品書:ビール大:580,酎ハイ:350,お新香盛合:150,ぶつ切:350,肉どうふ:350千住大橋 ときわ ここは「ときわ食堂」の系列なのでしょうか。他店が食堂然としているのにくらべると,ここはまったく居酒屋風です。店内もいい具合に枯れており,肴もボリュームたっぷり。もっともお勧めの一軒です。配膳を担当するのが若い女のコというのも店の雰囲気からすると意外といえば意外でちょっとうれしかったりします。品書:ビール大:490,酒(剣菱):310,ウィスキハイ:290,レモンハイ:280,イカ鍋(冬季のみ):750,〆さば:500,牛すじ肉どうふ:450,さつま揚:350,こはだ酢:350浅草 大衆食堂 ときわ(東京都台東区浅草2-27-12) 言問通りにひっそりとあります。行ったはいいのですが,すっかり酔っ払ってほとんど記憶なし。ただL字の狭いカウンターがあって,老夫婦がふたりでやっていて,客がひとりしかいなかったというぼんやりとした記憶があるだけです。ネットで見た品書:豚肉生姜焼/とんかつ/まぐろぶつ切/〆さんま:470,なすのから揚:280,いかげそ/トマト:250 少なくとも南千住,亀有,武蔵境,新小岩,亀戸,亀戸,赤羽,浅草2店舗,入谷,葛西,下板橋,大山,押上2店舗,五反野,お花茶屋にもあるようなので,ゆっくりと通ってみたいと思います。
2012/04/18
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ぼくが実際に行ったのはたった12店舗にすぎません。それにしてもどこに行っても店舗があるということが,書いているとしみじみ感じられます。巣鴨 ときわ食堂 庚申塚店 ビール大:450,酒1合:250,ポテトサラダ/ちくわ天:300,ハムエッグ:350 建物にはまったく歴史が感じられずつまらないが,15卓程あるテーブルはほとんどふさがっている。酒2合:480円とちくわ天:300円をもらいます。酒2合は量も溢れるほどでやや熱めではあったもののお得感があります。ちくわ天も値段からするとかなりの量。良心的ではあります。他の品書:ビール大:450,酒1合:250,ポテトサラダ:300,ハムエッグ:350。駒込 食堂 ときわ(ときわ食堂 駒込店) アザレア通りをまっすぐ。建物も新しいし,入口も狭くてちょっと敬遠していました。ところがガラス戸を開くと中は案外広くてテーブルが8卓ほどあり,3人組のやはり地元のじいさんたち以外はほとんどの席が一人客。のんびり本や新聞を眺め,ビールなどすすりながら思い思いのおかずを並べています。ゆったりとしていい店。酒(白雪):300円,チーズのせハンバーグ:250円をもらいます。サービスのお通しはがんもの煮付。うん,まずまずおいしい。ハンバーグはレトルトっぽいけど大きくて味もまずまず,チーズを乗っけるちょっとした心配りがうれしい。ただし,店のおばちゃんはちょいおっかないです。他の品書:サワー:350,ビール大:600,酒(白雪):300,ハイボール:380,ホヤの塩辛:200,ホルモン炒/まぐろブツ:350,ハムエッグ:300,チーズのせハンバーグ/揚ギョーザ:250,イカ塩焼:150綾瀬 ときわ食堂 ビール大:530,酎ハイ:310,酒小:290,ベーコンエッグ/いかげそ焼/熱やっこ/ハムサラダ:260 テーブル3卓に小上がりにもやはりテーブル3卓。酎ハイ:310円,ハムサラダ:260円をもらいます。食堂系は酒が高めのことが多いがここは総じて安いのがうれしいですね。ハムサラダはなんと千切りキャベツの上にハムが2枚,さらにそこに並の一人前以上のポテトサラダが乗っかっています。他にも安いメニューがいっぱい。ちょっと使いに便利な店です。他の品書:ビール大:530,酒小:290,ベーコンエッグ/いかげそ焼/熱やっこ:260。亀有 ときわ食堂 亀有店 東口をまっすぐ進むと店が見えてきます。店内は広く,テーブルも大きいのでゆったりと飲むことができます。値段の安くて,女性の従業員さんも感じよく,非常に使い勝手の良い店です。品書:ビール大:550,酎ハイ/酒小:300,目玉焼:250,コロッケ:280,肉どうふ/かつなべ:500金町 ときわ食堂 金町 広い店内ですが,所狭しとみっちりとテーブルが置かれているため少し窮屈な印象があります。客の入りは非常にいいし,野菜炒もたっぷり。ひとり客が多く,どことなくわびしい感じがするのも現代の食堂のイメージどおりで楽しめます。品書:酎ハイ:330,野菜炒:350町屋 ときわ食堂 町屋 数ある「ときわ食堂」でも昭和26年創業の町屋店はもっとも知られる存在です。けっこうなオオバコで大きなテーブルがどーんと置かれて,相席が当たり前というのも一昔前の大衆食堂然としています。佇まいのよさはさすがの貫禄でした。品書:ビール大:500,チューハイ:280,ホッピー:380,肉じゃが:280,しめさば:300,ままかり酢:250
2012/04/18
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痛飲の日々でなかなか投稿できなかったので,意識のあるうちに書き溜めていたものを上げておきます。 実際に調べが付いているのは29店舗です。浅草店と合羽橋店にある名札掛のものと付き合わせてもどうにも判然としません。巣鴨(*) ときわ食堂 巣鴨店 東京都豊島区巣鴨3-14-20山谷(*)? ときわ食堂 東京都台東区日本堤1-24東和 ときわ食堂 東京都足立区東和4-1-1武蔵野 ときわ食堂 東京都武蔵野市境南町3-11-13亀戸? ときわ食堂 東京都江東区亀戸5-14-12亀戸? ときわ食堂 亀戸駅前店 東京都江東区亀戸6-61-7赤羽 ときわ食堂 東京都北区赤羽西1-7-1動坂 ときわ食堂 動坂 東京都文京区本駒込4-37-5町屋東口? ときわ食堂 町屋 東京都荒川区荒川7-14-9町屋西口? ときわ食堂 サンポップ店 東京都荒川区荒川7-50-9 サンポップ町屋B1雷門本店(*)?or西浅草(*) 浅草 ときわ食堂 東京都台東区西浅草2-23-8合羽橋or入谷 合羽橋 ときわ食堂 東京都台東区入谷1-1-2業平 ときわ食堂 東京都墨田区業平2-14-2十間橋 十間橋 ときわ食堂 東京都墨田区文花1-1-5千住(*) ときわ 東京都足立区千住河原町1-7高砂 ときわ食堂(食事処 ときわ) 東京都葛飾区高砂3-8-2 といったところでしょうか。谷中,錦糸町,千葉,掘切(質),堀切(*),雷門入口(*),雷門(*),雷門酒寮(*),いろは通(*),北千住(*)はどこにも該当する店がありそうにないですね。ときわ食堂 庚申塚店 東京都豊島区巣鴨4-33-2 藤川ビル1F食堂 ときわ(ときわ食堂 駒込店) 東京都北区田端4-1-1 長沢ビル1Fときわ食堂 東京都足立区綾瀬4-8-ときわ食堂 亀有店(ときわ) 東京都葛飾区亀有3-11-13ときわ食堂 金町 東京都葛飾区東金町1-19-10ときわ食堂 東京都葛飾区新小岩4-14-12ときわ食堂 東京都北区赤羽西1-7-1大衆食堂 ときわ 東京都台東区浅草2-27-12ときわ食堂 東京都江戸川区東葛西4-14-16ときわ食堂 東京都豊島区池袋本町4-36-8ときわ食堂 東京都板橋区大山東町38-4ときわ食堂 東京都足立区西綾瀬2-18-14ときわ食堂 東京都葛飾区お花茶屋1-29-7 これらの店舗は浅草店と合羽橋店の名札掛にはなさそうなので,東京いろは会には属していないのかもしれません。
2012/04/18
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東京の各地で飲み歩いていると実にしばしば「ときわ食堂」を見掛け,実際ちょくちょく利用させてもらっています。かほど身近な店であるのにその歴史は不明な点ばかりです。 浅草店のHPには「元来ときわ食堂は明治・大正と浅草・上野近辺で隆盛を誇った料亭である常盤花壇から出た食堂」とあります。「ときわ食堂」は,フランチャイズシステムによるチェーン店のような強い縛りがない,暖簾分けにより店舗を増加させてきました。暖簾分けによる店舗はのれん会を組織することが多く,「ときわ食堂」は「東京ときわ会」を発足し,会を継続させています。この東京ときわ会は「常盤花壇」がそのルーツとなっているようです。http://mt-rokko.at.webry.info/200609/article_4.html このサイトでは「常盤花壇」の歴史に証言を交えて触れられていますが,「ときわ食堂」へ移り変わっていく様子は見えてきません。http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2006/10/post_2a7e.html--都内各地にある「常盤(ときわ)食堂」というのは、いろいろな系譜があるようで、紋もちがったりするが、その一つは、もしかすると常盤花壇の「常盤」と関係あるのではないかと、なんの根拠もなく推測していたが、昭和6年に東京に「常盤花壇」という料亭があったということになると、その推測も現実味をおびるか。でも、単に権威の無断借用にすぎないこともあるからな。とにかく、戦前の昭和の東京に常盤花壇があったというのは、チト気になる。--と食堂研究の大御所,エンタツも語っていますが,どうもはっきりしません。「ときわ食堂」の由来については,後日の宿題にするとして,現状はどうなっているのでしょうか? ネットで調べる限りにおいて「浅草 ときわ食堂」と「合羽橋 ときわ食堂」にはそれぞれ「東京ときわ会」加盟店が名札掛(武道などの道場で使われる道場名札のようなもの)に標示されているようです。浅草店のものには「合羽橋,亀戸,町屋西口,町屋東口,入谷,十間橋,赤羽,高砂,業平,谷中,錦糸町,東和,動坂,武蔵野,千葉,掘切(質),雷門本店(*),巣鴨(*),堀切(*)」の19店舗,合羽橋店のものには「合羽橋,亀戸,町屋西口,町屋東口,入谷,十間橋,赤羽,高砂,業平,谷中,錦糸町,東和,動坂,武蔵野,千葉,掘切(質),山谷(*),雷門入口(*),雷門(*),千住(*),雷門酒寮(*),西浅草(*),いろは通(*),北千住(*)」の24店舗がこの名称で掛けられています。(*)付きの店舗は一方にあってもう一方にはない地名を指しており,この地名の店があるとすれば27店舗あるということになるはずですが,この出鱈目さもますます謎を深めています。 「その中でもときわ食堂総本店からの支店でつくる「東京ときわ会」に当店は参加しております」(浅草店のHP)ということで会への参加の有無は自主的なもののようです。同会で会報誌を発行しているとは考えにくいので,参加店同士が連絡を取り合う機会もあまりないのではないでしょうか。そもそも「ときわ食堂総本店」というのがよく分かりません。 結局わからないことばかりなので,実際にお店で飲むことにしましょう。次回は,まだ行ったことのない方の参考になることを期待して,現在まで判明している調査報告をしたいと思います。
2012/04/18
