「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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わかのクロノスのほほん日記
楓子日記03年11月No1
2003年 11月 No1
---楓子入院---
□11月6日(木)
仕事から帰る時に楓子のパパ@同居人に電話をしたところ、
楓子の様子が少し変だということでした。帰ってみると、
元気がないようでした。腹部~胸部がへこ、へこ、と痙攣している
ようでした。尿と便も少なく、食欲もなく、時折吐き気がありました。
呼吸が苦しそうにも見え、心臓が悪そうにも見え・・・だけども
今すぐどうとかいうようには見えなかった為、
しばらく様子を見ることにしました。
何となく嫌な印象は受けましたが、自分の中でわざとかき消したのです。
※あとで聞いたところによると、吐き気ではなくセキだそうです。
※サイトで調べたら、猫の場合病気の進行などが早い為、
様子を見るのはいけないのだそうです。すぐ病院へ連れて行くのが
正解。
□11月7日(金)
朝方、2時間程仮眠をとってから、午後2時くらいまで、
家で楓子の様子を見ていました。午後出勤にしたのです。
パパはお仕事に行きましたが、午後3時には帰ってこれたようです。
時間帯をずらすことで、楓子をひとりにさせないようにしたのでした。
仕事を終え、帰宅時にパパと待ち合わせて病院へ行きました。
熱はなく、体重も変わらず・・・ところが、レントゲンの現像待ちの間に、
様子が急変しました。
くちを大きく開けて、犬のように呼吸し始めたのです。その上、うまく
酸素を取り込めていないようで、何度か座りなおしたりして、
落ち着かないようでした。
先生を呼ぶと、「酸素のテントに入れましょう」と言われました。
酸素テントの準備の間も、正直、直視出来ないような状況でした。
今にもどうにかなってしまいそうだったのです。
楓子を連れて行った後、、先生が勢いよく待合室に来て、
飼い主用の猫の病気の本を開き、私達の前に差し出しました。
「これを読んでおいて下さい」
そこに書かれている題名、文章に愕然としました。
「心筋症」
猛烈な勢いで読んだんですが、よく覚えていません。
その後の先生の説明も、細かいことはよく覚えていません。
心筋症・肺気腫・肺炎・肺水腫・膿胸・横隔膜ヘルニアの
いずれかだということでしたが、
1番可能性として高いのが心筋症だということです。
心筋症だとすると、いつ死んでもおかしくない状況で、
希望はあまりもてないということでした。
危険な状態の為、その他の検査が不可能なので、
治療方針も立てられない状態です。
先生の提案では、一晩酸素テントで入院して、
状態が良い時を見計らって検査をしつつ、
同時に心筋症の内科的治療を進めていく、ということでした。
もちろん他の病気だった時には心筋症の投薬では効果は全く
ありません。その時はまたそっちの治療をしていくことに
なるでしょう。
そこまでもってくれることを願っています。
とはいえ、かなりまいっています。
悪い夢としか思えません。夢なら早く覚めてほしい。
頭がおかしくなりそうです。
悪い想像と良い想像が頭の中で交互に出てきて、
楓子の落とした毛を見つけては泣き、
楓子の為に作った毛布のベッドを見ては泣き、
ぺらんと出てきた楓子の写真を見ては泣き・・・
とても今夜も寝られそうにありません。
□11月8日(土)
朝9時から診療のところ、8時50分に病院へ行き、
先生にプレッシャーをかけてみました。
すぐに出てきた先生はもう白衣に着替えていて、
そのすばやさに、私はどきっとしました。
「だめでした」なんて言うんじゃないでしょうね?!
と思ったけど、楓子は生きていてくれました。
楓子に会った途端、涙がまた出てきて、
鼻をすすりながらキスキスキス。
楓子からもキスしてくれました。
がんばってくれてありがとう・・・。
楓子の状態が良かったので、検査をしました。
バリカンでお腹と胸の毛を刈る。
遺髪になったら嫌だと思いつつも、
愛しい楓子のふわふわの毛を持ち帰ることにした。
全ての検査を終えるまで1時間。
楓子はとてもがんばりました。
見ていて特にきつかったのは、
バリウムを飲ませた時の楓子の様子。
嫌がって暴れるので鼻に入ったり、
口から出したりするので、
みんなでバリウムだらけになった。
ほんと、我が子の様です。
こういうの見るのがつらい。
検査の間に、投薬をした。
楓子はお薬飲めない子みたいで、
飲ますの大変そうだった。
えらかったね、がんばったね、と何度も声をかけた。
いつまた急変するか分からない状況なわけで、
これだけのことをやり遂げたのは本当に凄い。
【検査結果】
心電図 正常。(心筋症の場合心電図は乱れない)
血液 白血球の値が高い為、膿胸の可能性もないことはない。
エコー 嫌がって体を動かしてしまうので、うまく見れなかった。
レントゲン 利尿剤の効果があり、肺にたまった水が減っている。
横隔膜がはっきりと写っているので、横隔膜ヘルニアの
疑いが低い。横隔膜より下にある臓器が、
上の方に出てきてはいなかった。
心筋症の為に肺が縮んでいるのがよくわかる。
胸水の検査 たんぱく濃度が低く、色も透明だった為、膿胸の可能性は低い。
病理検査に出す予定。
今の状態としては、心筋症からくる肺水腫で、呼吸が苦しい状態。
吐くような動作は、吐き気ではなくてセキだったのではないか。
肺に水が溜まって溺れているような状態です。
と先生。
酸素テントから午後出してみたら、まだハーハーするので
4~5日入院して内科的治療を行うそうです。
状態が良くなれば自宅療養。
今日はやっと良い話が聞けました。
心筋症で、危険な時期を乗り越えた猫は、薬などでコントロール
がうまくいけばその後も生きてくれるそうです。
そういう猫もいっぱい居るのだそうです!!!!!!!!!!!!
