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2007.06.07
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カテゴリ: 浅田次郎
こんにちは☆leonaです。

さて、輪違屋糸里のお話・完結編です。

前回にも触れましたが、この小説の舞台は幕末の京都。
新撰組の隊員のエピソードを 主にすすんでいくのですが。

(実はお酒を飲むシーンも鍵になっていたりします☆)

歴史の動く背景には女性が、とよくききますが、
この小説も実は、女性が主人公です。

浅田作品の特徴として、

今回も実際には誰がメインかというところもあります。

タイトルになっている、輪違屋の糸里。
彼女は京都島原の太夫の下になる、天神という身分。
舞い、歌やお茶、一通りの芸事と教養を身につけないと務まらない仕事です。

そして新撰組の屯所となっている屋敷のおかみさんであるおまさ、お勝。

お勝の実家、弟太兵衛の商家、菱屋を切り盛りするお梅。
そのほかに、糸里の幼なじみで、家は違いますが、同僚?の吉栄。
彼女は平山五郎という隊員の恋人です。

それぞれが、いろいろな事件の前後に関わってきます。
時には姉弟のように、親のように接し、そのひとことずつが彼等の言動を
大きく変えることがあります。


まったく違う印象として浮かび上がってきます。

彼女達の生き方や考え方は現代の女性達のケースにもそのまま
つながるように感じます。
せりふも大変心地よいのですが、
はっとするひとことをみつけるかもしれません。








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最終更新日  2012.03.20 23:17:34
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