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引き伸ばしみたいですが,ついでに調べた範囲での店舗情報を掲載します。全店制覇を目指す剛の者が現れることを期待しています(もうとっくに達成している方もいそうですが)。 なお,「シュワ!美味しい飲料 秀和物産」では48店舗が紹介されていますが,ぼくの調べた範囲ではその2で紹介した13店舗に加えて,47店舗が見つかっています。閉店していたり,まったく系列ではない店舗も含まれている可能性もありますので,間違いなどありましたら御指摘ください。 それにしても全店制覇はまだまだ先のことになりそうです。ゆるゆると通っていきたいと思います。取り急ぎ東十条の「ニュー加賀屋 東十条店」がかなり北千住店に似たいいオーラを放っているので行ってみたいなあ。五反田 加賀屋 五反田店目黒 加賀屋 目黒店新宿 加賀屋 西武新宿店新宿 加賀屋 西新宿店鶯谷 加賀屋 鶯谷店御徒町 加賀屋 上野広小路店御徒町 加賀屋 御徒町店秋葉原 加賀屋 秋葉原駅前店神田 加賀屋 神田店有楽町 ニュー加賀屋 有楽町店新橋 ほのぼの料理の かがや(加賀屋/KAGAYA)新橋 加賀屋 新橋1号店新橋 加賀屋 新橋2号店新橋 ニュー加賀屋 新橋店水道橋 加賀屋 水道橋店中野 加賀屋 中野店荻窪 加賀藤西荻窪 加賀廣 西荻窪店三鷹 加賀屋 三鷹店船橋 加賀屋 船橋店西船橋 加賀屋 西船橋店錦糸町 ニュー加賀屋 錦糸町店両国 ニュー加賀屋 両国店浅草橋 加賀屋 浅草橋1号店浅草橋 加賀屋 浅草橋2号店板橋 ニュー加賀屋 板橋店十条 加賀屋 十条店大宮 加賀屋 大宮店北浦和 加賀屋 北浦和店東十条 ニュー加賀屋 東十条店築地 加賀屋 築地店中野坂上 加賀屋 中野坂上店茗荷谷 加賀廣早稲田 加賀屋 早稲田店護国寺 加賀廣 護国寺店(旧店名:もつ焼 太郎)江戸川橋 江戸川橋 加賀廣飯田橋 加賀屋飯田橋 加賀屋 神楽坂店神保町 加賀廣 神保町店神保町 加賀廣 神保町ときわ台 加賀屋 常盤台店朝霞台 加賀屋 朝霞台店西新井 加賀屋 西新井店竹ノ塚 加賀廣 竹ノ塚店谷塚 加賀廣 谷塚店草加 加賀廣 草加店練馬 加賀屋 練馬店
2012/04/14
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昨夜は警戒していたのですが,やはりべろんべろんになってしまい書きそびれてしまいました。すいませんでした。 というわけでお気に入り「加賀屋」を紹介します。通い続けることで,各店とも多くの共通点を持ちながらも,それぞれに個性があることが分かってきました。こうしたさまざまに表情を持つところもチェーン店にはない,「加賀屋」の楽しさだと思います。似ているけどやはりどこかが違う,その微妙な差異を味わうのも,「加賀屋」の楽しみ方のひとつではないでしょうか。 とは言え創業から日の浅い店舗は,どうしても個性が出にくい面があるようです。本郷三丁目 加賀屋 本郷店 驚くほどのオオバコ。どこまで続くのか長テーブルが延々と続いたかと思うと,その先には広い座敷が舞っています。本郷界隈では珍しく早い時間帯から呑むことができるのも魅力。他店に比べて魚介系に力が入っているのも特徴。西船橋 まる福 船橋加賀屋支店 こちらもかなりのオオバコ酒場。活気は系列店の中でも随一でしょう。いい具合にくたびれた店舗が酒場らしくて魅力的です。白山 加賀屋 白山店 打って変わってひっそりとしたムード漂う店舗。店構えもカウンターがしっかりしていて,細長いテーブル席がメインの印象がある系列店の中では特徴的。カウンターでの独り呑み派にはお勧め。北千住 加賀屋 北千住店 「加賀屋」でも一際知られているのがこの店舗。バラックのような錆びれきった店構えが魅力的。こちらもすごい活気で,独りくつろいで呑みたい向きにはやや辛いですが,価格も安いのがうれしいですね。大塚 加賀屋 大塚店 こちらは店のくたびれた風情が心地よく感じられます。くつろげるカウンターもあり,全般にバランスの取れたお店です。北千住店とは違った意味で寂れた風情を楽しめ,北千住店が若者向けとすれば,こちらはオヤジ世代に相応しく思われます。松戸 もつ焼 煮込鍋 かがやす 松戸の「かがやす」は新興店でありながらなかなかの健闘振りを見せていて気に入っています。池袋 加賀屋 池袋店 もっとも典型的な「加賀屋」。いかにも「加賀屋」に来たぞという気分になれるので落ち着けます。「加賀屋」にはカウンターよりもむしろ長テーブルが似合っていると思われます。池袋 加賀屋 南池袋店 こちらは同じ池袋でも幾分静かに飲みたいときに便利なお店です。巣鴨 ニュー加賀屋 巣鴨店駒込 加賀屋 駒込店東京 加賀屋 東京駅前店 以上3店も系列の平均的なお店でその平凡さを求める向きには案外いいのかも。綾瀬 綾瀬 加賀廣五反野 加賀廣 五反野店亀有 加賀廣 亀有店 JR常磐線沿線や東武伊勢崎線沿線には屋号が「加賀廣」の店舗が多いようです。新しい店が多いので,佇まいを重視するムード派にはちょっと物足りないかも。年季の問題ではなく,地域性が店のムードを近しいものとしているのかもしれませんが。 以上,おおよそお気に入り順に紹介しました。
2012/04/13
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日も暮れて酒が呑みたくなる頃,行きたい酒場が見つからず,といって財布も相変わらず軽い場合にも安心して入ることができる店のひとつに「加賀屋」があります。昨夜もそんな調子で「加賀屋」のとある一軒にお邪魔しました。 東京都内を中心に数多くの店舗がある「加賀屋」ですが,その全貌はなかなかつかめません。ホッピーなどの商品を扱うネット通販会社の「シュワ!美味しい飲料 秀和物産」(http://www.syu-wa.co.jp/default.html)のサイト内に,かなり充実した店舗情報を掲載していて参考になりますが,まだまだ遺漏も多いようです。 一説によると本郷店がもっとも古い創業と耳にしたことがあるのですが,実際のところははっきりしません。各店の関係がチェーン店として密接に繋がっているわけではなく,「ときわ食堂」などと同様に暖簾分けという緩い縛りによってグループを拡大していることが全体像をいっそう分かりにくくしているようです。大串もつ焼(スタミナ焼,ホルモン焼があるのが特徴)と煮込み鍋,ホッピーという商品が共通していることと「加賀」が屋号に含まれているのがその共通点になるでしょうか。 さて,これまで随分と「加賀屋」で呑んできたという記憶があったのでこれまで行ったことのある店舗をチェックしてみたらなんとたった13軒しか行っていなかったのですね。あまり自分の行動範囲にない町に行った場合は,「加賀屋」系列は避けてなるべく地元の他店に行くようにしているので,しょうがないのでしょうけど。 明日は,これまで行った限りにおけるお気に入り店を紹介します。ベロンベロンになっていなければ。。。
2012/04/11
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つい先日、学食で飲むことの情報のなさに気付かされたばかりなのに懲りもせず今度は社食、官公庁の食堂を調べてしまいました。社食は福利厚生の一環として結局は給料の一部を搾取されているのではないかと勘ぐってしまい、ぼくにとっての負担にはなっていないのではないかという理由でできるだけ利用しまくってやろうという気持ちにさせられたりします。なかなかにすごい社食があるようで、これは従来の接待に変わるスタイルと考えればある意味微笑ましい感じもする一方で、せせこましいやり方だなあという感想もあります。 世界一の社員食堂を目指すという総合インターネット事業を展開する(らしい)東京都渋谷区のGMOインターネットグループの社員食堂「シナジーカフェ GMO Yours」は、なんと24時間営業、しかもすべてが無料ということです。社員に加え、取引先の人でも無料で利用できるといういうことです。18時~22時まではバーが開設され、カラオケ付きの食後のイッパイを楽しめるそうです。なんともうらやましい話ではありますが、飲み食いの細い社員たちにとっては、余計なシステムということに感じられることでしょう。 赤坂の株式会社 USENの社食では、18時30分~はパブタイムとなり、夜景を眺めつつ一杯飲んで帰ることもできるそうです。 他にも江東区大島の日本ヒューレット・パッカード株式会社の社食や飯田橋の株式会社大塚商会「大塚倶楽部」竹芝にあるシステムインテグレーターTISの本社ビルにはパブが設置され、「TIS焼酎」ラベルの焼酎をいただくことも可能なようです。 と最近の社食では驚くようなサービスを展開しているようでうやらましい一方で仕事を終えてまで職場のメンバーと一緒に過ごすのはどうも抵抗があります。いっそのこと他の同僚たちが懸命に仕事する中、ひとりのうのうと仕事を切り上げ、ひとり盃を傾ける図々しさがあるとそれはそれで気楽なか行っぽくて楽しいかもしれません。 一方で、官公庁の食堂はどうでしょう。ざっと調べた限りでは「ニュートーキョー 東京都庁職員食堂店(第二本庁舎職員食堂)」、「居酒屋 北の一丁(東京都庁第一本庁舎職員食堂内)」位しか見当たりません。最近は少なくなりましたが、以前は図書館の併設の食堂等で酒を出していました。しかしこれらは利用者への便宜という側面が強そうです。真面目にお勤めの役人の方々にはちがっていたら申し訳ないのですが、市井のビンボー酒飲みからすると、役人というのは大体において、我々の血税をなんだかんだ理由をつけて接待費なんかで落としているという印象があるため、夜のお楽しみの時間をこんなしょぼい食堂で過ごすとは思えないのです。もちろん、昼食は大抵は自腹なので、自腹はしっかり押さえて利用率が高い印象も併せて想像します。 というわけで、社食、官公庁食堂は、どこかきな臭い感じがしてやはり酒を飲む場所としては適さないような印象があります。それでもチャンスがあれば覗いてみたいと思うのでした。
2012/03/26
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先般も登場した大阪に遊びに行った知人が同志社大学の学食でビーフシチューだか牛赤ワイン煮の定食を食べて安くて(500円)、うまくて満足したと語ってくれました。ここ20年程で学食がかなりランクアップしているのをテレビの特集で見掛けたりします。自分が学生の頃は、いつも素寒貧な生活を余儀なくされていたので学食さえもが高嶺の花、滅多に利用することもなかったので、今さらになって学食が気に掛かってしまいます。 ところで、学食で酒が飲めるところが増えているようです。東京大学の「銀杏メトロ食堂」や「第二食堂」なんかで夕方になると酒を出していて、東大関係者以外でも利用できるということは噂では耳にしていましたが、他大ではどうなのでしょうか? 多くの大学で懇親会やらイベントがある場合には酒の持ち込みを認めたり、酒を出すことがあるようですが、いつでも当たり前に酒を飲ませてもらえるものなのでしょうか? ざっと調べてみました。スカイラウンジ(国士舘大学世田谷キャンパス)ルヴェソンベール 南大沢(首都大学東京)ルヴェソンベール 駒場(東京大学)カポ・ペリカーノ 本郷(東京大学)展望レストラン そら(二松学舎大学)アブルボア(東京大学)日比谷 松本楼 東大工学部2号館店(東京大学)日比谷 松本楼 杏林大学病院店 ガーデンテラス(杏林大学) なんかがあるようです。学食の多く(すべて)が大学生協やSHIDAXなどの外食産業に委託する形で営業していると思われるため、似通ったラインナップとなっています。最近では委託先も高級化する傾向にあるようで、想像するに在学生へのサービスというよりは同窓会など卒業生への便宜を図ったものであるように感じられます。一般の在学生が「ルヴェソンベール」や「日比谷 松本楼」を普段使いするなんてことはさすがにないでしょう。もし と調べているうちにわざわざ学食で飲まなくてもいいじゃないかという気分にもなってきました。東大の「銀杏メトロ食堂」や「第二食堂」のように安くて居酒屋使いのところがあれば行ってみたいかなと思いますけど。