楓子の場合、心臓がぐっとなってポンプがうまく働いていない現状
なのだけど、その締め付けがゆるめば、安定していくということです。
また、怖い話も同時に聞きました。
血栓が後足の付け根に出来る場合があって、
そうなってしまうと足が壊死してしまい、
死に至ることがあるそうです。
これはかなりショックな話です。
どうしてこんなことになってしまったのだろうと
哀しい気持ちでいっぱいです。
でも、生きて欲しい。一日でも長く生きて欲しい。
希望を持つのが怖いというのが正直なところだけど、
今日の良い話を聞いて、少し持ってしまった・・・。
そうだよね、信じなきゃ。
楓子はがんばっているんだから!
□11月9日(日)
病院へ面会に行ったら今日は女の先生だった。
今までの先生が院長だったらしい。
楓子は、ハーハーがよくなっているように見えたけど、
10~15分くらいして「そろそろ呼吸が苦しそうに
なってきたので酸素テントに戻します」と言われてしまった。
タッと立ち上がってキスされる。嬉しかった。
昨夜から酸素テントをリース出来ないかネットで調べていたら、
ヒットした。もしこれ見てる人で必要としてる人が居たらいけないので、
リンクしておきます。
・日本医療(株)
こちらは実際酸素を利用した方のサイトで、詳しく載っています。
・nyaonyaoの旅ノート
楓子の場合、退院出来た時に酸素テントが必要なのかどうか、
先生に聞いてみました。あった方がいいとの回答。
その他にも、質問をぶつけました。
・病理に出した胸水の検査結果は、早くて1週間~遅くて1ヵ月だそうで、
診断書は今の段階では出せないそうです。
・往診は、時間の空いた時なら出来るそうです。
・酸素のリース会社の紹介は出来る。1500Lボンベ1本7200円。
・テントの作り方は、ビニールをケージやキャリーバックに被せて、
下のほうに隙間を作ることで吐いた息が出ていくそうです。
・酸素手配が間に合わなかった場合は退院を遅らすことが出来る。
帰りに、スポーツ用の酸素ボンベ・クッション・ふわふわひざかけ・
コタツ敷き・テント用ビニールクロスを購入。
どれ使うかわからないけど、とりあえず。
今日は、事件がひとつありました。
実は、朝の面会の時点で、明日退院と突然言われたのです。
昨日の時点では4~5日入院という話だったので、
びっくりして買い物に走ったり、部屋を掃除したりしたのですが、
夜になって電話が来て、勘違いだったと言われました。
2~3日後に退院だそうです。
びっくりさせんなよ!
パパと2人で床につっぷしてしまいました。
この話をうちの母親に言ったら、かなり怒って、
病院変えた方がいいとか言われました。
そ、そんなに怒らなくても・・・。
□11月10(月)
9:00~15分くらい面会。楓子は元気!
今日の診療は院長先生。
酸素テントについて、改めて聞いてみると、
「あったらあったで便利だけど、お金がすごくかかってしまいます」
とのこと。
今日の午後テントから出してみて、食欲がなくなったり
ハーハーしたりしなければ、今日の夕方か明日の午前中退院だそうで、
テントから出して少しでもハーハーするようなら退院はさせないし、
テントは必要ないかもしれない、と言われる。
退院にあたって用意するものは、新聞紙大の広さのケージ。
絶対安静なので、大き過ぎては動いてしまうのでだめ。
小さ過ぎると、トイレと餌場も一緒なので、中がぐちゃぐちゃに
なってしまう。
ペットシーツも用意しなくては。
(うちのトイレは砂だったので、シーツは買ってない)
というわけで、ケージを売っている店を探すことに。
まず、最寄のお店には売っていない。
東急ハンズにも電話したけど取り寄せになるので一週間必要だと判明。
ネットで検索しまくるも、途中で何故か回線が切断されてしまい、
原因分からず。
そこでくじけてはいけない。こういう時のタウンページ。
そもそも、ケージは普通のお店のペットコーナーなんかには
売ってないものなのだ、と気付いた私です。
飼ってる途中でケージを使おうと思う人、少ない筈。
それこそ楓子みたいに、病気になって初めてケージに入れられるんではないか。
じゃあ病気以外でケージを買おうとする場合は?
