「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

08日 ミラノ・スカラ座「ドン・カルロ」



ヴェルディ
   歌劇「ドン・カルロ 」イタリア語全4幕版


フィリッポ二世:ルネ・パーペ
ドン・カルロ:ラモン・ヴァルガス
ロドリーゴ:ダリボール・イェニス
宗教裁判長:アナトーリ・コチェルガ
エリザベッタ:バルバラ・フリットリ
エボリ公女:ドローラ・ザージック
テバルト:カルラ・ディ・チェンソ

合唱:ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指揮:ダニエレ・ガッティ

演出:シュテファン・ブラウンシュヴァイク


 2009年9月8日18時 東京文化会館大ホール 4-R3-27


全体に非常に質の高い公演だった。
まずガッティ率いるスカラ座のオーケストラが高密度の響きで
素晴らしい音楽を奏でたのが強く印象に残った。

歌手陣ではフリットリ(第4幕”世のむなしさを知る神よ”)と
パーペ(第3幕冒頭に歌われる”ひとり寂しく語ろう”)が貫禄の演技と
歌唱をみせて盛大な拍手と歓声、ヴァルガスも前半の調子は今ひとつだったが
後半は持ち直した。イェニスが終始好演でコチェルガとザージックは
持ち前の声量を生かした歌唱を披露するなど、皆さん其々の役割を
果たして見事な出来映えであった。

舞台装置は簡素なものでECO時代の流れを汲んだか。(笑)

22時半過ぎでのカーテンコールだったが延々と惜しみない観衆からの拍手
BRAVO!が続いた。(初日の公演)
★★★★★

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