2012/03/25
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先日,大塚のとある居酒屋でビールを飲みながらぼんやりとテレビを眺めていました。掛かっていたのは日テレのnews every.というニュース番組。その特集で「まさかこんな所に?知らなきゃ行けない激ウマの店」というのが放映されていました。思わず目が釘付けになります。やはりそこに辿り着くまでがちょっとした冒険的要素を孕んでいるというのはわくわくさせられます。当たり前に迎い入れてくれる酒場の心地よさというのも勿論すばらしいものですが,たまには苦労して店を探し出すのも楽しいものです。 辿り着くのが難しい酒場といってもいろいろなパターンがあります。news every.の特集で紹介されていたものを参考に分類してみます。1つ目のパターン。場所は恵比寿。スマホのナビによってとあるマンションに誘導されますが,部屋の表札には「中村玄」とだけ書かれています。その一室が人気中華料理店。店名もそのまま「中村玄」。これは,店とは思えない建物がお店だったというタイプですね(野毛「武蔵屋」もそうでしょうか)。また,先日書いた看板のない店(「看板のない酒場」を参照ください)というのもこれの派生系ですね。「一見さんお断りの酒場」もこのタイプの店が多いですね。 2つ目のパターン。場所は神田須田町。ありきたりの理容室を通り抜けた先には,定食屋さんがあります。「レスト」というお店でした。これは,別な店舗の死角や物陰にある店というタイプ。八百屋の背後にある御徒町「佐原屋本店」,ホテル(ホテル小松)にひっそりと併設された居酒屋が上野「小松」もまた,あまりにも何気なくロビーみたいに営業しているので気付きにくいかもしれません。 3つ目のパターン。我孫子駅からさらに郊外に外れて,周りは畑と墓地だけの場所にある「鳥善」。郊外型の店舗という要素と墓地のそばという店舗があるのかという意外性という要素のハイブリット型ですね。これは両者が組み合わされて発見が困難となるようです。これに該当する酒場はパッと思いつきません。 その他のパターン。迷路のような場所にある店というのも当然ながら見つけにくいものです。三島の「小料理 京路」や佐原の市街地の酒場などは町そのものが迷路のようで,チェックポイントのように店を見つけ出すだけでもかなり楽しめます。横丁が迷路のような店としては仙台の「源氏」が最高に魅力的ですね。どんどん細くなる店までのアプローチを歩く時間もこの店の楽しみのひとつとなっています。池袋「萬家」のような雑居ビルの中にある店も怪しげなビルであればあるほど探究心をくすぐられます。 といった感じで実際はじめての町で酒場を探すときも似たような興奮を感じるものです。 ちなみにネットで調べたところ「100人中99人が道に迷う超隠れ居酒屋」と自ら触れ込む「汁べゑ 渋谷店」や鵜の木の「焼肉一番 大河」,広島銀山町の「居酒屋 なわない」なんかも発見困難なお店のようでした。
2012/03/24
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先日,大阪に遊びに行っていた知人から萩之茶屋の「丸玉」なる居酒屋に入ろうとしたら一見はお断りだと入店を拒否されて大いに憤慨しておるといった内容を含むメールをもらいました。関西,特に京都辺りでは「一見さんお断り」の店が多くありそうです。このお店はネットで調べましたがあまり情報がありませんでした。なんとなく予想はできるのですが,ここでは触れずにおきます。ぼく自身はこれまではっきりと一見さんはお断りしています,といったことを言われたことがありませんが,新橋の立飲みの有名店「王将」には何度行っても入れてもらえず,そうははっきり言わずとも「一見さんはお断りだよ」と言われているようで釈然としない思いでいます。 一見客を断る理由はさまざま想像されますが,基本的にはトラブルを回避するための店側の自衛策と考えるのがよさそうです。こうしたルールを設けているのは,料亭,割烹,寿司屋などの高級店に多いようで,マナーを守らず,お金を持っていない客は最初から締め出しを食らうというわけです。店によっては必ずしも「一見さんお断り」を謳っていない場合でも,紹介制や完全予約制などのシステムによって「一見さんお断り」と同じような効果を期待している場合もあります。 と言っても,すべての店がトラブル回避のために「一見さんお断り」をしているわけではなさそうです。どう考えても分不相応と思われる店の場合は,店に箔を付けるためにこの制度を利用していることもありそうです。また,店主が高齢である場合に多いようですが,常連さんだけしか受け入れない(というか受け入れられない)店というのもあります。分からないでもありませんが,日本酒1杯に乾き物だけでもいいのだからと思ってもこうした店はなかなか頑固に拒否されることが多いようです。 高級店以外のゴールデン街にあるような小さなお店や場末のスナックなどでも時折「一見さんお断り」や「会員制」なんて札がぶら下がっている場合があります。この場合はトラブル回避でもかなり切実な目的を感じ取ることができます。こうした店ではにっこり穏やかにお伺いを立てると案外簡単に入れてもらえたりします。客の顔や表情から判断して店に被害の出ないことを確認できればいいということでしょう。 さて,経験がないので,あまり書くこともありませんが,せっかくなのでネットで探した居酒屋系の「一見さんお断り」店をいくつか紹介します。あっ,言い忘れていましたが,ぼくはもちろんこうした店ははっきり言って不快です。でも一方で好奇心はあって,店には一度だけであれば入って(入れてもらって),あれこれ言ってみたいという気にさせられます。御紹介いただけるなら喜んで随行させていただきますので,お申し出お待ちしています。なんて,お高い店が多いのでそう簡単には行けないんでしょうけどね。四谷三丁目 酒徒庵 銘酒居酒屋の有名店。「一見さんお断り」,「完全予約制」とハードルは高そうです。大塚に「麦酒庵」という姉妹店があるそうで,こちらは今のところ誰でも入れるようなので,こちらに通って「酒徒庵」への通行手形を発行してもらおうかな。日暮里 大木屋 テレビなどでも度々取り上げられるもんじゃ焼屋さんですね。メジャーなので一度行っておきたいと思いつつなかなか機会に恵まれません。横須賀市横須賀市 衣笠 鳥一 写真を見ると大変シブくてものすごく好みです。焼鳥屋さんですが,女主人が高齢で常連さんだけにオープンしているようです。京都府京都市 北野白梅町 ニュー万長 写真で見る限り,まっすぐ長く伸びたカウンターと青の一人掛けスツール,そのバランスがドツボです。ホルモン焼のお店のようですがぜひ行ってみたいものです。 上記以外にも以下のお店がありました。まあ機会があったら行ってみてもいいかな。池尻大橋 つくしのこ六本木 さだ吉麻布十番 世良田築地 うまいもん屋北品川 北品川浅草 鷹匠壽
2012/03/23
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通い続ける位に気に入っている酒場って,大概の場合,どこかしらで癖のあることが多いようです。少々変わっているのが,画一化されたチェーン店のような居酒屋とは一線を画するのでしょう。「ヘン」のポイントはいろいろありますが,主人の性格,肴の種類や酒の揃え方,店舗の形状や内装の雰囲気,勘定や注文などの独特なシステムなどが基本的な要素となるでしょうか。いずれにしろ主人の性格が他の要素を決定づけているのでしょう。 とは言ってもこうした老舗酒場の「ヘン」はちょっとした差異であるため,本当にびっくりするほどの「ヘン」に出会ったみたいという欲求が芽生えています。というわけでネットの情報を頼りにユニークな酒場を何軒か探り当てましたので,御紹介します。新中野 【休業中?】清貧 客自らが店内の厨房で調理するシステムのようです。食材に係る費用で精算するそうです。五反田 原価BAR 入場料1,500円を支払うとすべての料理や飲み物が原価で提供されるそうです。この入場料と見合うだけ飲み食いするのは大変そうです。関内 おだいどこ酒場 15分375円で飲み食べ放題できるバイキング&セルフサービス形式のようです。15分区切りっていうのはなかなか使えそうですね。桜木町 キンコンカン 80種類もの缶詰が肴として提供される酒場とのこと。これは種類の多さは別にするとさほど珍しくはないですね。亀戸他 釣船茶屋ざうお 釣り堀スタイルの居酒屋。これも昔から見られるスタイルの居酒屋ですね。これはちょっと興味あります。新宿 個室乃世 大河の舞 戦国時代をイメージさせる内装がされていて,戦国武士のコスプレをした従業員が出迎えてくれるようです。新宿 アラビアンロック 新宿スクエア店 アラビアンムードの居酒屋だそうです。吉祥寺 遊麗(ユウレイ) 店員さんが幽霊姿で現れるとのこと。BGMにお経が流れているということです。渋谷 アルカトラズE.R. 渋谷刑務所病院渋谷 異次元美食空間 ザ・ロックアップ 内装が監獄風の居酒屋。あちこちで見掛けます。ペンギンのいる居酒屋 漁亭 ペンギンいる居酒屋だそうです。秋葉原 鉄道居酒屋 LittleTGV 鉄道関係のコスプレをした店員さんが出迎えてくれるようです。赤坂見附 NINJA AKASAKA 忍者屋敷風を模した店内をもつお店のようです。これはちょっと気になりますが,通された一部屋だけを見てもあまり面白味はなさそうです。銀座 炭火串焼・豆富料理 竹取百物語 かぐや姫の世界観を表現した居酒屋。銀座 個室宴会・秋田郷土料理と地酒 なまはげ なまはげショーが行われているみたいです。銀座店は秋田の古民家を移築したようです。大森 大森手品BAR赤坂 赤坂うさぎや マジシャンのいるお店。実際にマジックの実演もあるとのこと。 といろいろありますが,なんだか妖しくて一度は行ってみてもいいとは思いますが,リピートする客はいるんでしょうか。コンセプト勝負のものっていうのは酒場に限らず飽きられやすいような気がします。こういう店を利用するのって,どういう客層なのでしょう? まあカップル同士というのが一番しっくりきますが,オヤジひとりで入ってしまう強者はいるのでしょうか。
2012/03/17