・・・そりゃ動物を初めて買おうとする時だわよ。
私も楓子を受け取った時、ケージを買おうか迷ったものです。
それで、犬猫を売っているペットショップに電話をかけた。
1時間以内に行けるところで、3件あり、どれも在庫があるそう。
早速仕事の終わったパパとそのお店に行き、
ケージをいくつか見てみると、高さのあるケージもあったりして、
迷ってしまった。
先生に電話して相談し、高さのないケージをゲット。
ペットシーツと小さ目のトイレも購入。
どうしてもペットシーツが好きになれないんで、
出来たら砂トイレにしたい。
先生に退院出来るか確認し忘れたので、
もう一度電話すると、
酸素から出しても元気なので退院出来ると言われた。
一度明日の午前中に退院しますと言ったんだけど、
「今日は8時に外に出ちゃいます」とも言われたので、
考え直した。
誰も居ない病院へ置いていくよりは、家へ連れて帰りたいと
思ったママとパパです。
かなり重い荷物だったので、一旦タクシーでうちへ帰り、
タクシーに待っててもらって荷物を置き、
それから病院へ向かった。
処方食はヒルズのk/d(腎臓病用)とh/d(心疾患用)の缶詰。
k/dはドライもあるとのこと。食いつきがいいいいのはk/dだそう。
薬は2種。利尿剤とカルシウム拮抗薬。
酸素は自宅でやらないことになった。
緊急用として小さいボンベを購入してもいいかなというくらいで、
今はとりあえずスポーツ用で大丈夫そう。
何といっても、楓子が安定してるから退院するわけで、
もしまた呼吸がおかしくなったら、即再入院になるのです。
往診なんか頼む前に、タクシー呼んで病院へ行った方が良いそうです。
胸水の培養検査の結果が出た。マイナスだった。
膿胸やウイルス感染ではないそう。
エコーがちゃんとみれないので、どの心筋症かは分からない、と言われた。
(心筋症は種類がある)
ケージは人の出入りの少ない場所に設置するよう指示される。
興奮させないようにする。ケージから出せ出せと暴れるようなら
外に出すか、再入院。
エアコンの温度を一定に保つように。
さてさて!!ついに退院です!!
期待と不安が入り混じって、妙に興奮してしまう私。
タクシーでうちに帰り、キャリーバックに楓子を入れたまま、
2人でケージを組み立てる(殆どパパがやったけどw)。
中にトイレと餌場を設置すると、ちょうど楓子がゆったり寝れるスペースが
あまった。ぴったりの大きさだったみたい。嬉しい。
パパがお風呂に入っている間、
楓子が鳴くので様子を見に行くと、
立ち上がって鳴いていた。
そばに行って優しく声をかけると、すぐ静かになる。
その内ウトウトしだした。
ついには「おっぱい出し出し運動」をやりだす♪
(母猫の乳を出す為に、両前足でふみふみする子猫時代の行動の名残。
心地いいうっとりした状態の時によくやる。主に毛布相手)
そしてそのまますーっと眠りに入っていった。
その様子を見て、ちょっと泣いた。これは、嬉し涙。
こうやって、私がそばに行くことで落ち着かせることも
出来るんだな、とも思った。
その辺は臨機応変でやっていこうね、とパパに話した。
夜中、お薬を初めてやってみた。
結果的には成功したけど、ひとりだと無理ぽ。
トイレ掃除したらおしっこ2回分。うんこなし。
水分が出るのはとても良いことだ^^
今日は、ビールで乾杯をした♪
楓子、帰ってきてくれてありがとう。
これからみんなでがんばっていこうね!
---楓子退院---
---楓子自宅療養---
□11月11(火)
朝7:30
朝ごはんk/dを四分の一缶。お湯を加えて与える。
その方が匂いがたっていいかなぁという親切心だったんだけど、
意味なかったかも。スープだけ飲んで、食べない。
楓子は元気。
呼吸が苦しい状態だと、猫は横になれないものだそうだけど、
今の楓子はちゃんと横になってくつろいでいる。
よかったよかったv
AM11:00
私ひとりで薬をあげた。失敗した・・・かなり難しい!!
楓子は2回他の部屋に脱走した(;_;)
仕方ないので、頭を使おう・・・ということで、
餌に薬を混ぜて、飲み込めるサイズにこねた。
すると、騙されてぱくっ。
これはいい!と思い、もうひとつの錠剤をまた同じようにして与えると、
今度は全然見向きもしない。
匂いを嗅いでも「ふん」てなもんだ。
どうしたらいいの~(T▽T)
結局、パパが帰ってくるのを待つことにした。
PM3:00過ぎ、パパ帰宅。
早速薬を・・・一発で成功。
私が助手でパパが薬を飲ませる役だった。
PM6:40
トイレをそうじ。
おしっこ3回分あったのはかなり嬉しいけど、
うんこがない。退院してから一度も出てないじゃないの(;_;)
怖いよーー。
PM9:00
今日は何度かごはんを暖めなおしたけど、
またお湯を入れて、暖めて出した。
全然、興味なし!(;_;)
0:30
今度はパパ一人で投薬。
私は何もせず見てるだけ。
すると、一発で成功!!
パパすごいよ!才能あるんじゃないの~?!
あぁ・・・12月にはパパの出張があるし、
私ひとりで薬上げられるようにならないといけない。。
どうやったら暴れる楓子を片手で抑えられるだろうか???
楓子が嫌がってしまうとどうしても力が抜けてしまって、
薬を口に入れるところまでいかないんだな。
困った困った。。
ごはんだけど、もしかしたらスープ状にするのがいけない
ってことはないのかな。と思い、
普通にほぐして、最後にかつぶしをちょちょっと乗せてみた。
すると、1回「興味ないです」って態度をとったあと、
三分の一程食べた!(*T▽T*) う、嬉しい~~~~!!
