のんべんニャらりのブログ

シャルシャル　通信 ​

​「新しい家族」　その4​



4日目。

朝から幸のケージを開放し、4匹を自由に行動させました。

もう心配な事はありません。

昨日は一時も目を離せませんでしたが、
ずっと見ていなくても安心していられました。

（と言っても、4匹とも殆どリビングにいるので見てるのと同じですが）

力もついに心を許し、幸に鼻キスの挨拶が出来るようになりました。

小町と小太郎は、良い遊び相手が出来たと喜んでるようにも見え、
朝から晩まで、昼寝と食事時を覗いて、
ずっと鬼ごっことかくれんぼをしてました。

この2つ、猫同士の遊びの定番ですね。

不意打ち的に至近距離に近づくと、挨拶代わりのシャーはしますが
時間が過ぎていくにつれて、その回数も減り、
直ぐ傍を通っても気にしない事もありました。





おやつタイムはみんな一緒。

幸もみんなと同じおやつを食べられました。







「ねぇねぇ、全部食べられないなら、私が食べてあげようか？」

と言っているような小町。





「食べられないなら、俺が食べてあげてもいいぞ」

と言っているような力。

これ、ホント好きなんですよね。

3匹とも、皿の隅々まで舐めてしまうおやつですが、
幸も同じくとなってしまいました。





「3時のムース、子猫用」

ちゅ～るも勿論好きですが、これも劣らずに大好きです。

皆様の猫ちゃん達にも、もし機会があったら是非お試し下さい。



夜の飼い主とのお遊びタイムになると更にシャーは減り、
2匹3匹絡まって同じオモチャに群れるという距離感になりました。

遊びながら幸が他の猫とぶつかっても、叱られる事もなく、
幸がアマゾンのダンボール（実家に渡す猫用品入り）を齧っていると
力が走ってやってきて、幸に軽く猫パンチ（当てないヤツ）を繰り出す。

「おい、そこには大事なものが入っているんだから、齧ったらダメ！」
と言っているみたい。

こうして猫社会を学んで行くんだなぁ･･･きっと。

もう数週間、幸は家に置いておくから、
お兄さんもお姉さんも教育係をしっかり頼むよ！

1日、全部屋を開放して4匹の自由にさせましたが
本当に何の問題もなくホッとしました。

強いて言えばご飯かな？力と小町は成猫用。

小太郎は子猫用。幸は幼猫用。

昼間、仕事に出る時は、
子猫用と生猫用のカリカリを半分ずつ置きエサするんですが
幸を自由にさせると、これを食べてしまう。
（実際、今日食べてた･･･）

幼猫用のカリカリを置きエサにすると、
今度は先住3匹がこれを食べてしまう。

うーん、
留守時にそれぞれの年齢に合わせて違うフードを与えるには、
どうしたら良いもんだろう。

幸をケージに閉じ込めて置けば難なくできるんだけど、
幸だけケージで3匹は自由気ままでは、幸はずっと鳴き続ける事だろう･･･
何か考えないと。

連休4日間はどこかに遊びに出掛ける事もなかったのですが
（力と散歩にも行かなかった･･･）
とりあえず目標達成が出来た事が何よりでした。

幸がいる時の4匹の生活のルーチンも何とか組めたので、
次の週末までの3日間、もう少し工夫して、猫にも飼い主にも
負担が少なく済むようにしたいと思います。
（飼い主は完全に寝不足です･･･）

その後の平日3日間は、
仕事で留守の間も思い切って先住3匹と一緒に幸も
ケージから解放する事にしてみました。

仕事の休憩時間に監視カメラで家の様子を見る。

おお！みんなで遊んで、みんなで寝てるじゃないか！





5日目、帰宅すると、幸はオッサン寝(笑)








6日目になると、出合い頭で会った時でも、
先住猫はシャーを一切言わなくなっていました。


普通に力が近くで寛いで、小町が毛繕いをしてあげている。

もう何ヶ月も前から一緒にいるかのような光景でした。


さて、次の週末は、4匹全員で実家へ遊びに行くかな。

次回は我が家ではなく、
実家で戯れる4匹の猫の写真を載せられたらと思います。


以上、マタンちゃん（幸ちゃん）の経過報告でした。



＊＊＊


「多頭飼いスペシャリスト」に上り詰めていくパパさんです。

創意工夫が面白く、猫の心理描写が絶妙で、
ぐいぐい読まされてしまいました。

私は人側から猫を見ることが多くて
本質を掴みきれていないことが多いのかしら。

もっと猫は　出来ることが多いのかもしれない。
餌付けや小細工無しに。

猫の飼いを楽しむって　良いよな～。

何故だか　必死でこなす毎日。

２４時間じゃ足りない一日。

猫を飼うって　こういう気持ちを　癒すためだよな～。



力・小町・小次郎パパさん

長編読み物　ありがとうございました！


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