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日本における酒場の起源は江戸時代に遡れると一般には言われています。量り売りの酒屋(酒販店)が,その場で酒を提供,やがて簡単な肴も出すようになったのだということです。酒屋で飲む行為は「居酒」と呼ばれ,現在でも角打ち(関西では単純に立飲みと呼ばれているようです)として残っています。他にも煮魚・煮豆・煮染などの惣菜を販売していた煮売屋(呑み重視の店は煮売り酒屋と呼ばれたようです)が酒を置くようになったことに始るもの,握り寿司や蕎麦切り,天ぷらなどを提供した屋台から発展したものなどがあるようです。 いずれにせよ,純粋にその場で酒を飲ませるためだけの店が突然出現したわけではなさそうです。そういう意味では居酒屋と他業種が兼業するというのは由緒ある業態ということになるのでしょうか。現在ではありとあらゆる飲食店で酒類を扱っており,飲食一体となっています。こうした店では商品は基本的にその場で消費され,持帰ることはお土産などにする場合を覗いてはほぼありません。もっとも最近では焼鳥屋,たこ焼,鶏唐揚などを中心にテイクアウトがメインでありながら,これを肴に酒を飲ませる商売が横行しているので一概には言えないのかもしれません。 これから紹介するのは,角打ちのようにその場で消費することを目的とした商売と購入した商品を持帰ることを前提とした商売が併存しているようなお店を紹介します。【惣菜店】花月園前 食料品の店 浅野 実はまだ行ったことがないため感想は書きようがないのですが,実に心惹かれています。こうした店舗なら昼酒もできそうですね。ただし,良識のある主婦の人たちからはあまりいい顔をされそうもないですけど。京成立石 倉井ストアー こちらはすっかり有名店なので,昼間っから呑んでいても違和感のないのがいいですね。立石の長い夜を迎えるまでここで引っ掛けるというのは東京ののんベえの定番になっているのでしょう。【肉屋】大井町 肉のまえかわ こちらは今では小売りはしていないようなので,ちょっとここに挙げるのは適当ではないかもしれませんが,活気のある魅力的な店なのでこっそりまぎれこませておきます。肉の大山 立ち呑みコーナー ここもすごく有名。もうすぐ訪れる桜の季節になると花見客が大量に惣菜類を買いこんで行くのを見掛けます。月曜日のドリンク半額が狙い目でしょうが,これまた酒飲みには知られたこと。【魚屋】椎名町 おぐろのまぐろ(小黒の鮪) まぐろを中心に扱う魚屋さんの2階で営業する食堂兼酒場です。1階で購入した魚介系の総菜は持ち込むことも可能なようです。亀戸 立ち飲み 魚昭 魚屋さんのお隣で営業する立飲み屋(椅子有)。かなり本格的な店舗で魚屋側にいる主人がオーダーに応じて刺身などを用意してくれます。【パン屋】 最近増加しているのがパン屋併設のお店。サンシャインシティの「メゾンカイザー」をはじめ奥さまたちをターゲットに素敵なランチタイムを提供しています。まあ酒場感が希薄であることは否めません。新百合ヶ丘 HOKUO 新百合ヶ丘店新百合ヶ丘 バッケン・ウント・ヴラーテン(Backen und Braten)【コンビニエンスストア】愛甲石田 安田屋酒店(サンクス愛甲石田駅前店内) ここも行ったことがないのですが,おおよそのイメージはあります。コンビニのレジカウンターに置かれた焼鳥やおでんなどを肴に飲むことができるのでしょう。話のタネに一度行ってみたいと思っています。【古書店】高円寺 コクテイル書房 変わり種として知られているのは古書店と酒場が一体となったこちらでしょう。先日もTV番組の「ハシゴマン」で放映されていました。近所の学生が遊びに来て酒を呑む溜り場となっていたので,本当に飲み屋にしちゃったということでした。 まだまだ面白そうな酒場がありそうです。映画館と一体となった酒場(映画を上映している酒場や映画館のロビーなどに併設されているもの)なんかも増えていきそうです。屋形船というのも観光業と酒場を兼ねていると言えるのでしょう。
2012/03/15
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いい酒場があると聞かされ,いそいそ出向いてみるとその店に看板がなく,暖簾も掛かっていなかったりしてやってるんだかやってないんだか判然としなかったりすると,しばし躊躇してしまいます。それが知る人ぞ知る店なんだぞという店側の気合いや自信の現れであったりすると,それはそれで不安にならざるを得ませんし,古くからやってるから宣伝する必要もないということであれば,そこは常連さん(それもかなりの年季が入った)ばかりの店ということになり,これまた躊躇する理由になってしまいます。なにはともあれ,はじめての酒場に入る際に看板や暖簾,赤提灯っていうのが背中を押してくれているようです。 古い酒場には,暖簾を下げると何の建物だかまるでわからない場合が多々あります。日中,その夜の酒場を物色してうろついても見えてこない店が,夜になると突如として姿を現すといったことがままあります。暗く静まり返った住宅街のただ中にふと赤提灯が灯っているのを見たりすると,もう駄目です。後先考えずガラス戸をがらりと開けてしまいます。庚申塚の「庚申酒場」は,店の灯りが灯って,スタンド看板や暖簾が出されるまでは店舗とも思えない雰囲気です(最近行ってみたところ,明かりが灯ってもうすぐ開店かと思い,しばらく時間を潰してお邪魔したら照明が消されているなんてこともあって,なかなか敷居が高い酒場になっています)。恵比寿の「縄のれん」なんかも赤提灯,暖簾がないと廃屋に見えてしまうかもしれません。一般のお宅かと勘違いしそうなのは,門前仲町「大坂屋」や蔵前「牧野」辺りでしょうか。ともあれ,こうした老舗酒場にはなにがしかの酒場であることを示す符丁があるもんです。 ところが,看板がないばかりでなく,符丁さえない酒場があったりします。最近TVドラマでも水谷豊主演で『居酒屋もへじ』というのが放映されたようですが,ここで描かれた居酒屋はなんらかの符丁があったのでしょうか。実際にあるいくつかの看板のない酒場を御紹介します。桜木町 武蔵屋 看板のない酒場の代表といえばこの野毛の名店「武蔵屋」になるでしょう。実際目にしても木造の小体の民家としか思えない。まさにしもた屋といった風情です。ただし,この酒場を見つけるのはさほど困難ではないのです。あまりにも有名であるためしばしば長蛇の列ができているからです。阿佐ヶ谷 可わら かろうじて紺暖簾が下がっていることが酒場を表現しているのでしょうが,まったく情報もなくお邪魔していたらとてもお店とは思えないでしょう。しかも場所が繁華街を外れ住宅街に踏み込んだ場所にあるため,一層隠れ家的な存在の店としています。東池袋 BAR Too 池袋東口の東通りをひたすら進み,店舗もまばらになって住宅がメインになりつつあるビルの1階にあります。外からはぼんやりとした灯りがもれていて,籐椅子らしきものが置かれていることは窺えますが,一体どういう施設なのか激しく好奇心を揺さぶられます。実際にはこのお店に入るまで1年以上を要しました。 バーという業態は屋号も看板もない店というのが案外あるようです。シングルモルトやカクテルなどの酒の旨さもさることながら,くつろげる空間と時間を提供するため,一見を避ける傾向にあるからかもしれません。 せっかくなので,ネットで看板のない店について調べてみました。思ったほどは見つけられなかったのですが,参考までに御紹介します。原宿 バール・デ・じゃんがら新宿三丁目 BAR STING大久保 anteojos アンテホス神田 眠庵 そば新橋 港屋 そば大井町 廣田 無国籍料理千葉県千葉市 八平北海道札幌市 居酒屋 ごんべゑ岩手県盛岡市 炊き餃子・手羽先 オクムラ香川県高松市 福高知県高知市 月福岡県福岡市 旧かつえ福岡県福岡市 海物 本店 ざっと調べたところ,福岡県にヒットする店が多いようです。他にもあるようでしたら教えてください。
2012/03/14
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先般,見ごたえのある看板のいくつかを独断で選んだのですが,名店と言われる店は看板にもこだわりがあって,だからこそ愛されるのでしょうね。懲りずに思い出すままにピックアップしましたが今回も老舗の名店ばかりとなってしまいました。 もうひとつ思うのが,やはり居酒屋の看板は夜にこそ映えるものだということです。昼間はうっかり見過ごしてしまっていた酒場が夜になると俄然息を吹き返すことがあります。日中あちらこちら散策していてもいい酒場はなかなか見つからないものです。酒場探しは夜に限ります。曳舟 三祐酒場 木製浮き彫りの額による欄間看板で金文字が浮き彫りにされています。ライトアップされているのはちょっと俗な感じもしますが,看板なんて目立ってなんぼなのでいいのです。「(三)」とシンプルな柄の赤提灯も見事なデザインだと思います。四谷三丁目 スタンディングルーム 鈴傳 巨大な「キリンビール/鈴傳」と金文字で浮き彫りされた額看板が見事です。「白鶴」「キンシ正宗」などの酒蔵メーカのものも並べられ圧巻。それ以上に魅力的なのが,袖看板。黄色地に黒文字の内照式で,「鈴」「伝」の間にオレンジ色に青字で「酒」「食品」,赤字に白い楕円形で囲まれた「たばこ」の文字が挟まれています。この丸ゴチック文字とも違うユニークな装飾文字は他にあまり類のないものだと思います。湯島 シンスケ 玄関脇の袖看板(壁面にもあり)が控えめなのが上品で好ましく思えます。杉玉に縄のれんが看板を惹き立てています。正統派で筋の通った店に相応しい看板です。まあ一方で小料理屋ぽくってこれは居酒屋じゃないよって感じもしなくはありませんけど。秋葉原 赤津加 袖看板が印象に残り易いく,「菊正宗」の一枚板の看板も見事。でも気に入っているのは建物をきっちり見渡さなと見つけることのできない白壁面に直接浮き彫りされた欄間看板があります。「お二階/大衆割烹/赤津加」と書かれています。浅草 神谷バー 白地に黒字の欄間看板。「神」「谷」「バ」「ー」と一文字ごとに独立しているのがなんとなく贅沢。そのはるか上に赤字に白抜きの「KAMIYA BAR」が貼り付けられています。建物とのバランスがよく,安心感に満ちています。中野 第二力酒蔵 正面の欄間看板は力強く書かれた「第二力酒蔵」の文字主体ですが,その脇には陽気に酒を呑む老若男女が愉快なタッチで描かれています。この絵はどなたか書かれたんでしょうか。エッセイかなんかで読んだことがあると思うので,いずれ著名な方の作だと思われます。錦糸町 三四郎 巨大な木板にやはり大胆すぎる筆致で「三四郎」と白文字で書かれています。通常であれば下品というか不細工だなあと感じるような看板ですが,不思議とこの店にはマッチしています。東大前 呑喜 木板に「呑喜」と記された金文字が浮き彫りされた欄間看板が立派。文字の間には家紋(葵紋の一種でしょうか?)も彫られており,風格を感じます。袖看板も暖簾もそれぞれ味があります。哀愁度の非常に高い看板です。
2012/03/13
