PR
カレンダー
すでに3月中に千秋楽を迎えている芝居である。
忙しくて観劇ブログが今日になってしまった。
他にもたまっているんだけどね(^^;)
初めて行った 青年座劇場
。小劇場らしく、椅子もパイプ椅子。でも客席と舞台が近く、なんだかワクワクする。
たたら
。私は以前川口市の職場にいたことがあるので、鋳物の街、キュープラのある街として川口市を認識していて、「たたら」という言葉も知っていた。「たたら祭り」っていうのもあったなぁ。
川口のことを知らなかったら、知らない言葉だったかもしれない。
この芝居を観に行った理由は、もちろんこの人だ。
山路和弘
さん。青年座の所属の俳優さん。っていうか、もう私のブログではお馴染みですね
去年は NHK大河「軍師勘兵衛」で安国寺恵瓊
を演じていらっしゃった。
舞台は久々かな・・・?三文オペラ以来かな。
よく山路さんのブログに登場する盟友、 山本龍二
さんとの共演も楽しみだった。
山本さん、ホントに強面で顔だけ見ると怖いよーーー
役柄の頑固親父にぴったり
鋳物の街も、時代の流れで今は都会のベッドタウン。
工場をあきらめ不動産ブローカーになった山路さん演じる康平、幼なじみでかつて一緒に鋳物の修行をしていた山本さん演じる鉄三。鉄三は、同じ仕事を継いだ息子を亡くし、街に帰ってくる。
康平も家庭が複雑でとっくに離婚し、娘はキャバクラ、息子はニートである日康平のもとへ転がり込んでくる。
康平と鉄三、康平と娘、息子との関係、鉄三と亡き息子の関係、それを見守る喫茶店を経営する鉄三の妹( 麻生侑里 さん)・・・なんか、 それぞれが切ない 。
東京オリンピックで聖火台を作った 鈴木萬之介
さんの話で、劇中劇になる。
萬之介さんを山本さんが、 妻のハナさんを・・・山路さんが早変わりで演じた
もう、女形も得意だからその指先やら風情やらが、本当に綺麗な山路さんであった
この辺りのキャストの早変わりには大笑いさせていただいた
最後は、息子と向き合い、 本気で地団駄を踏み本気で怒鳴る康平。
山路さん、すごくパワーが必要だっただろうな。
そう、父親って、そうなんだよな。すごい迫力だった。
山路さんはおちゃらけた演技から本気でたたみかける演技まで、目力がすごいからド迫力だ。
やっぱりすごいな、そして、やっぱりカッコいいな、と思った
山路さんが一番見たかったわけだが、山本さんの出てくるだけで感じる迫力に圧倒されたし、チームワークが良いのだろう、他の役者さんたちも、かけあいもコンビネーションもとっても心地良くて。休憩なしだったけれども、引き込まれてしまった。
でも、パイプ椅子はお尻が痛いな
ぎりぎり、千秋楽を観に行けて良かった。
山路さんの舞台を観られることが、私の一番の喜びだ
憧れのプラシド・ドミンゴコンサート! 2024年05月20日
三ツ矢直生グランドコンサート♬ 2024年05月05日
舞台「千と千尋の神隠し」観劇♬ 2024年05月02日