2009年の記録
2008年夏、右胸にしこりを見つけました。受診すると乳癌。10月24日に温存手術を受けました。後から脇に転移していることがわかり、抗がん剤治療が始まりました。吐き気、脱毛（これが１番キツかった…）。予定していた11月の新宿大会は断念しました。９月15日の仙台大会が最後。ラテンはＢ級を維持できませんでした。
抗がん剤治療は体力があるためか、他の人よりは軽くて済んだと思います。でも脱毛が…。
治療している間もレッスン、競技サークルでの練習を続けました。帽子をかぶっていて不自然に思われたり、カツラをかぶればずれるんじゃないかと不安だったり。
抗がん剤治療の後は放射線治療を毎日（４月初旬終了）。
今はホルモン療法を受けています。リュープリンと言う注射を２年、飲み薬は５年続きます。抗がん剤治療で白血球が減り、貧血状態ですが他に問題はありません。
辛い治療中もダンスを続けたことが私の支えになったと思います。
やっと髪が生え揃い６月の水戸大会で復帰することができました。
６月14日(日) 第42回茨城県水戸地区DS競技大会
ラテンは９ヶ月ぶり、スタンダードは10ヶ月ぶりの試合です。
前日に練習に行けなかったので、ラテンレッスンで注意されたことをおさらいできていません。ぶっつけ本番って感じ。気が付くと無呼吸になってます…。それでも自信満々って顔でフロアに入ったんですが、心臓はバクバク。足も震える…。
サンバ。
狭いフロアに14組詰め込まれてきつい。気が付いたら「こんなに小さく踊ったことないぞ」ってぐらい真ん中で小さな円周で踊ってました。
ルンバ。
どう踊ったか覚えてない…。２種目なんて少ないですね。アッと言う間に終わってしまいました。踊り足りない…。
結果は８ポイント（10P満点。８P通過たくさんいた！）で通過。ケンケンさんや主人のアドバイスを受けて２次予選。こちらもやっぱり８ポイント。
準決勝。
１種目増えて、チャチャチャが踊れます。こちらも８ポイント通過（３種目なんだから15ポイントが満点なのに…）。８ポイントはドンケツの６、７位でした。昇級組数は４位までです。決勝進出ったって、４位までに入らなくちゃ意味がありません。しかもドンケツでしょ…。ここは崩れようが転ぼうが思いっきり踊ろうと思いました。
７組での決勝、サンバで混み合ったところに入ってしまい思うように踊れない…。やっと視界が開けた。ジャッジ～、ここから見て～！
チャチャチャ、ルンバ、踊り切った～！
優勝者はオナーダンスを踊るので先に発表されます。（残念、私達にオナーダンスの打診はありませんでした）
オナーダンスの後、表彰式。主人「優勝者の名前、変わってないかなぁ」そんな大どんでん返しあるわけありません。せめて準優勝…、他のカップルが呼ばれました。次に呼ばれたのが私達。
復帰戦３位で1/2昇級ゲットできました。
次はスタンダードです。ラテンで決勝まで踊ると着替える時間が忙しくなります。汗でラテンドレスを脱ぐのも大変、モダンドレスを着るのも大変。何とか着替えてフロアに行きましたが、そこで練習時間が終了。また練習できなかった…。
Ｃ級スタンダードはワルツとスローフォックストロットです。この２種目だと、どうも出だしで間違えるんです。ワルツなのにスローのステップになってしまう。出だしだけ頭に叩き込んで１次予選。
ラテンでも狭かったけど、スタンダードとなるともっと大変。私達、ぶつかった時に応用が利かないですから、ぶつかろうが混んでいる所に突入しようが踊り続けました。
ワルツもスローも踊った気がしない…。
またしても８ポイントで通過（何か今日は８ポイントの日ですかねぇ）。1/2維持ゲットです。
お腹ペコペコ限界状態。主人は食事無しで軽い状態で挑もうと言っていたんですが、お腹空き過ぎて集中できません。みつまき組に買ってきてもらったおにぎりを詰め込みました。
ケンケンさんにホールドと最初の立ち姿のアドバイスをもらって２次予選。今度は気持ち良く踊れた。こう言う場合、結果が良くないことが多い。ケンケンさんの「大丈夫、残ってるよ」の言葉も空しく、２ポイントで敗退。
久しぶりの競技会で舞い上がってたし、ケンケンさんとスーパーPさんはわざわざ応援に来てくれたし、みつまき組ともゆっくり話せたし、楽しい１日になりました。
７月12日(日) 第13回埼玉県西支部ダンススポーツ競技大会
復帰第二戦。
これが最悪～。主人は仕事が忙しく、私はPTA広報誌のことでもめていて…。レッスンと競技サークルの練習しかできませんでした。