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看板は一般的に広告を目的として設置されます。広告を目的とした媒体には,テレビ・ラジオのCMや新聞・雑誌広告などがあり,最近ではインターネットを利用した広告が広がりを見せています。他の媒体と看板にはどのような特徴があるのでしょうか。看板が特異な点は,基本的に特定の場所に設置する必要があるということです。そのため,看板を見るには設置されている場所に実際に赴かないといけません。他の媒体による広告はおにごっこの鬼のようなものだとすると,看板広告はかくれんぼの逃げる立場のようなものです。実際,歌舞伎町やすすきの,国分町などネオン街などでは,夥しいばかりのネオン看板が瞬いており,目的の店を見つけるのは無茶苦茶困難なことがあります。ものすごく原始的で効率の悪い広告媒体ですね。 酒場で一般的な看板は,宣伝対象の建物壁面に取付けられているものが袖看板(突出しサイン),宣伝対象の前や誘導を目的として地面に置いて使われるスタンド看板,もっとも目立っていて主流となるのが宣伝対象の入口頭上にある欄間看板(テント看板の場合もあります)で,夜に訪れる客をメインターゲットとするため,内照式の光るものが多くみられます。 ぼくのようなどちらかと言えば酒場の雰囲気を好きか嫌いかの判断基準にしている者にとっては,看板は広告としての機能以上に建物に付随するファザードとして美的観点から楽しむ対象として存在しています。まあ実際はそんな高尚なものではなく格調のある筆使いや愉快なキャラクターなどが描かれていたり,トタン板,木製の看板にノスタルジーを感じたりという極めて凡庸な楽しみ方をするだけですけど。鶯谷 鍵屋 あまり押し出ししない小さな木片の欄間看板が掲げられています。シンプルな紺に白抜きの暖簾と相まって,哀愁さえ感じます。ひとりになりたい夜に人目を忍んでこっそり訪れたい,そんな気分にさせてくれる格調高い看板だと思います。大塚 江戸一 扉のすぐ上に設置された木製浮き彫りの額による欄間看板(さらに上部に内照式のものも据え付けられています)が見事。まさに正統派で王道の看板といえるでしょう。「酒場 江戸一」と記されたこじんまりと風情のある袖看板も魅力があります。南千住 大林 これまた正統派でシンプルな欄間看板です。中央に「大林」の文字が楷書体できっちりと記されています。左側には「清酒 白雪」,右側には「キリンビール」の文字がこちらは赤字で前者はオリジナルの装飾文字,後者はゴチック体です。内照式の看板でありつつもなぜだか風格を感じます。紺のれんに白抜きで「大林」と書かれており,そのバランスも絶妙。残念なのが,「KIRIN LAGER BEER」の既製品のスタンド看板が安っぽすぎるなあ。平井 豊田屋 インパクトの強さはこの酒場が筆頭でしょうか。建物の白いトタン地に直接巨大な浮き出し文字で「豊田屋」とあります。その上にも「(隆)大衆酒場」の赤字がありますが,それがいい引き立て役となっているようです。さらにその上には「浅草無双/白子鍋・あんこう鍋」とあって,袖看板ともども情報が豊富です。新子安 市民酒蔵 諸星(諸星酒場) かなり派手でありながら独特の風情があるのがこのお店。建物の白いモルタル地に大きな「諸星」の金文字が浮き出されています。その下には白地の「市民酒蔵」ののれんが掛かり,袖看板や珍しい縦長の欄間看板もあり,それぞれ味がありますが,ごちゃごちゃしているはずなのに全体としては不思議と絶妙な配置に感じられます。世田谷 酒の高橋 テント看板は往々にして安っぽくなりがちです。しかもこちらのものは丸ゴチック体で書かれているにもかかわらず,どこかしら気品さえ感じます。屋号のシンプルな文字とそれが記された赤提灯とのバランスが風情を産んでいるのだと思います。
2012/03/08
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仙台駅の駅前(といったら西口の方は嫌な顔をされますが)には数々の飲み屋横丁が残されています。最古参といわれる文化横丁をはじめ,東一市場,壱弐参横丁,仙台銀座,ジャンジャン横丁,名掛丁センター街,稲荷小路,虎屋横丁,苦竹小路などがあり,すべてを記憶しているわけではありませんし,随分寂れた横丁もありますが,狭い仙台の街にこれだけの横丁があるのはうれしいことです。とはいえ最近,東一センター(東一連鎖街)が閉鎖してしまったようですが,残念なことです。 そんな飲み屋横丁の一つに谷風通りがあります。駅前通りを北方向に進み,中央通りを越えて広瀬通りの一本手前が谷風通りです。仙台出身の古今無双の名横綱・谷風にちなんで名づけられた通りです。この通りの雑居ビルのひとつの細い通路を奥に進むと「居酒屋 のんき亭」がありました。 突然,東京から離れて仙台の話題に触れたのは,あくまで個人的な感傷からです。10代前半の約3年間を仙台駅の西口(当時は駅裏と言ってました)から5分程度の場所で過ごしていました。その後何度か引越しし,ぼくが18歳になり一人暮らしを始めて少し過ぎた頃,両親がこれまで転居したいろいろな場所で最も住みよく,環境もよかった土地として仙台を選び安住の地とすることになりました。最初の帰省先は広瀬通りを越えて定禅寺通りに至る途中のマンションということもあり,帰省中は駅周辺を散歩するのが楽しみでした。そんな時に極々近所だったこともあり時折お邪魔したのが「のんき亭」でした。 「のんき亭」に通った頃には,親の脛かじりの分際でも,晩酌はかかさなくなっていました。でも通う理由は酒ではありませんでした。この「のんき亭」は定期的にのんき館という映画の上映会会場になっていたのです。ぼくはこの映画上映会に通うのを楽しみにしていたのでした。映画館と酒場というもっとも好きなふたつが同じ場所で楽しめるなんて最高の幸せです。 のんき館では,映画月刊紙「き~の」の発行などで知られた故畑保義さんを中心に,1980年8月から実に372回の上映会を企画し,多くの珍しい日本映画の上映をしてきました。これは知らなかったのですが,2006年12月からはのんき寄席として太白区のアマチュア落語家清川波之丞さんの独演会を中心に行ってきたそうです。 1970年代前半に開店した老舗酒場の「のんき亭」がなんということか,昨年の10月31日に閉店してしまったそうです。のんき館の最終回は,10月23日で山下耕作監督、中村錦之助主演の股旅ものの傑作「関の弥太っぺ」だったそうです。 上映された映画については,せんだいシネマバザールのブログに詳しいですが,ぼくの記憶に残っているのは石井輝男や西河克己の映画です。東京でも見る機会のなかった映画が16mmプリントとは言えども帰省先の仙台で見れるなんて思ってもみなかったと大いに喜びました。 呑むために行けなかったことは今でも後悔していますが,いずれにせよ長い期間,楽しい時間を過ごす機会を与えてもらえたことに感謝します,そして御苦労さまでした。 ところで,千駄木の渋いおでん屋さん「おでん処 たかはし」の奥の座敷を使って三遊亭円左衛門という噺家さんが定期的にがんも亭という寄席をやってるみたいです。また,吉田類の酒場放浪記で見ただけの情報ですが,綱島の「やきとり 鳥郎」でもやはり落語会が行われているようでした。
2012/02/11
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駅の改札内の酒場にも飽きたらない。やはりホーム上で飲んでみたい。そう思って調べてみたのですが,都内やその近郊にはあまりないようですね。知ってる店がいくつかありますので御紹介します。 都電荒川線の庚申塚電停のホーム上にある居酒屋が「御代家」です。こちらはテレビでも度々取材されています。庚申塚から歩いてすぐのところに「庚申酒場」があり,7時過ぎの開店までの時間潰しで立ち寄ったことがあります(余談ですが,つい先日も「庚申酒場」に行ってきましたが,主人のばあちゃんが開店準備をしているシルエットが見えたのですが,7時過ぎには明かりが消えていました)。立地は魅力的です。値段は高めですが,そこそこ美味しいものもいただけます。しかしあまり楽しくない。せっかくユニークな場所にありながらホームの様子が店内からは見えないからです。これでは,その1で紹介した店とそう変わらないじゃないか。せいぜい踏切の音が「チンチン」「カンカン」と鳴るのだけが楽しめるだけ。 ネットで調べてみたらJR上野駅5・6番ホームに「カントリーファームカフェ」というのがあるようです。こちらも日本レストランエンタプライズの運営のようです。というわけで早速行ってきました。確かに東北本線(宇都宮線)のホームのど真ん中にありますね。キオスクサイズの小さな店舗であか抜けないファーストフード店みたいな店です。カウンターが4+5席と2人掛けのテーブルが2卓あります。店のおねえさんにレジカウンターで飲物と肴をオーダーします。トリスハイボール:250円をお願いします。ホワイトボードに本日のお勧めが掛かれています。この日はたこマリネと豚タン(両方250円)に鶏もつ煮:380円がありました。豚タンをお願いします。社員食堂や学生食堂のようなオレンジ色のプラスチックのお盆に乗せてくれます。せっかくなので窓側のカウンターに腰掛けます。ホームレ列車の到着を待つ乗客たちはこちらのことなどまったく気にも掛けていませんね。東北本線の車両が入って来て,乗客が我先にとわっと乗り込みます。乗り込んで落ち着いた乗客はほっとしたのかこちらをおやっといった表情で眺めています。ちょっとだけ優越感を感じるのでした。他のメニュー:生ビール/酒:300,トリスハイボール:250,もつ煮込/ビアソーセージ/おでん盛合:380,チーズ&サラミ:200 もし他店も御存じの方は教えてください。 これだけだと面白くないので対象地域を拡大して調べました。そしたらありますねえ。特に東海から関西にかけてがメッカのようです。 JR名古屋駅1・2番ホーム 「名代きしめん 住よし」 名鉄線の多くの駅 「金山庵」 JR京都駅2・3番ホーム 「麺串」 JR新大阪駅13・14番ホーム 「杵屋」 JR新大阪駅15・16番ホーム 「楽」 JR大阪駅環状線ホーム 「グランドール 環状ホーム店」 JR天王寺駅1番ホーム(阪和線) 「喫茶&居酒屋」?などなどが見つかります。他にもまだまだ見つかりそうですね。浜田信郎氏の人気ブログ「居酒屋礼賛」にも書かれているのJR名古屋駅3・4番ホームの立ち飲み「どえりゃあ亭」は閉店したようですね。 記憶に残っているのが沼津駅の立飲みスタンド。もうすでに閉店してしまったようです(ネットによると平成19年)。静岡駅のホームに残っていた「立ち飲みスタンド」も平成21年に閉店したようです。味わいのある立飲み屋でした。 下関駅は改札外ですが,趣のある駅構内に大きなロの字のカウンターのある酒場があったことを記憶しています。御記憶の方はいらっしゃるでしょうか。
2012/02/09
