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東京芸術劇場 「かもめ」
を観劇した。
山路和弘
さんがご出演だからである。
ただ、この錚々たる顔ぶれたるや。
ニーナ・・・ 満島ひかり
トリゴーリン・・・ 田中圭
(おお、元ヤン・ウェンリーそしてNHK大河なんとか官兵衛(きり曰く:笑)の治部)
トレープレス・・・ 坂口健太郎
(とと姉ちゃんの星野さん好きだった)
メドベジェンコ・・・ 渡辺大知
シャムラーエフ(妻)・・・ あめくみちこ
ドールン・・・ 山路和弘
(そっか、なんとか官兵衛で田中圭さんと縄に縛られてましたな)
シェムラーエフ・・・ 渡辺哲
ソーリン・・・ 小林勝也
マーシャ・・・ 中嶋朋子
アルカージナ・・・ 佐藤オリエ
皆さん顔を見たらすぐに分かる、かなり知名度が高い役者さんたち。そして同時に演技派としても知られる役者さんたち。
若い演出家の活躍の場の創出という企画らしいが、それにしては役者も豪華だしそもそも東京芸術劇場プレイハウスなんて大きな箱でやる時点で、相当力のある演出家さんなのだろうなと思わせる。演出は 熊林弘高 さん。
チェーホフと言ったら「桜の園」くらいしか思い浮かばないけど、なんか「かもめ」にも既聴感があるなと思ったら、うちの劇団でまだ私が入団する前「楽屋」という芝居をしたらしく、その中の「私はかもめ」という台詞がひつじさんに合いそうだ、と言われたことがあったからだ(笑)
ロシアものは、やはり山路和弘さんご出演のトルストイの 「アンナ・カレーニナ」
を観劇、原作も読んだ。その頃山路さんのブログで プーシキンの詩
を紹介していたので、それも読んでみたが訳が 二葉亭四迷
のもので、文語体で少し分かりにくかったけどその時代の香りを感じた・・・ような気がした。(←あいまい^^;)
日本と違い、外国には愛称がある。例えば コンスタンチンはコスチャ
、というように。最初パンフレットでストーリーを読んで、登場人物紹介は苗字なのに、相関関係は名前で説明しているので理解するのに少し時間が必要だった。ま、外国物はそんなものだろう、と自分の理解力の低さを慰める。
・・・困るなぁ、原作読みたくなるじゃないか(ーー;)
忙しいのよ、私。読むべき本が、しかもアマゾンで中古でお取り寄せした専門書(お高い)も2冊あるし、そもそも早く 銀英伝 を読み切らなくちゃ。(←文庫でやっと9巻。もう外伝は12月のドイツ語検定が終わるまでお預け確定。ってか、銀英伝読むの3回目。)
なんでこんなスケジュールなんだ、私。(←いや、ドイツ語検定申し込んだの自分ですよね?)
ロシア文学、好きなのだろうと思う。もちろん訳の良さもあるだろう。もっと色々読んでみたい。
満島ひかり 声 。テレビでも張りのある言い声だと思っていたけど(←ちょこっと旦那が見ていたトットちゃん役を見た。)、舞台だとよく通り聞き取りやすい。 美しさ、醸し出す雰囲気 。2階席でもその存在感が伝わってくる。細くて華奢なのにね。
事実上の主役はトレープレス役の坂口さん・・・だよね?なんで主役がニーナ?この辺りも原作を読めば釈然とするのかな。坂口さんの 声が心地良い 。とと姉ちゃんの時も優しそうな声が印象的だったが、舞台でもそう。ぼくとつとした不器用な感じ。だから余計に胸が苦しくなる。
山路さん、あめくさんに迫られる迫られる(笑)(←変わりたい。)まぁ、「僕はもう55だから」と言いながら、それまではひっきりなしに女性が押しかけていたのだろうから、 まさにぴったり の役では(笑)山路さんのセリフで最後終わる。きっと原作もこうなんじゃないかしら。予想はしていたけど、こう終わるか・・・って感じ。
しかし、なんでしょう、 どうしてロシア文学はこう人の織りなす綾がこんがらがるのかしら(^^;)
いや、乏しい読書量なので的外れかもしれないが。
途中、本当に坂口さんがピアノを弾いていたのかな?劇中で弾くのはなかなかプレッシャーだと思うけど、もしご本人が弾いていたのなら、おお、すごい、と思う。(←音大出身のくせに一度ピアノの試験で失敗してからトラウマな人。)
書ききれなかったが、他の役者さんたちも、所どころ遊んでる?と思う所もあってベテランと才能ある若手の役者さん達の、素晴らしい舞台を観られたな~と思う。
原作を読んで見たらまた面白かったのだろうな。
私は、舞台を通して原作に手を伸ばすことが多い。また一つ知識と教養が増える予感
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