noahnoah研究所

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2010.07.10
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カテゴリ: セキュリティ
いつも見ている WIRED VISION 「米国サイバー軍の紋章」に隠された暗号 という記事で 「9ec4c12949a4f31474f299058ce2b22a」 というコードを見たとき、 MD5 のハッシュ値に似ているなと思い、とりあえずググって見ると、やはりMD5で、そこに掲載されていた文章でMD5のハッシュ値を取ると同じコードが出てきたため、正解なのでしょう。

ただ、すでにMD5は弱すぎて公的文書の署名には使えないはずなので、それをわざわざ紋章に入れるというのは、ふざけているとしか思えません。そもそも署名があれば改ざんしてないとは限らず、偽の文章を作って、それから署名を作れば正しい署名のように見えてしまうから危険です。

以前、公開鍵暗号を研究していたことがあるのですが、一番の課題は、暗号文や鍵を作る技術などではなく、いかに信頼できる配送経路を使って鍵や暗号文を送るかでした。逆に言えば、信頼できる通信手段さえあれば、公開可能な平文に署名は要らないと思います。

実は全てウソの内容で、署名付きの文章だからといって信じてはいけないという教訓なのかもしれませんね。




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Last updated  2010.07.11 01:53:11コメント(0) | コメントを書く


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