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雨や雪の日,台風などで足止めを食ったときなんかに駅中に酒場があるとうれしいものです。東京駅や品川駅など長距離列車(特に新幹線)の停車する駅やターミナル駅なんかでは改札外(駅構内という意味で使っています)であればそれこそ大抵飲食店が入っていて酒を提供する店もありますね。改札内であっても最近はエキナカなどの施設ができており,商業施設の競争緩和により酒を扱う店も出てきているようです。 改札外の店では新宿駅構内の「ビア&カフェ ベルク」なんかが定評がありますが,いまとなっては特別感はないです。「アイリッシュパブ スタシェーン」は上野駅や田町駅がありますが,単に駅ビルで呑んでいるという気分にしかなれません。上野駅はパンダ口すぐの場所にあるので巨大パンダ(後姿だけ)を眺められるのが魅力でしょうか。 改札内であっても「LONDON PUB RAILWAY TAVERN 池袋店」(藤沢店なんかもあるようです)があり,これは待合せなんかにも使えて便利ですが,いかんせんターミナル駅の池袋にあるので,改札外を通過する人から丸見えで,逆に言えばあわただしく帰宅する人の列を見ながら酒を飲んだところであまり楽しくはなさそうです(実際あまり改札内で呑んでいるという気分になれませんでした)。 「Itswell(イッツェル)」というスタンドバーのような店が船橋駅にあるということで半年ほど前に行ってみたことがあるのですが,残念ながら時間がなく見つけることができませんでした。ここはどうやら改札内にあるようです。時間をやりくりして行っておくべきでした。同じ店名は千葉駅東口,西口,蘇我駅にあるようですが,こちらはそば屋さんのようで,改札の外にあるようです。 2010年頃に御徒町駅改札内に「かんげき酒場」という立飲み屋がありました。気にはなっていたのですが行こう行こうと思っているうちに改修工事が終了して店もなくなってしまいました。試験的に開業したお店だったようですが,入りが悪かったのでしょうか。日本レストランエンタプライズが運営するお店だったようです。上記の「アイリッシュパブ スタシェーン」,「LONDON PUB RAILWAY TAVERN」,「Itswell」も同じ運営なのですね。他にも赤羽駅に「赤羽ぶんか亭」,恵比寿駅に「BEER&CAFE RAIL」があるのですね。いずれも改札内にある酒場のようです。一度は話のタネに行ってみようかな。 ととりあえずは駅中で何軒か呑んでみたのですが,あまり面白くありませんね。店に入ってしまうと街中やビル内にあるありきたりの酒場と何ら変わりはないのですね。むしろ店舗によっては窓越しに露骨にじろじろ眺められたりして居心地が悪かったりする。雨に濡れないで済むのと,帰りの電車に乗るのが楽な位が取り柄といえば取り柄でしょうか。帰りがけにちらっと立ち寄る程度の遣い方になるでしょう。
2012/02/08
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典型的なコの字カウンターのある酒場でひとりぬる燗などをすすっていたとします。カウンターの中できびきびと黒板に記された本日のお勧めなんかを仕込んでいるオヤジを眺めながら,とりあえず用意された塩豆をアテにしてゆったりとぬる燗を呑むのはくつろげるものです。席に着いている他の客たちもみな帰宅前の一杯をひとりしんみり呑んでいるようです。 そんなとき,この酒場に相応しからぬJ-POPだかK-POPなんかが鳴り渡り,曲のポップなイメージから程遠いおじさんが携帯電話をぶきっちょな手つきで引きずり出し喋り始めます。それが単に待合せの約束だったりするのがわかれば(不思議なことに会話が聞こえなくてもわかってしまいます)よっぽど大声で喋らない限り,大して気に留めることもありませんが,例えマナーを守っているつもりらしくひそひそと話していたところで非常に不快な気分になります。 コの字カウンターを囲んだ客たちは,居合わせた者同士が一時的にせよ連帯感を持つことになるのだと思います。それは職場や家庭にある連帯感とはまったく性質を異にしたものです。その時,この酒場は密かな連帯感を孕んだ特別な場所になっているように感じられます。 ところが,そんな中,客の一人が携帯電話で喋ることによって,せっかく育まれてきた連帯感が一方的に分断され,職場や家庭などの個人的な場所が現出することで一瞬にして特別な場所が失われてしまうような印象を受けるのです。これが不快さの原因となっているのでしょう。 実際には気に入って通う酒場の客は,携帯電話が反応するや急ぎ足で入口に向かい外で会話することにより,場の空気を壊さぬよう配慮されています。酒場を愛する客(愛するは大袈裟としてもこうした酒場を気に入って通い続ける客)は特別な場所としての酒場をそれが一見の店であっても敏感に察することができるのだと思います。 一方で,まれに利用する牛丼チェーンやファミレスなんかでは客たちは銘々またはグループで自分(たち)だけの空間を作っています。他の客やグループなどのことはまったく意に介さず,閉ざされたプライベートな空間を愉しむようです。これが酒を出す飲食店であるということでは同じですが,酒場とは違う重要な点なのかもしれません。
2012/02/01
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(1/12に書いていた記事が未投稿のまま残っていました。中身も確認せず登校してしまいます。) 今晩もくたびれ果てて、遅くなってしまって、さてどうしようか。職場からの最寄駅前でありながらなかなか足を向ける機会のなかった酒場を目指します。営業が不定期で行きたいと思ったときには休んでいるのですね。幸いにも今晩は明かりがついている。シメタと思い早速向かうとものすごいボリュームで歌声が響き渡っています。とてもこれを聞きながら落ち着いて飲めないと思い、電車に飛び乗り自宅の最寄り駅に辿り着きます。 悩みに悩んで入った酒場はなぜかチェーン店の「うまいもん酒場 えこひいき」。どうしてこんなチェーン店に飛び込んじゃったんだろうな。まあ、入ったからには飲まざるを得ないので、幾分お得なホッピーセット(白)と中(セットの焼酎より少し多めに告がれているみたい)、たこ焼(ネギポン)を頼みます。オーダーはタッチパネル式のタブレットみたいなので行います。 つまりほとんど他人とのふれあいなしに徹底して孤独な時間を過ごすことができるのですね。これって悪くないかも。徹底して人と触れ合いたくないときにはチェーン店でこっそり飲む手もあるんですね。ホッピーをすすりながら間もなく読み終えることもできる軽い小説なんかを眺めながら多少のんびると頁を繰っていると、しばし面倒なことを忘れることができそうです。 ところで、ここはぜんぜん詰まんないチェーンでしたね。個室風な造りの店でカウンターがなくとにかく個室風のテーブル席ばかり。ひとりで行くと二人席に通してくれて、遮るものは暖簾だけですが不思議と読書に集中できます。 帰宅するまでの1時間に満たない時間をくつろいで過ごすことができました(帰宅してから1時間程度は奥さんとのコミュニケーションもあり)。チェーン店嫌いのぼくにとっても不思議と充実した時間でした。
2012/01/15
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今晩もまた勤務先を出たのがそこそこいい時間になってしまい、さてどうしようかと最寄り駅までの20分弱の田舎道を歩きながら煩悶を重ねたのでした。駅も近くなり昨日第3のビールを購入したコンビニ前で寒空の下、うれしげに缶チューハイをすするおいちゃんたちがいたのです。格別この駅界隈では珍しい風景でもないのですが、今晩はかなり冷えている。どうしてこうも愉しげに飲むことができるのでしょう。 自宅の最寄り駅に到着。第3のビールを購入するのを我慢して、じっと我慢の帰宅でした。駅構内にはちらほらとビールを飲むサラリーマンがいます。数名で飲むおっさんたちもいれば、ひとり飛び切り陰気な視線を放ちながらそれでも酒だけは的確に消費していく人もいます。 どちらも最近とみに見掛ける風景ですが、ぼくにはこうまでして飲まなきゃいけない理由がどうにも解せない。同じ寒空でも立飲み屋で飲むのとは明らかにうまさが違っています。同じ安酒にも関わらず。 彼らはそれほどまでに酒を飲むのが好きだということでしょうか。酒を飲むなら自宅に帰ってゆったり腰を下ろしていつでも寝ることができる態勢だとが一般的なのです。 さてこのスタイルでの飲むのは字決して愉しくないということもあり今晩は職場近くの居酒屋一杯ひっかけて、池袋駅さらいに思う一杯でともかく今晩は猛烈に眠いので間もなく間もなくねむるにつくことにしました。眠気でもはや自分が何を書いたのは振り返る余裕がありません。ではおやすみなさい。
2012/01/11
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しつこく同じネタで話を引っ張ってしまいすいません。今回で最後になりますので我慢してお付き合いください。諸事情で今年の仕事のスタートは今度の日曜日から。なのでまだ仕事を終えてから飲むという快楽をまだ実行できていません。仕事が始まるのはかったるいけど、仕事後の一杯を早くやりたいと思っています。中野 もつ焼き 石松 度々常連さんのブログでお見掛けしてぜひ行きたいと思いつつ誘惑の多い中野ではこのお店まで辿り着く前にすでにいい具合になってしまいます。近いうちに一軒目でお邪魔したいものです。中野 路傍 昭和36年創業とのこと。渋い店構えに惹かれつつ、値段を知ってしまっているのでうかうか暖簾をくぐる気にはなれずにいます。それにしても中野には何度訪れてもまだまだ気になる酒場が尽きることなく存在し魅力的です。鷺ノ宮 居酒屋 ペルル 昭和35年創業の「笑ゥせぇるすまん」の舞台になる「魔の巣」のモデルのお店ということです。随分屋号に隔たりがありますね。松戸にはずばり「魔の巣」という酒場があるようです。バーに対しては最近点が辛くなっているので、おいしい酒を飲ませてくれることに期待したいものです。高円寺 抱瓶 昭和53年創業の沖縄酒場。一頃連日のように沖縄料理店に通ったものですが、ゴーヤやスパムなどの食材が簡単に手に入るようになるとめっきり行く回数が減ってしまいました。有名店のこちらにはなぜかお邪魔していなかったのでいずれ伺いたいと思っています。阿佐ケ谷 燗酒屋 平成17年創業、何度か店の前を様子を窺いながら通り過ぎています。品のいい小料理屋のような印象でお銚子2本位をすっと空けてみたいものです。阿佐ケ谷 善知鳥 平成9年創業の新しいお店ですが、評判のよさに一度は訪問したいとつねづね思いつつ、やはりやや高級なのとうらびれた酒場を優先してしまうので当分は行く機会がなさそうです。阿佐ケ谷 焼鳥割烹 川名 昭和46年創業の有名店、西武池袋線沿線にも数軒の同じ屋号の酒場がありますが経営が一緒なのでしょうか。極めて大衆的な安さと量で常連さんを多く抱えているようです。何度か行ったのですがなぜか休みのタイミングにぶつかってしまっています。大塚 割烹 一松 昭和46年創業、大塚三業地のガードを進んですぐの店。敷居が高そうですが、古くからある割烹というものを経験してみたいと思っています。赤羽 川栄 昭和22年創業のうなぎをはじめとした豊富な肴を食べさせてくれるお店。北区はこの一軒だけ、赤羽にしろ東十条にしろチェックしないで行っても気になる酒場がどんどん見つかるのでした。といっても赤羽の酒場はめぼしいところはほぼ行ってしまったので次回はここを起点に飛び込みではしごしてみたいと思います。南千住 尾花 うなぎの名店として小津安二郎も贔屓にしていたお店です。うなぎ屋を酒場と捉えていいものか判断に迷いますが、とりあえず行ってみたい店の備忘を兼ねて書いておきます。町屋 阿波屋(通称:三角屋) 夜の9時頃にようやく開店するということでなかなか行く機会が持てずにいます。想像するに水商売客などを対象にした酒場なのでしょうか。こうした店はユニークなように思われますが、実は案外あちこちにあるんですね。今度町屋で呑んだら3,4軒目で行ってみたいと思います。東武練馬 棟梁 安くてボリュームがあるということであちこちのブログで評判のお店です。それ以外の魅力は実地にて確認してみたいです。石神井公園 スマイリー城 平成4年創業(平成13年に移転)の焼鳥屋。焼鳥を自分で焼くスタイルでユニークといえばユニークだけど、焼鳥屋としてはやや邪道ではないかなと思ってしまいます。まあ話のタネに一度だけ。西新井 ゆきひろ 昭和34年創業の老舗ですが、店はきれいですね。こちらも行ったときはなぜか暖簾が下がっておらずくやしい思いをさせられています。今やそのくやしさを解消するためだけにここに行ってみたいと執着している感じです。小岩 江戸政 昭和40年創業の大衆的な酒場。知人の話によると安くて量もあって、店の雰囲気もよくてお勧めのようです。小岩は行きたい店が実はたくさんあるので、今度行くのが楽しみでうずうずしています。