このまま食べないのが続いたら、
病院へ電話して、対策を練らねばいけないと思ってるんだけど。
どうかな?これから少しは食べてくれるようになるかな?
ごめんね楓子、余計な気を回したりして。
君ははぐはぐ食べたかったんだね。
ママが悪かったよ・・・。
□11月12日(水)
AM7:15
パパ一人で投薬成功。
右手の人差し指と親指で薬を持ち、薬指で口を開けるといいみたい。
朝は時間がないので上手なパパ担当、
夕方は下手な私が練習することになった。
AM7:30
朝ごはん。k/d一食分の半分をほぐしてから楓子の大好物の
かつぶしをふりかけて与えた。
なのに、楓子さんかつぶしにも興味なし(;_;)
PM4:30
病院へTEL。
今まで与えていた餌を処方食に混ぜて与えてもいいか、聞いてみた。
とにかく全然食べてないのが不安で、何も食べないよりは普段の
食事をさせた方がいいのでは?と思ったから。
すると、「少しでも混ぜてしまったら処方食の意味がなくなってしまう。
今は混ぜても仕方ないが、1週間~10日で完全に処方食のみにもっていって
下さい」ときっぱり言われてしまった。
ということは、今月19日(水)~22日(土)までには処方食を
食べるようにさせなきゃならないことになる。
楓子はもともと猫の癖に偏食ではない・・・それなのに食べないということは、
病気で食欲がなくなっているか、よっぽど処方食が不味いかだ。
具合が悪いというのに、好きなものも食べれない楓子がかわいそうで、
ママとしては涙が出てきます。
楓子、ごめんね。だけどがんばって食べてよ・・・。
食べないと病気に勝てないよ?(;_;)
PM5:40
パパから帰るコールがあり、タバコを吸う為に窓のところに行くと、
(扇風機で換気扇を作って、楓子から1番遠い部屋で吸うことにした)
いきなり地震が起こった!(>_<;)
私は地震が飛行機よりも嫌い!!壁に縋り付いて「地震~地震~~!!」
と叫ぶと、「窓を開けて!」とパパ。もう開いてるっちゅーの!
電話を切って、楓子の様子を見に行くと、普通にくつろいでいる。
私の方がよっぽど慌てていた。
TVをつけると、震度3。やっぱりか。大きいと思ったんだ~。
気を取り直して、餌の取替え。
k/dをやはり一食分の半分、つまり1/8缶の、
綺麗なとこだけとって(表面がすぐ固くなるのです)、
お気に入りのドライフードとかつぶしを少量加えて与える。
お水も交換。あんま飲んでないかも?
PM6:40
夕方の薬。私が与える番。難しかったが、成功♪
トイレ掃除では、おしっこ3回。量も多かったv
さっきあげたごはん、少しは食べてる模様。
PM10:30
ごはん取替え。
k/d一缶なくなったので、
今回から心疾患用処方食、h/dに切り替えることに。
とりあえずそのままほぐすのみで与えると、
少し食べた♪
夜、出たがってあわれっぽく鳴く。
楓子が鳴くたび、「どうしたのぅ~?ママここに居るよ、
パパも居るよ、隣の部屋に居るからね」と返事していると、
しばらくしておとなしくなった。
おとなしくなったらなったで、怖くなるので、
見に行っちゃうんです。
そっとしておかないといけないので、音を立てず様子を見に行く
ママとパパでした。
□11月13日(木)
AM2:30
薬を飲ませた後、ヒックヒックと体全体をしゃっくりのように
動かし始め、こっちとしては、本当にびっくりし、
「どうしようどうしよう!!!!」とあたふたおろおろ。
パパは目を丸くさせて絶句、硬直していた。
どう対処していいか考えることも出来ず、
とにかく背中をぽんぽん軽く叩いたりさすったりした。
病院での心筋症の説明の時の、
「あれは吐き気じゃなくてセキだったんでしょう」
という先生の声が頭の中に流れた。
吐き戻しだとは思ったんだけど、
セキや心臓の発作だったらどうしようと、
パニックになりながら楓子の前に手のひらを差し出すと、
げえとなった。唾みたいな透明な液がほんのちょっと手についた。
舌が黄色くなっていたので、やはり心配。
明日病院へ電話してみなければ。
AM11:00過ぎ
ホントに一人で薬をやらなければならなかった。
またヒックヒックが始まったらどうしよう・・・とかなり心配。
でも薬を飲ませなければ病状が悪化するかもしれない・・・
そう思って、心を鬼にした。
ところが失敗して、2錠ある内の1錠しか口に入らなかった。
すると、また恐れていたヒックヒックが始まった。
コタツ机の上を診察台に見立てて、そこで投薬を行うように
していたんだが、そこから飛び降りて、ドアの付近の
フローリングの上でげえっと吐いた。
楓子をとりあえずケージの中に入れて、吐いた物を指で触ってみる。
黄緑色の液体で、中に薬があった。
食べたものではないようだ。
とりあえず吐けただけよかったのか。
それとも薬の副作用かなんかなのか。
考えても仕方ない・・・病院へ電話した。
すると、例の女医が電話に出た。
「院長の方がいいですよね。院長は午後から診療ですんで、
午後また電話頂けると・・・」とまたもや消極的な対応。
そういえば、楓子の胸にしこりが出来た時もこの先生は
「うちでやるより、前行ってた病院で検査を受けたらどうですか?」
とやる気のないようなことを言った。
それでも、今の私が縋れるのはこの女医しかいないので、
とにかく話を聞いてもらった。
すると、「薬を飲ませてもらわないと困っちゃうんですよね。
病院では(薬を飲ませた後)吐いた事なんてないんですよね。
もう一度やってみて、また吐くようだったら、午後、院長に
電話下さい」とのこと。
むーーー・・・。
とにかく再挑戦だ!「母強し」と言われるようにならなければ。
楓子を休ませてる間、トイレ掃除。おしっこ3回♪ 便なし(;_;)
h/dを1/8缶にドライとかつぶしを加えて与える。
その後、猛烈な勢いでネット検索をかけた。
キーワードは「猫 薬の飲ませ方」。
中にはムービーもあったりして、勉強になる。
やはり、左手で鼻先を天井に向けるように頭をぐっともたないと
いけないらしい。それから、薬を舌の中央奥に入れて、
口を閉じた後しばらくのどをさすってあげた方がいいみたいだ。
PM12:30
投薬再挑戦!
