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2017年05月29日
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石丸幹二 さんと 堀内敬子 さんの共演。

行きますとも、生幹二さまに会えるなら!(←なんだ、 なま 幹二って^^;)

堀内敬子さんは多分舞台では初・・・だった気がする。

で、 内容も何も知らずに 行ったわけだ。

パレード.JPG


<ネタバレです>

、辛い・・・


これ、アメリカで実際にあった 人種差別から起きた冤罪事件 だったのですね。

前半は、証言者の偽証によってどんどん追い詰められていく。


だれか、幹ちゃんを助けて号泣


なんでこんなことに?

観ていてどんどんたまるストレス号泣

南北戦争終結から半世紀。

南軍戦没記念日には、生き残りの老兵たちが誇り高い顔でパレードをしていた。

町は熱狂している。


レオ・フランク  ( 石丸幹二 さん ) は北部から南部に来て、工場の管理者をしている。


妻の ルーシー ( 堀内敬子 さん ) とは、お金を貯めて子供をもうけたいと思っているけど、真面目なばっかりに仕事仕事になってしまい、最近すれ違い気味。


パレードの日、工場で働いていた 13 才のエイミーが殺される。


レオにはまったく身に覚えがないが、市民感情から絶対犯人をあげなければならない検事の ヒュー・ドーシー  ( 石川禅 さん ) は、ユダヤ人であるレオを犯人に仕立て上げるために人々に偽証させる。


エイミーの幼なじみの フランキー  ( 小野田龍之介 さん ) は、レオに憎しみを募らせる。

エイミーの母( 未来優希 さん)も。


ゴシップ記事の記者 ブリット ( 武田真一 さん ) は市民感情をあおるような、確証のない記事をどんどん書いていく。 ( 後に心変わりする )


このあたり、 今のネット社会に通じる。

真実だか分からない話があたかも真実であるように出回り、そしてそれを信じる人達がいる・・・。


州知事 スレイトン ( 岡本健一 さん ) は、後半でルーシーの熱意に動かされレオの疑惑を晴らし、死刑から終身刑にするが、市民の暴動に会い逃げざるを得なくなる。


反ユダヤ主義の活動家であり新聞を出版している トム・ワトソン  ( 納慎也 さん )。

どんどんレオを追い詰める。


黒人メイクなので最初分からなかったけど声を聴いたら 坂元健児 さんだったのは、 工場のジム・コンリー。憎々しいやつ。 史実では・・・こいつが犯人だった。

黒人が縛り首になっても誰も驚かないが白人は違う、と黒人が歌う。

ここもにかなり根深い人種差別がある。

黒人白人の差別は有名だけど、アメリカのこの時代のユダヤ人差別のことは、あまり知らなかった。

役者と役柄はもちろん違うけれども・・・でも・・・叫びたい。


禅さん!ひどい!小野田君、なんてことするだ!坂元さん、ひでーーー号泣


( そう言えば今も不倫ドラマで主役を演じている波瑠さんが役と混同されてバッシングを受けているとか。ま、それもネットの話なのでどこまで真実かわからないが )

後半は 失いかけてた夫婦愛をとりもどしていくのにね・・・


疑惑が晴れてスッキリした終わり方をするのかと思ったら、まさかの展開。


なんという、、、号泣


このラストが史実通りなのかは知らないけれど、史実ではレオを追い詰めたヒュー判事やトム・ワトソンは、地位を上りつめている。弱者は弱者のままで悪い奴ほど出世する。


真実を知ると ( 後の時代から歴史を知る者として観ると ) なんて理不尽なんだろうと思う。

そしてこの話で怒れるということは、自分は幸せな世界にいるのだ、と実感する。

役者はとても良かった。

オープニングの兵士役の小野田君の歌声は美しく、もちろん石丸さんの歌声も素晴らしく。

禅さんは憎たらしく、新納さんは不思議な雰囲気から狂気さをにじませていて。

堀内さんは最初喋り方が四季っぽいなーと思いつつ、ラストの憎しみ、悔しさの感情を押し込めた表情は心にくるものがあった。


役者もいいし曲も美しい、背景の大きな樹も印象的だし開始早々大量の紙 ( クラッカーの中身よりは太めの色とりどりの画用紙で作られたもの ) が舞台上にばらまかれ、演じにくくないかな?場面転換やりにくくないかな?なんて思ったり・・・。


でも、でも、。ただただ辛い。

残念だ。ルーシー、一人で生きていくの?私なら耐えられない号泣


とても衝撃的な芝居だった。

でも一番衝撃だったのは・・・


幹さまの生足を見てしまったことだろうかびっくり


ラストのシーン。


悲しく悔しく憤りを感じるシーンなのに、幹さまの足にドキドキしてしまったことが、辛い話を結構引きずる私がなんとか気持ちを保てた・・・っていうのはおかしいか(笑)

カーテンコールで幹二さんが出て来て安心したっていう(^^;)

私、結構のめり込んで観てしまったようだ!


ちなみに、ポスターの幹二さんの写真は、前の舞台の「キャバレー」っぽい(^^;)

この劇中では真面目な工場管理者らしく、髪の毛きっちり、眼鏡もきっちり。

でもカッコイイのだ(笑)






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最終更新日  2017年05月29日 22時13分21秒コメント(0) | コメントを書く
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