「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

15日 グスタフ・レオンハルト/リサイタル





1・ラインケン
   トッカータ ト短調

2・ベーム
   コラール・パルティータ「ただ神の摂理にまかす者」

   組曲ハ短調(アルマンド/クーラント/サラバンド/ジグ)

3・ダングルベール
   組曲ト長調 (プレリュード/アルマンド/クーラント
        /サラバンド/ジグ/ガイヤルド/シャコンヌ)

4・ケルクホーフェン
   ファンタジーアホ短調

5・ダングルベール
   シャンボニエール氏のトンボー

6・フィッシャー
   シャコンヌト長調

7・ダングルベール
   プレリュード二短調

**************** intermission **************

8・スカルラッティ
   ソナタ K.3 イ短調/K185 ヘ短調/K69 ヘ短調

9・フォルクレ
   マレッラ/ドボンヌ/サンシー/ビュイッソン


2009.5.15.19:15  第一生命ホール 1-3-28

間もなく81歳になるレオンハルトのチェンバロ・リサイタル
曲目はほとんど馴染みの無い曲ばかりですが(バッハ以前の)
どれもが耳に自然に感じ入る曲ばかりで前半に奏された中では
特にダングルベールのシャンボニエール氏のトンボー(死者を追悼する
意味合い)と前半最後のプレリュードが興味を惹いた。

休憩中は本人による調律が行われ前方の席は退席を余儀なくされたが
皆さん熱心にその様子を見守っていた。

後半のスカルラッティの3つのソナタとフォルクレのヴィオラ・ダ・ガンバ曲集
からクラヴサン用に編曲した作品で、最後のビュイッソン(シャコンヌ)での
フィナーレはレオンハルトさん、お茶目な表情で曲を締めくくる。

技巧的にはやや怪しい場面も見受けられたが、他の日のコンサートを
含め、多彩なプログラムを披露する意気ごみには賞賛の意を覚える。
まさに現在のチェンバロの神様の演奏に立ち会えたことは個人的に
も得がたい体験となった。
★★★★★

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