めざせいちにんまえ!

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結納(略式) 口上あり

結婚の手順 結納(略式)



結納はホテルの中の日本料理やさん、さらにその中の個室をかりて行いました。

お互いの実家が長野と奈良で遠いため、中間を取って名古屋のホテルで。

仲人はなしです。

結納金は新婦側から新郎側へ贈る考えでしたが、申し入れたところ
「結納金は辞退します」とのお答え。

よく九品目とか七品目などといって白木の台にのせて贈る結納品も、なしです。

そのかわりに、私たちふたりが婚約記念品(婚約指輪と腕時計)を贈りあい、
結納のしきたりにそって進行し口上を述べる、というかたちにしました。


仲人無しの場合、進行役は新郎側が主にするようですが、
私たちの場合は逆なので、新婦父が進行役を務めました。



仲人無し 結納の進行

0、あらかじめ床の間に婚約記念品を飾っておく。


1、一同あいさつ。「よろしくお願いいたします」


2、女性の父親(進行役)あいさつ

  「このたびは、こちらの○○様と、私どもの△△に、素晴らしいご縁を頂戴いたしましてありがとうございます。
  本日、お日柄もよろしいので、結納の儀をとり行わさせていただきます。
   仲人様をお通しするのが本筋ではございますが、本日は略式にて納めさせていただきます」



3、男性の母親が、床の間から結納品(婚約記念品:指輪)を女性本人の前へ運ぶ。軽く礼をして席に戻る。

 (注:やはり男性から女性へ先に渡したほうがいいよね、ということで、
  私たちはここの順番は通常通りにしました。)


4、男性の父親、口上を述べて深く礼。

  「これは○○よりの婚約記念品でございます。幾久しくお納めください」


5、女性本人が口上を述べ、一同深く礼をする。

  「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします」


6、女性の母親が、贈られた婚約記念品を床の間へ運ぶ。

 置いたら今度は、男性側へ贈る結納品(婚約記念品:腕時計)を持ち、男性本人の前へ運ぶ。軽く礼をして席に戻る。


7、女性の父親、口上を述べて深く礼。

  「これは△△よりの婚約記念品でございます。どうぞ幾久しくお納めください」


8、男性本人が口上を述べ、一同深く礼をする。

  「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします」


9、男性の母親が、贈られた婚約記念品を床の間へ運ぶ。


10、女性父あいさつ

  「本日はまことにありがとうございました。略式ながら、とどこおりなく結納を納めることができました。
 今後ともよろしくお願い申し上げます」



11、男性父あいさつ

  「こちらこそ、いろいろとありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます」


12、一同深く礼をして終了する。

                     (参考・引用 松田正子「結納と結婚しきたり百科」日本文芸社)


このあと記念写真をとり、お食事会となりました。



注意点

・席順をあらかじめきちんと決めておく。
・支払いは誰が、いつのタイミングでするのか決めておく。
・双方の親の意見をよく聞き、それを元に本人同士がよく打ち合わせをしておく。


お互いの両親から「簡単でいいが結納はしてほしい」と言われましたし、
前回の両親顔合わせの際に、結納の形式については親同士が話し合っていたので、
こういった略式の結納になりました。


結納は「結婚を約束します」という儀式みたいなものなので、
正式に婚約をかわしたのだ、と気持ちが引きしまり、
やってよかったなと思います。




ちなみに。

私たちの場合は、上座側に新郎とご両親、下座側に私と両親が座りました。

結納後の会食の費用は両家折半。

部屋を予約した時に一人分の料金がはっきりわかっていたので
結納前日までにあらかじめ自分の家の分を徴収しておき、
彼の家の分も私が預かって、当日私が支払いました。
(飲み物代だけは私たち二人持ちで払いました)

細かいことまで話を詰めて、シュミレーションもして臨んだので、
けっこう上手くいったのではないかと思います。







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