脈脈堂堂

GALLERY 1

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2005


夜聴くルウ


リークリスマス
死ぬ?殺す?死ね?

生きるしかない



プライド・自信・崩壊

人間凶暴化
妬んで憎んで
人間自虐化
無気力になって嫌悪に満ちて

その御高い自信を打ち砕かれた顔
サディスティックab

もう少し崖寸前まで追いやったら
死ぬのかな
憎しみに駆られて生きるのかな



暴言
舌を巻いて

罵れ

親共を?
他人を?
邪魔する人間を?

糞だろうが
馬鹿だろうが

真似して生きたきた御前等に
手本にしてきた奴等を

罵って快感

子供に罵声を浴びせられる大人達

相手の事を思えない
悲しき児童

それは自分を思えない
悲しき児童

救う気なんて更々ねぇよ


束男
欲望・人間・憎悪・快楽
金ノイローゼ

土砂降りの雨と人身事故
原因も分からず意気消沈
笑ってる顔が笑ってる

迷う事も許されない迷路

星がない
無いんじゃなくもう見えない
自身の目がもう溝に浸かってる

下水道・焼却炉・孤独・不眠
現代ノイローゼ


絞男
僕ら

独占欲の強い化け物


熱地獄
殺戮兵器を振り回しながら

歌うは平和

いっそ全部嘘だと言ってくれ

数え切れない程に積み重なった死体の山を

歌うそばから握るその引き金を


塗れ女
一瞬だから美しい
この闇を

崇めるな崇めるな

一瞬しか知らないから
人によっては
美しいと思う
汚いと思う

意思のぶつかり合いで命を絶つ

救うのは神でも大人でも友人でも無い

他人は絶対入り込めない
己の精神力

永遠に美しい闇を見れるかは自分自身



人間は何に対しても見下せる権利は無い

どんなものでも
自分に無い物を必ず相手が持っているから

持っていないと言い切れるなら

自分にどれだけの物があるか考えて見ろ


魔の子
母親という偶像崇拝
父親という偶像崇拝
家族という偶像崇拝

本物って何だ
真実って何だ
嘘って何だ
偽善って何だ

全部偽者じゃないか
真実は何処にある

真実という名の偶像崇拝

すがりつかずにいられるものか
こんな世の中で


緑の監獄で
切りまくった
切りまくった
切りまくった

包帯で隠したい自虐か
アメリカンホラーなんか目じゃない
リアルタイムで死と隣接か
その時だけ
その時だけ

掲げてるその手は皆傷だらけ
崇めてるその神
手首から血が流れてる偶像崇拝
理想郷にも現実にも逃げ場が無い黄金狂

他人の白い眼で研ぎ澄まされたナイフで

やめろ
やめてくれ

この言葉を偽善とか同情だとかに受け止めるのか
そしてこの文章を見て怒りを覚えるのか

きっと傷だらけの手首の神なんかじゃ
救えない

待ってる
ずっと待ってる
この監獄から出ることなしで救われる事を?


われ男
助けて
何もかも忘れてしまう
助けて
何かが急かすんだ
急げ急げと

この感情も
この殺意も
この欲望も
この感性も
皆 皆
見えない場所へと奪われて捨てられて
そんな気がしてたまらない

無駄だと思ってたこの汚い暴言も
今は拾いなおしてる
年が増えて行く度に
何もかも失いたくない
全部とっておきたい
気付かないうちに相当ケチになってく自分

不幸をすてられない守銭奴
昔よりも汚らしい
わかってるよ
もう捨てなきゃいけないこと

助けて
何かが急かすんだ
急げ急げと


害妄想殺人
優劣で決まる世界を今更批判したってしょうがない
ただ殺して殺せ
何よりも狂っている事が美しい現在
黒に染まれる身に何の不満がある
殺せ殺せ
そして何も考えられない人種になって
野生に戻れ


笑男
全部嘔吐して
吐き出して
喉がいかれるまで吐いて
胃液しか出なくても
吐き続けて

自慢自尊周りからの死線に有頂天
自信過剰で勘違い
腐ったドロドロの汚い沼が居心地いい
だって私は腹から生まれた殺人鬼

この世の中全て真っ黒だと思っていたら
何も無い白だった
色の無い何も無い生気も無い
それでも生きている

生きるのに理由が必要だったか?