1時間もおけば楓子も忘れているかもしれないし、
吐き気も収まっていることであろう!
ところが、楓子がケージから出てきてくれない。
結構大きなケージなので、入り口から楓子までが遠く、
手が届きにくいので、少々強引に出てきてもらう他なかった。
すると、偶然私の膝の上にちょこんと乗っかる形になり、
そのまま楓子は落ち着いてしまった。
これはチャンス!
勉強した通りに実践すると、一発で成功♪
ヒックヒックなる前にぺろぺろ舌を出してたんだけど、
そのぺろぺろを始めようとするから、
慌てて口を閉じさせ、喉と額を両手で優しくマッサージした。
吐き戻しはなかった(*T▽T*)
ホッとしたのと、こんなことさせなきゃいけない事実に
哀しくなったのとで涙がぽろり。
楓ちゃんがんばったね、ごめんね。
PM3:00
病院へ電話。院長に改めて質問をしてみた。
薬を飲ませた後の嘔吐について。
連続して吐くようなら、薬を一旦止める。
今日の夕方の薬で吐いたら電話を下さい。
飲ませられるようなら飲ませていって下さい。
とのこと。
午後は、色々心配だったので、ネットで調べものをした。
猫の心筋症について検索をかけて、分かりやすく解説してあるものを
プリントアウトしてみた。蛍光ペンで線を引いてみたりしたが、
哀しい作業で、涙が出てくる。
怖い言葉を目にするたび、泣けてきて、それでも希望を
もっているから、ぐっと堪える。その繰り返し。
調べている間、緊急度の判定の仕方と運搬方法・蘇生方法が
書かれているサイトをいくつか発見。早速メモをとった。
運搬方法で、しまったと思ったのは、
うちのキャリーバッグとカバー。
「猫を入れるものは真っ暗にしないこと」と書かれてあったが、
うちのキャリーバッグは中が暗く、しかもふりふりのレースのついた、
迷彩柄のカバーを上から被せて今まで運んでいたのだ。
その方が視界が遮れて、騒音も少しは和らいで、
猫も安心するかと勘違いしていた。
これからは、カバーはしないで運ぶことにした。
土砂降りの時は傘で何とかするしかない。
こうして勉強していると、今まで、
なんて私は猫に無関心だったんだろうと思う。
本当に駄目な飼い主だ。
これは言い訳なんだけど、病気や怪我に関する記述は
ホントに他人事だと思っていたというか、
「他人事でなければいけない」という風に、
どこかこう、怖がって逃げていたふしがある。
想像することすら怖かったから。
でも、ホントはそんなんじゃいけないんだ。
ママなんだもの、強くならなきゃ。
怖くてどうしようもないけど、楓子を見捨てたりなんかしない。
天寿を全うするその日まで、希望を捨てないように頑張ります。
PM8:00
h/d 1/8缶+ドライフード+かつぶし
前の餌は半分ほど食べていた♪
水交換しておく。
PM10:00
ごはん全然食べてない(;_;)
トイレそうじ。おしっこ3回分。便なし(;_;)
薬をパパ一人で。成功~!