2012/01/06
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行ってみたい酒場をつらつら書いていると、こんなこと書いている間にさっさと呑みに行ってしまいたいと思いながらなかなかままならない日々。正月疲れした胃腸を少しは休ませるべきかと思いつつ、それ以上に酒場で飲みたい気分がずんずん高まっています。明日がその最初のチャンス。ちなみに今日も休みで千歳烏山-芦花公園-八幡山-上北沢をじっくりと散歩、もちろん奥さん付き。まあさほどそそられる酒場もなかったので心安らかに帰宅してしたたか呑んでしまったのでした。祐天寺 はがくれ 昭和49年創業のもつ料理と酒が評判の酒場。本当はあまり好みのタイプの酒場ではないのですが同じ祐天寺の「立花」と逢わせて行ってみたいと思います。三軒茶屋 銘酒居酒屋 赤鬼 昭和47年創業の銘酒居酒屋のさきがけの店。何度か行く機会がありつつも機会を逸しています、というか銘酒居酒屋というのがどうにも好きになれず避けて通っています。メジャーな店なので次回は立ち寄ってみたいと思います。三軒茶屋 久仁 昭和55年頃創業のもつ焼の名店との誉れが高い店ながらなぜか現場に行くとこの酒場があることを忘れてしまい立ち寄らずにこれまで来てしまいました。次回こそはお邪魔してみたいお店のひとつです。下北沢 宮鍵 下北沢は映画などでしばしば通ったにも関わらず若者向けの街であるというイメージから脱しきれずこれまで呑むことを避けてきました(まあ何軒かは立ち寄っていますが)。昭和30年創業のこの店があることを知り、ぜひ行ってみたいと思いつつ、昼間以外は行く機会を逸しています。この店のためだけでもぜひ出向きたいものです。恵比寿 豊勝(まくら とよかつ) 昭和21年創業とのこと、古くからある酒場ですね。恵比寿では飲む機会も少なく、たまに呑みに行くことがあっても、すぐに街を移動してしまっていました。昼間にはよく訪れるようになり街を歩くと案外そこかしこにオンボロな酒場もあるのですね。こちらはまだ見掛けたことがありませんが、敬意を表していずれお邪魔します。恵比寿 さいき 昭和23年創業の名立たる文学者たちが贔屓にしたという名店。店の前を素通りしたこと幾度。けして敷居が高いわけでもないのですが、なぜか入ることを躊躇わせる気配があります。マスコミ関係者がいたらいやだという気持ちがどこかにあるのかもしれません。中野の「北国」にようにすっと受け入れられればいいんですけどね。渋谷 鳥福 昭和7年創業で昭和26年築の建物で営業しているとの情報、これだけでも行ってみる価値はありそう。渋谷のんべえ横丁は魅力あふれる酒場が軒を連ねていますが、常連さんの中に混じるのはなんでもないのですが、単にひと月分の小遣いがあっという間に吹っ飛びそうなのが躊躇する理由でした。渋谷 鳥重 昭和26年創業の酒場。こちらも「鳥福」に並ぶ定評のある酒場ですね。行けない理由は上記と同。加えて予約制とのことでさらに敷居が高くなっています。気が向いたら行きます。代々木 馬鹿牛 ホントはあまり興味のない酒場ですが、代々木で数少ない安定した評価のある酒場なので行っておいてもいいかなといった程度の理由。代々木上原 笹吟 平成9年創業。これだけで興味がかなり失せてしまうのですが、まあうまいものを食わせてもらえるようなのでできればスポンサー付きでお邪魔したいお店です。
2012/01/04
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今日はひさしぶりにのんびりと銀ブラしました。特に目的があるわけではなく、近日中に訪れたいと思っている銀座の高名なバー(スタア・バー・ギンザ、銀座サンボア、ルパン、BAR 5517、MORI BAR、TENDER、タリスカーなど)の下見や各地のアンテナショップ巡り(山形、栃木や東京交通会館の各店舗)、銀ブラの締めくくりにはやはり銀ブラの語源ともなったカフェ・パウリスタに。のんびりとして案外充実した一日になりました。それにしても「ブリック」はさすがだなあ、年中無休で午後3時にはすでに開店準備ができていました。立ち寄りたい気持ちをぐっと抑えて奥さんのお供を続けたのでした。ということでなかなか縁遠い目黒区や大田区の今年行ってみたい酒場を公開です。中目黒 大衆割烹 藤八 昭和52年創業の有名店ですが、中目黒という土地ってどうも好きになれないのでした。きどった感じの街というのは概ね苦手なのですが、どんな町にも暗部があって、行かず嫌いはやめてどしどし攻め込んでみたいと思います。きっと庶民的ないい酒場もるはずと信じて訪れたいです。祐天寺 立花 ブログなどで見る限り商店街を抜けた住宅街にあるお店、立地は魅力的。概観はかなり煤けていますが、店内はちゃんとしているみたい。鳥料理専門店ありどれもおいしそう。純米酒を各種揃えているようです。学芸大学 浅野屋 昭和41年創業の山の手ではあまり見掛けないコの字カウンターのある店というのがいいですね。外見はありきたりなのでうっかりすると見過ごしてしまいそうです。大衆的なフツーの酒場の魅力が感じられます。自由が丘 ひな鳥から揚 とよ田 昭和37年創業の老舗唐揚店。歴史のある唐揚専門店ってなぜか値段の表記がないところが多いのがうっとおしいです。こういう店って本当は行きたくないのですが、やはりうまそうなので一度は行っておこう。恵比寿 栃木屋 恵比寿という街も近いのになかなか足を向ける気になれない(昼間はけっこうちょくちょくうろついていますけど)、なので呑みに行ったのは数える位です。何度も歩き回ってよさそうな酒場もいくつかチェックしているのでそれこそ近日中に行きたいと思います。ここは昭和46年創業の老舗ですが店は改装されたのか小奇麗みたいです。ボロな酒場もちょこちょこあるので激しく行きたくなってきました。大森 蔦八 大森にはさんざん通ったにも関わらず呑みに行ったことはないのでした。昭和45年創業のこの有名店さえ行ったことがない。大森は近日中に行っておきたい街のひとつです。平和島 【閉店】栃木屋 昭和46年創業の酒場放浪記でも放映された老舗店ですが、なんと今ネットで調べたら閉店しているみたいですね。なんとも残念なことです。雑色 もつやき酒場 三平 昭和27年創業の歴史あるもつ焼屋さんでさくっと飲んで食べるのによさそうです。早い時間から営業しているのもいいですね。ただし店がぴかぴかなのが残念。雑色はシブ好みの酒場がありそうなので一軒目に使うのがよさそうです。
2012/01/03
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2012年に行ってみたい酒場(墨田区・品川区) 今晩は義弟一家(子供3人)がやって来てさんざん呑んで一眠り。目覚めてぜいたくシメイをすすってからようやく立ち直ったところです。正月料理というのはどうしても冷えた肴が多くなるのでアルコールの分解が遅れてしまうような気がします。それにしても正月2日であるのに、街はすごい人手です。一昔前は正月三が日位は街も静まり返ってそれはそれで不思議な情緒があったものですが、いまでは百貨店も2日には開店し、街のにぎわいも通常期を上回る混雑振りです。今となっては閑散とした正月が懐かしい気分です。それでは今年の目標の続きになります。錦糸町 大衆酒場 小松屋 ごくごくありふれた酒場めいたところが好印象。ついつい「三四郎」などの有名店を目指してしまうのですが、本来はこうした当たり前の酒場が心地よいものです。錦糸町 日野屋酒場 とりあえずここに書くためにネットで検索してみたのですが、ひっかからない。とっくに閉店しているのでしょうか?「下町酒場巡礼」あたりで目にしていた酒場なだけに健在であることを期待します。大崎 天志乃 昭和45年創業 ネットで調べてみるとありきたりのお店ですね。「日本酒とトンカツのお店」ということでちょっとくたびれている胃腸にはきつそうですが、不案内な土地でもあるので機会があればお邪魔してみたいと思います。五反田 大衆酒場 蔵や 先日お邪魔した際には休みだったのか扉は閉ざされたままでした。値段の表記がなくてご主人の気分でいろいろ出してくれる店というのは以前似たようなスタイルの店でいやな思いをしたことがあるのであまり近寄りたくないというのが正直なところですが、評判を信頼して一度は訪れてみたい酒場です。荏原中延 もつ焼き 仲居 昭和35頃年創業の定評のあるもつ焼屋。朽ち果てた暖簾が印象的ですが、ここまで来ると渋さを通り越しているような気がします。外観の朽ち果てた様子と店内のありふれた感じのギャップが気になりますがやはり一度は訪れておくべきと楽しみにしています。荏原中延 忠弥 東急線沿線のもつ焼屋というのはどこも行列ができているという噂です。わざわざ並んでまで飲むというのがどうしても納得できない性分なので、やはりなかなか足を伸ばせずにいます。ただでさえ遠距離で億劫なのに。あれっ、都営浅草線も通ってたか、じゃあ近いうちに行ってみよう。北品川 ほ志乃 昭和34年創業の人気店、ブログなどで見る限り店の雰囲気はさほど面白みはなさそうですが、味の良さは衆目の一致するところのようです。京急沿線は魅力的でぜひとも丹念に歩いてみたい界隈ですがややうちからは遠隔で、課題となる地域です。
2012/01/02