不幸不幸と嘆く
そこに生きる意味がある


行列車
苦しいけどそれなりに楽しくて
苦痛を軽減する生き方を学んだ
そして大人になった
でも気付いたら濁ってた
あれだけ嫌悪していた人種になっていた

何かを乗せた新幹線が連れさらうんだ
大事な何かを
でも何かは思い出せない

そうして大人になるのか

17年蝉は地中から出て死に向かう
一生地中で眠っていたい


血道化師
死ねって死ぬ程言ってみたい欲求
死ねって死ぬ程言われてみたい欲求
夜毎繰り返す血塗れショー
金で命も買える程
お前らの命は安かろう

灰色が笑ってる
自虐に溺れて殺人鬼
自分の腕も切れぬお前に
他人を切り裂く権利は無い

笑ってるあいつ等を殺したいのなら
それを糧に生きればいい
人間は欲の虫
食って喰らえこの真っ黒な基盤を
母なる絶対権力に埋もれて目を濁らすな

人間はこんなにも弱かったか?



掻き毟った背中が押される
命がまさにつきようとして
様々な色が渦巻く世界が閉ざされて
今この感情さえもゴミになるのか
大人になる日
それが私の死亡地点なのか
刻々と近づく無に
溝臭い海をもっと
まだそれがわかるうちに


械男
泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥
体切り刻む影が揺れる
金属引いて血が噴き出す
血の気が引いて
流れる血液快楽自虐
嗚呼生きてる
導く人間周りを振り回す
媚びる人間蹴散らして
絶望する周囲をよそに
知らん顔して我儘放題
嗚呼愛されてる
同性同士が接吻交わして
糞に塗れる地球が嘲笑
すでに脳味噌粗悪品
死んで開放されたいこの世の中から
矛盾を叫ぶ若者が
真っ白な大人に囲まれて
自分の色を塗り替えられていく
熔けて融けて溶けて
死んでいる目をしている
殺したのは誰だ
刺すなら刺せばいい
お前の44倍刺してやる
泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥


露女
世の中が真っ白すぎて眩しくて
嘘みたいな白色に塗りつぶされ
しばらくすればこの白が美しく見えてしまうから
何も見えない見たくない
思春期故に大人という名の目くらまし

憧れて憧れてたどり着いた地点
目が慣れてきて見えたもの
長く歩く為に捨ててきた物を
再び取り戻しに来た道を還る

そうして死んでゆく


欲旺盛
ひたすら見下し
ひたすら軽蔑
ひたすら孤独
ひたすら自虐を繰り返す

これからも何か奪ってゆく貪欲なお前
挫折しようとしないから進歩しないのだ
回避して回避して
そんなレベルで物を見ているお前と
話などしたく無い
上辺だけの共感で笑うお前など
他人の心傷を見て軽蔑するお前など

なんて冷たいんだろう
ここは凍えそうで

頭蓋骨に保護された自尊心が剥き出しに


き裂いて
引き裂かないで
その孤独と欲望と嘘が纏わりついた手で

必死に繕った笑った仮面は
他人から見てもわからない大きさの穴が
銀河のように渦巻いて

ゴミから生まれたこの星で
集団は集団を呼びゴミへと還ってゆく

見ていられない
目を閉じさせてくれ
自分の存在を
大気の中に隠してくれ
二度と見つからぬように

せめて腐っていないゴミでいさせて


蛛の巣男
幸福になりたくて
理想へと近づいて行く度に
ボトボトと何かが落ちてゆく
自分だけの何かが溝に落ちてゆく気がして
手放したくはない故に
私は不幸でありたい

全て白に塗りつぶされ統一された幸福
何もかも消えてしまうなら
黒に塗りつぶされていたい
例え他人が不幸と同情しようとも
最上級の幸福であると思いたい
何故なら天秤がぐらつくような不安定さが
私を動かす最大の力だから