とにかく少しでも多く食べてもらわなければ。
□11月14日(金)
AM3:00
ごはん全然食べてない…どうしよう。。
h/d 1/8缶+ドライフード+かつぶしで再度与える。
ドライフード一粒を楓子の鼻先にもっていったが、
匂いを嗅いで、ペロペロ舐めるだけで、食べない。
どうしたらいいんだろう。
AM7:10
ごはん全然食べてなかった…。
h/d 1/16缶、殆どドライフードで試してみる。
お願いだから食べて欲しい。
ずっと傍に居たいけど、私が居ることでストレスを
与えてるんじゃないかと思うと(投薬してるので)、
傍にいけない。
そういえば、鳴かなくなった。
おとといまでは鳴いていたのに…。
薬。私一人で与えた。うまくいかなかったけど、
何とか成功。げえはなかった。
PM3:50
トイレそうじ。おしっこ2回。便なし。
楓子は体を丸くしてちゃんと横になっていた。
PM4:00
薬を飲ませようと外に出して、膝に乗せたら、
とても愛しくなってしまい…歌を歌った。
「だいすきよ~ふうこ~~♪がんばって~ふうこ~~♪」w
そしたら楓子の目が覚めてしまって、
「う~ん」と鳴いて抵抗し、ケージに戻ってしまった(T▽T)
ばかなママ。。
仕方ないので、薬はパパにやってもらおう・・・。
PM6:00
薬。パパにやってもらう。成功。
ごはんを、100%ドライフードで与えることに。100粒。
さすがに空気が淀んでいたので、パパが「換気しよう」と言った。
私ももちろん、換気した方がいいとずっと思っていたけど、
先生の「温度差のないようにエアコンを一定に保って下さい」
という言葉がひっかかってどうも乗り気じゃなかった。
外の冷たい空気に触れて、楓子のハーハーが始まったらと思うと、
気が気じゃない。
それで、少しパパと喧嘩しそうになったりした。
でもすぐに仲直り。
昨日の夜から私は少し変だ。
楓子が食べてくれないから、心配で心配で胸が潰れそう。
だから苛ついてしまって、涙腺はぶっ壊れてるし、
パパにもあたってしまう。
ごめんね。
PM6:30
窓辺でタバコを吸っていたら、パパが大きな声で
「ママ!ママ!!」と呼んだ。
楓子に何かあったのかと思い、心臓がドキーン!となり、
走って楓子の部屋に行った。
すると、「楓子がうんこしてるよ!」
・・・ぷしゅ~~。
ほっとして、へたり込んだ。そのままうわーんと泣く。
「び、びっくりしたじゃんかぁぁばかぁぁ!ヒーン」
パパは、「ごめんごめんww」と私の背中をとんとん叩いた。
そのまま今度は嬉し泣きに移行・・・だって楓子が退院して
初めてうんこをしたのですから!
うんこが出たってことは、少しは食べていて、
胃腸がちゃんと動いているってことだから!
PM6:35
トイレ掃除したあと、2人でリビングに居たら、
楓子が不満げに「あ~ん!あ~ん!」と鳴いた♪
昨日から鳴いてなかったから心配していたところ。
鳴く体力はあるんだね!と思って嬉し泣き。
PM8:30
楓子が鳴くので、さみしいのか外に出たいのかと思って
様子を見に行くと、毛布の端にうんこのかけらがひっついていた。
よく見ると、ネコ草が見える。
トイレには立派なうんこが1回分あり、多分草の繊維が
うまく全部出なくて、おしりにくっついてきちゃったんだな。
(お食事中の方申し訳ない・・・)
前もよく私やパパの髪の毛を食べちゃって、
おしりからうんこぷらぷらさせてたことがあった。
トイレそうじ。うんこ。おしっこ。各1回分。
ドライフードを1/4弱目の前で食べた♪
しあわせ・・・嬉しい(*T▽T*)
外に少し出してみたら、爪とぎをやった。
ドアの外にそのまま出てしまいそうだったので、
ケージに戻す。
「爪とぎをするっていうのは、“僕元気だよ!”
っていう証明なのよねぇ~」
と、叔母が無い爪を研いでいる飼い猫のにゃおを見つめながら
言っていた、その光景を思い出した。
元気・・・ってことなのかな?
□11月15日(土)
AM2:00
薬。私一人で。成功。
ごはん。ドライの方を少し食べている。
ドライはそのままで、缶だけ乾いているので交換。1/8缶。
水も交換。
PM3:30
やってしまった!!寝坊したぁぁぁぁ!!!
なんちゅ~こった・・・ごめん楓子ぉぉぉお。
5時間半も遅れて薬を与える事になっちゃった・・・・・・。
パパもごめん。反省します・・・・・・(ノ_・、)
楓子の一大事だっていうのに、
相変わらずママは寝ぼすけですね、ハイ。
一度寝たら最後・・・あぁ・・・・。
薬を与えるためにケージを開けて、
その後薬をもってくるのを忘れたことに気付き、
一度その部屋から出てすぐ戻ってきたんだけど・・・
その数秒の間に楓子はケージから出てきていた。
私達家族がケージから出そうとすると嫌がるのに、
一人だとうきうき出て行っちゃうということが分かった。
楓子は、まっすぐ爪とぎ板のところへ行って、
ガリガリと爪を研いだ。
その姿を見るのはやっぱり嬉しいものがある。
ところが、爪を研ぎ終わった楓子が、
ケポケポ言い出した。
げえと吐くまではいかなかったが、
確かに吐く前のケポケポだった。
薬はまだ飲んでないというのに・・・?
ひょっとしてセキ?
しばらく休ませたかったけど、
5時間半も遅れてしまっているので、
そういうわけにもいかなかった。
楓子ごめん・・・。
というわけで、薬を飲ませた。成功。
吐き戻しも吐き気もなかった♪
水交換。
缶餌1/8缶交換(前のは殆ど食べてない)。
トイレそうじ。おしっこ3回、うんこ1回♪
PM7:00
レントゲン検査などをしに病院へ。
結果は良好♪肺に溜まった水が抜けて、
肺が綺麗にくっきりと黒く写っている。
入院した日のレントゲンでは肺が真っ白になっていたので、
かなり良い結果になったんじゃないかな。
楓子も多分呼吸が楽になっている筈。
先生は、心臓のしめつけもゆるんできていると
言っていた。
ということは、どの型の心筋症なんだろう?