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明けましておめでとうございます。正月は多くの酒場がお休みで、ぼくも自宅で昼間から飲んでいます。この数年はチューハイばかりの日々なのでいきなり日本酒で呑み始めるとやけに眠くなってしまい、夕方にはすっかり寝入ってしまいました。今さっき目覚めてビールをすすりながらブログ書き。といってもややこしいことは書けないのでまたもや今年行きたい酒場を書いてお茶を濁すのでした。新宿 田舎料理 川太郎 昭和42年頃創業の老舗。花園神社の参道にあるというのがユニーク。いつでも行けそうでありながらお値段が高めなので軽く呑んでお暇することにしましょう。熊本出身の女将さんのお店のようです。目白 秋田料理 五城目 昭和35年創業。こちらは秋田料理のお店。初代店主が秋田県の五城目町出身とHPにあります。きりたんぽがお勧めということですがあまり得意ではないのでした。あっという間にお腹一杯になって呑めなくなってしまいますから。湯島 多古久 明治37年創業。湯島のおでんの有名店。湯島界隈には「右近」や「こなから 本店」などおでんの名店がありますが、いずれも酒場でいただくおでんとは違い高級料理になってしまっています。こちらもやはり値段は高級店価格のようです。それでも歴史の古さを感じるために一度は行ってみたいと思っています。浅草 志婦゛や 昭和33年創業(平成2年改築しているようです)の老舗酒場。観音通りにあるようですが、なぜか見落としていてまだ場所も確認していません。だからこそ楽しみなんですけど。小奇麗で趣味からは少し外れていますが、ほのぼのといいお店のようです。浅草 岩金 戦前に創業し、昭和24年浅草に移転した仲見世通り裏通りにある老舗酒場。小料理屋に近いお店のようでこちらも軽く飲んでさっと引き揚げるのが粋な使い方のようです。浅草 赤垣 大正6年頃創業という老舗酒場で酒場放浪記で放映されていた印象が残っています。肴の上品さが非常に魅力的でした。地元の常連さんが肩を寄せ合っており、長居をせずさくっと寄せていただきたいと思います。浅草 スタンド 甘粕 土日のみこっそり営業を続けていたというこの酒場もとうとう閉店したという噂を目にしたような気もしますが本当のところはどうなんでしょうか?これまで何度か伺っているのですがやはり店の扉は閉ざされたままです。なぎら健壱が恐れる女将のばあさんと逢えることを念願にしています。浅草 山之宿 昭和41年創業の木造の一軒家酒場。古民家風の酒場というのは見掛け倒しのことが多いのでやや不安ではありますが、一度はお邪魔したいと思います。浅草 捕鯨舩 昭和52年創業の有名居酒屋。浅草芸人たちの溜まり場となっていた(いる?)ということでどうしても足が遠のいてしまうのですが、大衆酒場らしいムードにはそれなりの魅力があります。
2012/01/01
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昨夜、あれほど疲労していたにも関わらず、妻に誘われるままとあるBarに行ってきました。美容院のお兄さんが本格的なBarと折り紙付きだということで、勇んでいってきました。 とは言いつつ食べログで事前調査すると3.47位の評価。悪い点ではないけれど、若干不安。場所は池袋駅近くの雑居ビルの8F。エレベーターで8Fに向かいます。窓からはジュンク堂方面が丸見え。はす向かいのカラオケ屋の大部屋が丸見えです。カウンター席のほか窓際の狭いカウンターと多様なスタイルのテーブルがあります。カウンターはひとり客のために遠慮してテーブル席に。店のムード造りはそこそこ悪くないのですが、暗くもなく明るくもないのが逆に眠くなります。肝心のカクテル、バーテンダーのお兄さんはなかなか身のこなしは様になっていますがいかんせん味がひどい。ギムレットとサイドカーという王道をいただきましたが、値段はともかくどちらも見かけからバランスが悪く感じられまったく楽しめなかったのです。 ここで余談ですが、Barをぼくの基準による酒場に加えてよいものか迷う理由が、このうまいが実はBarではいつも求めてしまうからです。Barに行くときだけは値段のことは抜きにしておいしい酒を求めてしまうからです。うちの近所にかなりハイレベルで見事なカクテルを出してくれる店があるのですが、どうやらここがBarの基準になっているようです。そこに月に1回程度のペースで通ってハイレベルな基準が身についているせいか、よほどのBarでないと納得できなくなっています。かと言ってここが一番かというとけしてそういうわけではなく、先般旅行した名古屋の「Bar Barns」のカクテルのすごさには本当にまいってしまいました。勿論それでご近所のBarへの愛着は変わることはありません。 そういうわけでこれまでサントリーバーやトリスバーのような特殊な例外を除くとあまりBarは取り上げてきませんでしたが、実際、本当の名店と呼ばれるBarには行けていないのでした。それはご近所のカクテルの魅力が損なわれるのではないかという恐れもあったのですが、それを凌駕する優れたBarに行っても身近にBarのある喜びが失われることはないことがわかりました。 というわけで奥さんがBarに興味のあるうちにぜひ名店と呼ばれる店に行ってみたいと思います。以下は「Bar Barns」のメインバーテンダーに伺った店を含む行ってみたいBarになります。銀座 MORI BAR(モーリ バー/毛利バー)銀座 銀座 TENDER(テンダー)銀座 TALISKER(タリスカー)銀座 BORDEAUX(ボルドー)銀座 MONDE BAR(モンドバー)銀座一丁目 STAR BAR GINZA(スタア・バー・ギンザ) う~ん、敷居が高いですねえ。「ルパン」などの老舗のBarもいいですが、やはりこうした本格的なオーセンティックなBarには憬れます。
2011/12/31
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今年もあとわずかでおしまい。昨夜は大掃除やおせち料理の買出しや準備やらの疲れでさぼってしまったので、できれば2本立てで(単に長くなりそうなので分割したのですけど)。今晩はのんびり酒場放浪記でも眺めながら酒でも飲むつもりです。そこで来年の目標として、来年行ってみたい東京の酒場をリストアップします。単に横着してるだけですけど。太田和彦氏のお気に入りの酒場が多く並んでしまいました。やはりこの方の好みの店というのは庶民が気軽に利用できるところが少ないせいかなかなか訪問できていません。まあ大御所がお勧めということなのでいずれ冷やかしてみたいと思います。いずでにせよやはり老舗店が多くなってしまいました。築地 季節料理 魚竹 昭和51年創業。旨いものにさほど興味がないせいか築地にはごくごく稀にお付き合いで行く程度です。来年は一度じっくり巡ってみたいものです。銀座 魚がし料理 佃喜知 昭和20年創業、平成20年移転という老舗店。銀座という土地もよく歩く場所ではありますが、飲食ということになるとなぜか腰が引けてあまり回れていません。来年は銀座をはしごすることを最重要ポイントとしたいと思っています(あくまでも思っているだけ)。銀座 銀座 樽平 昭和3年創業という古いお店。「樽平」は23区でも5,6軒はあると思いますが、宣伝酒場というのはどうも魅力が薄くて、しかもやや高目の設定が足が遠のく利用かと思っています。東日本橋 江戸政 大正13年創業。テレビなどでも度々取り上げられていてその度にわざわざ行くまでもないかななんて思うのですが、この酒場の歴史の厚みを思い遣るとやはり行っておかねばと感じるのでした。勝どき かねます 昭和35年創業、高級立飲みの有名店ですが、やはり高級な点が立ち寄れない最大の理由。ここまでのお店は基本的には値段が決定的な理由となって行けていなかったということが見え見えで、情けないですね。白金台 鈴木屋 こちらは庶民的なもつ焼店。白金は日中は散歩することがあってもなかなか夜に出向くということがないのではしごできる酒場があれば行ってみたいと思いながらなかなか訪問できずにいます。ここは来年必ずお邪魔します。
2011/12/31
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【その他の理由(もしかしたら好きかもしれない愛憎相半ばする酒場)】東十条 よりみち オンボロな酒場の多い東十条でもとりわけ気になる酒場が「よりみち」です。駅から随分歩き,辺りはすっかり住宅街になった頃,ぽっかりと姿を見せるのです。たまらなく魅力的です。店内も王道のコの字カウンターで実際まったりとした気分に浸れます。ここまでは抜群にいいのですが,こちらの女主人,まったく修業もせずに後を継いだようで出される肴のひどいこと,これは客に出すものではないですね。この素敵な酒場を継いだ心意気は買いたいのですが,それでもやはり客をなめていると感じます。板橋区役所前 ホッピー酒場 亀屋 板橋には「明星」「政屋」「やきとん 田丸屋」「やきとり 鳥瀬」をはじめとした,きたないと言ってもあまり異論はないと思われる酒場が多くあります。それでもこれらの酒場がまだまだマシと思えるような,きたないにも程があると思わせられるような酒場があります。それが「ホッピー酒場 亀屋」です。とにかくこれまで整理整頓や掃除という行為がされたとは思われないほどに荒れ果てた店内はさすがに長くいたいとは思えません。きたなさにはかなりの耐性が身に付いていると思いますが,さすがにここには辟易させられました。門前仲町 魚三酒場 富岡店 客だからと言ってえばり散らしている客を目撃してしまい,いい気分に飲んでいたのが一気に冷めてしまうことがあります。逆にお店側の人たちの態度に不愉快さを感じることもままあります。「魚三酒場」はいろんな意味で見事な酒場であることに異論はありませんが,よく言われることですがこちらのお姉さんたちはやはりもう少し客を大事にしてもらいたいと思う。良いものを安く早く提供するのは立派ですが,忙しくてももう少し柔らかく応対できないもんでしょうか。赤羽 米山 お店が悪いわけではないのだけど...、あまりに混んでいるのでなかなか足を向ける気分が沸いてきません。店の佇まい、もつの味、シャリキンのショーチュー、どれをとっても魅力満載ですが、席も窮屈すぎるし並んでまでと弱気になります。そして奥の便所前の物置みたいな部屋で延々と肴を待つのはやはり苦痛を言わざるを得ません。淡路町 兵六 こちらもお店が悪いわけではありません。その店をいい形で盛り立てるべき客層に不満があります。いつもではないことに期待しますが、場所柄もあってかマスコミ系の客が我が物顔に必要以上の大声で自慢話に興じているのは鼻持ちなりません。彼らは自分たちの態度がどれだけこの酒場の居心地を悪くしているか自覚的なのでしょうか。自らの愚かしさでどれだけ多くの静かに飲みたい客たちの足を遠ざけているか自覚してもらいたい。押上 もつ焼き まるい こちらもほんとにおいしくてオヤジさんの熱意が感じられるすばらしい酒場なのですが、酒よりも肴(肉)に重点が置かれているというのが酒場として疑問を呈したくなるのです。客もその多くが旨いものを求めて来店しているようで、酒はそっちに置いておいて、ひたすら肉を貪り食っている印象でどこか間違った店に入ってしまったようないたたまれない気分になります。
2011/12/29
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