「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

23日 今井冶人&お茶の水管弦楽団定期


お茶の水管弦楽団第84回定期
コンサートマスター:松井美紀子


1・シベリウス
   交響詩「フィンランディア」


2・ビゼー
   歌劇「カルメン」第1・第2組曲より抜粋


************** intermission ************

3・ショスタコーヴィチ
   交響曲第5番二短調作品47


アンコール:エルガー「変奏曲なぞ」からニムロット


 2009.5.23.18:30 ミューザ川崎シンフォニーホール 2-1C-47

予定されていた指揮者の河地良智さんは学部長を務める
洗足学園音楽大学が新型インフルエンザによる休校となった影響で
活動自粛となり今井冶人さんが代わりに指揮台に立った。

お茶の水管弦楽団、年2回のコンサートはここ数年必ず聴いているが
今年は極端に女性楽員が多く目立った。
弦楽群は例年女性が殆どだが今年は管楽器群も大多数が女性が占めて
さながらプロ・オケの世界での潮流の如くか、学生オケでも女性の
躍進が著しいが歓迎すべきことなのかはわからないが本日の演奏会では
特に「カルメン」でのオーボエ、フルートなどのソロは見事な演奏。

メイン・プロのショスタコーヴィチの第5番では定評の弦楽器群が
均一な音色で統一感のあるまとまりをみせた、特にセコバイ、ヴィオラ、
が頑張ったようだ。
女性が大多数のブラス陣も大きな破綻もなく更に木管群が皆さん
レベルの高い演奏で見事なもの。
フィナーレでのコーダでも見事なエンディングを決めて素晴らしい。BRAVO!
さらに管理人の大好きなエルガーの「ニムロット」がアンコールピースで
演奏されて嬉しいサプライズでした。とってもいい演奏でした。

指揮が河地さんから代わったとは言え今井さんは合宿で楽員を指導
したこともあって違和感も感じず全体に完成度の高い音楽を奏でた。
それとコンミスの松井さんが小柄な体を精一杯駆使しての全体へのリード
も見逃せない。

ここ毎年のようにお茶管の演奏を聴いていますが一般大学のオケと
しては 毎回かなりなハイ・レベルな演奏をみせて感心します。
次回は12月5日めぐろパーシモン、組曲「仮面舞踏会」が楽しみ。

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