エコーがきちんととれないから分からないと言うけど、
それで大丈夫なんだろうか・・・。
あまりに楓子が食べないし、吐き気もあるし、
もしかしたらまたこのまま入院になるかもしれないと
覚悟を決めてやってきたんだけど、
自宅療養で大丈夫だった。
レントゲンの現像を待つ間は本当に緊張した。
前回入院した時も、この時間にハーハーが始まって、
そのまま酸素テントに入ってしまったから。
でも、今回は楓子は大丈夫^^
そうだよね、今の楓子の肺にはお水がないんだもんね♪
吐き気があるということで、薬の量が減った。
今まで1/4錠だったところを1/6錠にして1日3回か、
1/4錠のままで1日2回にするか、
どっちかにして下さい、とのこと。
出来れば前者の方が良いそうなので、
もちろん、1/6に決まり。
だけど・・・実は昨日1シートまとめて1/4にカット
しちゃったんだよね・・・(;_;) あぁもったいない。
もう1シート残っててよかったぁ。
食事の話。
k/dとかh/dは、それだけで100%の栄養になるから、
本当はこれを食べさせるのが1番良いけど、
k/dなどは腎臓疾患用の処方食の為に、たんぱく質が
入ってないのでおいしくないんだそうだ。
だから、もしこれを食べないようなら、
たんぱく質の入っているヒルズのシニア用でもOKだという。
あとは、アイムスとピュリナのシニア用がいいと聞いてきた。
早速、買い揃えようと思う。
要は、たんぱく質と塩分が控えめで、
タウリンが豊富に入っているものがいいのだそうだ。
肥大型心筋症は、タウリン欠乏症が原因かもしれないと言われている
病気で、もしかしたら楓子に今まで与えていた餌が原因でこの病気に
かかったのかもしれないと言われた。
ただ、今のキャットフードはタウリンがきちんと入っている筈だとも
先生は言っていた。
私は今まで何をやってきたんだろう?
楓子が美味しそうに食べるキャットフードばかり与えて、
それで満足していた。ろくに調べもせずに・・・。
小さな頃からダイエット食を与えていれば病気にならなかった
かもしれない・・・?
・・・猫の運命は飼い主が決めるってホントだな。
楓子の次の通院日は1ヵ月後で、12月下旬頃にと言われた。
もし食事を食べないようなら電話下さいとのこと。
その他の質問の答え。
水をあまり飲まないが、水道水で良いか→気にしなくて良い
ネコ草あげても良いか→あげて良い
爪とぎさせて良いか→させて良い
帰宅後も楓子は大丈夫。
トイレそうじをしたら、うんこ1回、おしっこ1回分とれた。
□11月16日(日)
AM1:30
トイレそうじ。おしっこ3回分v
薬、パパ当番。一発成功!吐き戻しなし!
昨日病院で言われたとおり、
今回から薬を1/6錠1日3回コースで与えることに。
ごはん、全然食べない缶を下げて、
代わりにk/dドライを0.2カップ与えた。
AM9:30
トイレそうじ。おしっこ2回分。
薬。パパ当番。黄色い液体と共に薬1錠吐き戻す。
パパ曰く、「こっちの不安感が伝わった気がした」。
私が1/6カットをしたのだけど、
1/4より大きいカットがある気がすると
楓子ノート(この日記のもとにもなっている、
楓子の通院・自宅療養メモノート)に書かれてあった。
カットするのって難しいのよね・・・。
ごはん。キャラットドライは減っている。
k/dドライは1粒も食べてないようだ(;_;)
AM10:30
さっき、吐き出した薬がどっちの薬だか分からないので、
もう1回あげるのはやめにした。だぶっちゃったら
やばいし。
昨日病院でもらったヒルズの1~6歳肥満猫用
ドライフードのサンプルを、10粒おいてみた。
匂いは嗅いでいるけど、どうだろう?
AM10:50
「今日は外があったかいよ、楓子~(^-^)」
というわけで、換気。
家中の窓という窓を全開。
心地よい風が通り抜けていった。
楓子もお外のにおいをたくさん嗅いだかな?
PM6:00
薬。私の当番。成功。吐き戻しなし♪
パパのアイデアで、水をぬるま湯であげてみた。
パパは楓子がお水をあまり飲んでいないと言って、
脱水を心配していた。
楓子、元気に今日も爪とぎ♪
□11月17日(月)
AM1:00
薬。口でバウンドしてしまい、失敗(x_x)。
3度目でようやく全部飲ませられた。
吐き戻しなし。
トイレ、おしっこ2回分、便なし。
水けっこう飲んでた。交換。
ごはんはこのままで。
k/dドライは一切食べてない。
AM7:00
薬。パパ当番で、失敗。
吐き戻した。
そのすぐ後爪とぎをしたので、
これは薬あげても大丈夫かもと勝手に判断し、
私が再度チャレンジした。成功。
吐き戻しなし。
トイレ、おしっこ1回、便なし。
パパが元気なさげだったので、
「自信なくさなくてもいいんだよ、
薬あげるのはパパのが上手いんだからね~」
と慰めてみた。
パパはあげるのがうまいんだけど、
マッサージが足りない気がしたので、
それをアドバイス。
ちょっとショボーンなパパです。
PM4:00
薬。私当番。失敗?