ラテンのメンツを見て、準決勝までは余裕で行けると思いました。決勝のことまで考えてました。それがまさかの２次予選敗退…。あり得ない…。３次予選を見ても「これに負けたのか！」って感じで…。主人と「ジャッジ、見てなかったんじゃないか」「あり得ない」の連発（後から冷静に考えると“見てもらえない踊り”をした私達が悪いんですよね）。
意外だったのがスタンダード。初めて３次予選まで行けました。ラテン、踊り足りなくて体力は余ってましたから。あまり期待していなかったスタンダードで３次予選は素直に嬉しいです。
ラテンもスタンダードも維持はできました。
８月９日(日) JDC後期関東選手権 DSCJ部門
久しぶりにJDCの試合に出ました。
結果は惨敗。Ｃ級ラテンは１次予選23ポイントで通ったのに、２次予選は８ポイントで敗退
９ポイントだったら上がれたのに何で負けたのかわからない。決勝見ても、これだったら２位か３位には入れたんじゃないかと…。
１次予選は本部の右から出た。
２次予選は左から出た。
右側に立っていたジャッジが見る努力をしてくれなかったんじゃないかとか…
だんだん「この髪型のせい？」とか思い始めちゃって…。確かに変な頭してると思う。美容院に行ったけど、襟足がすっきりしていないし…。いろいろ悲観的になってきて…
でもスタンダードは、気持ちを切り替えることができました。開始前、主人が「２試合続けてこれだと落ち込むよね」なんて言ったのが気になりましたが…。
Ｃ級スタンダード。
ワルツ、行く先々、他のカップルに阻まれました。主人、固まってしまったようなので、私が勝手に動きました（ジャッジの目の前で）。全然、踊れないで終わってしまいそうだったので。
タンゴ、似たようなものでした。ゆっくりなストークウォーク、バランスを取って踊るのが見せ場なんですが、主人の手がプルプル震えてます。踊り終わって主人が「立ってられないんだ。体力切れかな」なんて言ってます。最近、仕事が忙しくて疲れがたまっていたんでしょう。
スローフォックストロットはそこそこ踊れましたが、ワルツとタンゴが悲惨でしたから、ジャッジに「見る価値なし」と思われたことでしょう。１次予選敗退。
結果を見に行って「ダメだったよ」と言う顔で戻って来た主人に「あれじゃぁ、しかたないでしょ」なんて責めるような言葉を浴びせかけてしまいました
ラテンがダメだった分、スタンダードは４次予選を目指そうと思っていたのに…。
10月18日(日) イーストジャパン選手権大会
２ヶ月ぶりの競技会に行ってきました。心配した自立神経失調症（熱の原因はこれでした。最近、追い詰められてる感があって…）は漢方の当帰芍薬散を多めに飲んで抑えることができました。
ラテンは準決勝止まり、スタンダードは１コケに終わりました。前の２試合は納得いかない負け方でしたが、今回は納得いく結果でした。
スタンダードは混み合った所に突っ込み、自滅しました。ワルツもタンゴも回避する練習をしていなかったので、どうにもなりませんでしたルーティン通りに踊らない練習をしてきたスローフォックストロット（どのぐらい踊れるか楽しみにしていた）は、後半、私にリードが伝わらなかったところから、珍しく主人が音を外しました。
11月22日(日) 第19回調布市DS大会日刊ｽﾎﾟｰﾂ新聞社杯争奪
６時に携帯のアラームをかけておいたのに鳴った気配なし。主人が６時45分に寝室に入って来て、目が覚めました。試合の朝、寝坊するなんて初めてのことです。洗濯物を干して、頭だけ固めて、調布市総合体育館に出発しました。
さて昇級のかかったラテンの試合は《楽しく踊る》ことを目指しました。気楽だったし、笑顔で踊れたことで、ハプニングも乗り越えられたし、今年出た５試合の中では一番良かったと思います。
ハプニング：準決勝のチャチャチャの時、そばで踊っていた女性の肘が左眉の辺りに命中。目じゃなくて良かった…。昨日のアイシャドーがうっすら残っているかのように茶色くアザになっています
ただ、結果が…。21点満点で８点、準決勝で敗退。主人も私も唖然としました。ラウンドするサンバは点数もらえたけど、チャチャとルンバが…。もしかして場所取り失敗した？（今回のジャッジ、全然動かなかったんです）後１点入っていたら同点で決勝に行けたんです（９点で入れても嬉しくありませんが…）。決勝、見ても納得できなかった…。
自分の納得いくパフォーマンスができたことと、納得いかない得点。気持ちは複雑です。
スタンダードは２次予選まで。
上手くくぐり抜けて気持ち良く踊れちゃったんです。こういう時はよろしくない。ぶつかって思うように踊れない時の方が点数もらえるんです。これは何なんでしょう？（相変わらずスタンダードはわからない）
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