「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

09日 ヒュー・ウルフ&東フィル定期


東京フィルハーモニー交響楽団第753回定期
コンサートマスター:三浦章広

1・スティーヴン・マッケイ
   Turn the Key(日本初演)


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2・ガーシュイン
   ラプソディ・イン・ブルー
     椎名豊トリオ(ピアノ・トリオ)

**************** intermission *************

3・ベートーヴェン
   交響曲第7番イ長調


 2008.5.9.19:00 サントリーホール 2-C8-29


 アメリカの指揮者ヒュー・ウルフによる前半2曲はアメリカ音楽、
マッケイ作ターン・ザ・キー 文字どおり”鍵を回せ”はホールの
柿落としのために作曲されたもので 打楽器奏者2人がホール後方から
手拍子でステージへ向かってくるところから曲が開始されて聴衆へも
手拍子を求める、やがてオケが咆哮、 最後も手拍子で終わる。
いかにもラテン系の軽快な曲想。

ガーシュイン作品に登場の椎名豊トリオ演奏による本作品は生では
2度目の機会、即興のジャズ・トリオによるシーンもあり30分ほど
の時間を要した。

06年までフランクフルト放送響の首席指揮者を務めたウルフが
どんなベートーヴェンを聞かせるか楽しみだったが力強さ、
炎のようなリズムを強調するかと思いきや意外と繊細で
テクスチャ的な表現での演奏。
東フィルの編成は通常の16型2管(ホルンのみX4)だが非常に音量を押さえた
奏法でまるで室内楽オケの演奏を聴いているように感じたが
ウルフの狙いが何であるのかまでは最後まで解らず。
流石に終楽章コーダでは熱い響きで聴衆からBRAVO !の声を得たが。。。
★★★★

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