吐き戻しはないが、確かに口に入ったと思ったのに
あとで床に1粒落ちているのを発見。
でも、二重にあげるのは怖いので、
落ちてた分はあげない。
次の薬を確実に飲ませること!
トイレ。おしっこ1回、便なし。
薬が落ちた時とかにすぐ分かるように、
床掃除をすることにした。
ちなみにうちの床は脱衣所除いて全室フローリング。
畳だと楓子が耕してしまうし、
カーペットだと抜けた毛がからまるしやっぱり爪が
ひっかかってしまう。
ということで、フローリングのこのうちを選んだ♪
ま、傷だらけになっちゃってますがねw
楓子の部屋の床掃除を終えて物足りなさを感じた私は、
台所へ移動。その後、リビング、玄関と掃除しまくった。
元来、掃除片付けは大の苦手なんだけど。
でもこれで、ほこりもとれて空気が綺麗になったことでしょう。
PM11:30
薬。確実に飲ませるために、2人がかりで行った。
保定は私、あげるのはパパ。
成功した。吐き戻しなし。
やはり、あげた後のマッサージが重要みたいだ。
トイレ、おしっこ1回~2回分、便なし。
メインの餌皿から別の容器にキャラットドライを移して、
そこにはk/d缶1/8をあげてみる。
今の食欲にしては、前回あげてた時食べた気がしたから。
楓子の鼻先に持っていくと、くんくん匂いを嗅いで、
その後舌を出してペロペロ口の周りを舐めた。
これなら少しは食べてくれそうだ^^
お水をぬるま湯で与えた。
今日、実はパパと言い争いになった。
パパは前に「心筋症だと思ってないから」と言っていたが、
今日は、「楓子はこの先元気になると信じている。ママはそうじゃないの?」
と言い、もちろん私だってそうなんだけど、
ちょっと違うのは、私は先生を信じていることだ。
心筋症だというのを疑っていないし、今の治療方針を信じている。
もし誤診だったり悪徳獣医師だったりして騙されていたとしたら、
どんなにいいだろうと思うけど、
私にはその区別がつかないし、自分で診断出来るものではない。
ゆえに私は、先生を信じるしか出来なくて、
治療方針に沿って行動してる。
ホントに先生の診断を信じてなくて、
楓子は別の病気だって思うんだったら
どうして別の病院へ連れて行こうとしないんだろう。
どうして今の薬を飲ませ、処方食を食べさせようとしてるんだろう。
そんなことを思いつつショボーンと黙っていると、
「どうして何も言わないの」と言われ、ますます黙る私。
何をどこから話せばいいのか分からなかったし、
第一自分がここで何を主張したいのか分からなかった。
私が先生の診断を信じていること=楓子を信じてない
と判断されるのも嫌。
元気に部屋をかけまわる楓子という図は、
私の中では「希望」でしかない…それをパパは嗅ぎ取ったんだろう。
パパにとってその図は「希望」ではなく「予定」だから、
すぐしょぼくれる私を見ると頭に来るんだろうと思う。
黙っていたらパパがどんどんイライラしてきたのか、怒鳴った。
「私が信じてるのに、どうしてそんなツラしてんだよ!」
…私の顔を「ツラ」と表現されたことがむっかむかきて、
その後数時間口をきかなかった。楓子関係なし(--;
お互い言い知れない不安(血栓や突然死)をもって生活していて、
しかもパパのお仕事はストレスいっぱいのハードなお仕事。
ぶつかっちゃうのも仕方ない。
大きな声で喧嘩したら楓子がびっくりしてドキドキが始まる
かもしれないし、第一そんな喧嘩はしたくないので、
何とか気を静め、夜の薬の時間には仲直り(?)出来て、
とりあえず一安心。
私だって楓子がこの部屋をかけまわったり
猫じゃらしや紐で遊んだりするところを想像しているよ。
楓子を信じてるのには変わりないよ。
入院当日、「いつ死んでもおかしくない状態です、
入院させますか?(治療にはいりますか?)
うちへ連れて帰りますか?(うちで看取りますか?)」と先生に言われた時、
パパは「うちに連れて帰ろうよ」と泣きながら言った。
私はその時、言われたことの現実味のなさに呆然としながらも、
諦めたくない一心で、楓子をうちへ連れて帰らなかった。
あの時と同じ気持ちを、今でもちゃんと持っている。
□11月18日(火)
AM7:15
薬、当番ママ。
一粒ずつになっちゃったけど、成功。
すぐにげえをしたが、薬も何も出なかった。
トイレそうじ。おしっこ3回、便なし。
ごはん。キャラットを完全撤廃。
k/d 1/8缶与えた。前のは少しだけ食べている。
お水をぬるま湯で。
爪とぎをした♪
PM4:00
薬、パパメインで与える。成功。
スポイトをパパが買ってきてくれて、
早速薬を飲ませた後にそれを使って水を1、2滴口に含ませた。
すると、ごっくんをした。薬も水と一緒に飲んだようだ。
母も言っていたけど、人間だって水なしで薬飲むのはつらいのだ。
猫ならなおさら。吐くということは、異物反応示しちゃってるってこと。
このアイデアはパパが考えました♪
トイレ、おしっこ3回、便なし。
ごはん、k/d少し食べていた!
調子に乗って、またあげることに。
お水、ぬるま湯で。
爪とぎ2回♪
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