かくして
私は呱呱に活きて居いる


の口を閉じろ
世の中を痛烈に批判する
君はきっと幸せ者

こんな泥沼に染まらないでいるのだから

黒を知らずに白を語る事は
過激で鋭利な刃物にすぎない

優しいっていうのは実に曖昧で
不安定な灰色で

行動力が乏しい
言葉だけで
実に不安定な正義

制裁

この血塗られた真っ黒いナイフで



助けて
この汚れ腐った手を握って
自分で望み密室にいるのに
助けなど誰も聞けるわけが無い

誰にも知られずドブに投げられた子供
子供は成長してやがて自分に還る
密室が孤独で埋め尽くされて
耐え切れず

親が同じ人間だって言う事を知ってしまった時に
その手で大人の足をひっぱって引きずり込んで
この暗黒世界に

da capo

殺意が抜殻を残して


亡小路
野生の感覚が無くなって

生きる体温感じずに
死の事ばかり考えて
絶対的不安に襲われる

真夜中の大恐怖
満月がじっと見つめて離れない

今夜
逃亡するのだ

鉄のように冷たい体温と
鉄ばかりの街角にさらば

受け入れる所などあるのか
野生にも機械にも返れないオマエが

血液はもはや鉄の味になって

野生の感覚が無くなって


台へようこそ
さぁさぁ寄ってらっしゃい見てらっしゃい
醜い醜い女のショーだ

その口からどんな醜い言葉が出る
その頭はどんだけ馬鹿なんだ

眉を顰めるレディースアンドジェントルメン
図星で憤死

血だらけ血だらけ肉だらけ
ああ神様救いを 金払いますから

さぁ今日のメイディッシュは
綺麗に愚痴で着飾ったご婦人の
ドス黒い心の本音です
そこのお方一口どうですか?
生き生きした貴女の目が
気に障る

明人間に嫌悪感
絶対的な闇に忠誠心

。すまいざごでしくたわんろちもはのないていさ


蜘蛛男
血吹雪舞って
絶叫喘声命乞い
足元抱きつき縋りつく
蹴り上げ肉片
一面真紅で賛美歌が
永遠の貴方と一緒に一瞬を
何てロマンティック

綺麗だとか汚いだとか
四角や三角は絶対丸である
ほら
血吹雪が丸く飛び散って


豹男
ab-

聞こえますか
新世界

血だらけの
死体の転がった
死んだ目をして
新世界

不透明こそ平和なのに
何故明確にするのか

聞こえますか
新世界

ab-


行人S
全てが嫌でたまらない
この嫌悪感は
嘔吐を繰り返す
本当に吐いてしまいたい
誰よりも黒く汚れた心は
深く閉じ込められて
体が離そうとしない
むしろ求めている
他人を批評する自分が
一番残酷で汚らしい
最悪すぎて反吐が出る
誰かこの嫌悪感を消し去ってくれ
誰か私を何もない脱殻にしてくれ


んご蝕
殺人狂いで血色のリンゴ
目が濁って澱んで狂気色
生きる事を知らない人間に
死を教える事は出来ない


で泣く
抑えきれない感情が
無音の叫びが
世界中で響いてる

暗闇の中で
誰かを呪い、憎しみ、殺意を抱く
その心は頑丈?

まるで糸が切れるかのように
溢れ出す
殺意の洪水が精神崩壊

そうして僕らは殺人者と化す

嗚呼
聞こえる
自分の心にも
血に飢える底なしの暗闇が

もう止まらない
純粋すぎて今にも壊れそうな硝子細工

ライオンと青年
イオンと青年

ライオンと青年2
イオンと青年2

m.sun
s un


ングラスの男



生きている意味を考えてしまったら
膨張してしまうよ
朽ちて腐って

骨になるまでは醜く
生肉が腐り落ちて静止した白い骨だけは
皆美しい
土台は皆美しいんだ


れ出る
醜い本音が流れ出す
涙は黒に違いない



ゲームの人間と同じさ
ピストルで頭をブチ貫こうとしたけれど
そんな根性あるわけない
全て無くなってしまえば楽なんだ
自分から失くすんじゃなくて
他人が消えて欲しいというところも

何て受動的

そうやって客観的に己を見るな
そんな人生など「           」

白く塗りつぶした
嫌でたまらなくて
あまりにも的確な言葉すぎて



犯行反抗
「誰がおまえに生きろと言った?」
「誰がおまえに苦しめと言った?」
無責任な言葉吐いてんじゃねぇ
ああ生きてやるさ
ああ苦しんでやるさ
でもお前達に一つ叫びたい事がある
世の中どうなっても知らねぇぞ
テレビで死体が転がった


に染まれ
もっとドス黒い色を 闇を 孤独を
染まれ
悲しいなんて感情は憎しみに変換されて
もっと壊れて 狂って 叫んで
世界が終わるまで


鏡男と廃墟
探している いつも 自分の分身



黒に始まり黒に終わる
俺達は初めからドス黒かった
純粋などありえない
俺達人間は色を奪い、混ざり合う度に
真っ黒になっていく
世界が終わる頃には
宇宙のように黒い人間がはびこるだろう


緑男



世の中がドス黒くて仕方ないと思うなら
純粋な白に嫌悪感を感じるなら

呼んでいる

一緒に叫ぼう
SOSなんて優しいものではない
心の奥底の
世の中よりドス黒い
お前の言葉を吐き出そう



い道化師
それであなたが笑うなら
それであなたが幸せなら
私はおどけてみせましょう
何度でも



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