のんきにお茶でも飲みながら

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2022年11月24日
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11月に入ってすぐの頃、上野の東京文化会館にオペラを観に行きました。
​ハンガリー国立歌劇場の、歌劇「魔笛」!​
・・・実は、モーツァルトの魔笛はそんなに好きなオペラとはいいがたいんだけど(^^;)仕事で触れることが多いので・・・前に観たオペラも「魔笛」だったと思う。



​解釈によって演出が全然違う​ のが舞台の面白いところ。
オペラも、「これが同じオペラ?!」と思うものもある。びっくりするような新解釈の演出もあったりする。私は、どちらかというと、オーソドックスな演出が好きなのよね。
前に観た「魔笛」は、最初に王子タミーノが襲われる頭が3つある大蛇が、「鳥」だってので驚いた覚えがある。歌詞はヘビだったはずだが・・・。
今回は、映像を駆使して、タミーノが襲われているのは・・・ ​「戦争」​
ウクライナ?とも思ったけど、世界各地の紛争の映像なのかもしれない。
そして現れたタミーノが・・・ ​白シャツにジーパン。​

と思った。こういうスタンダードじゃない演出の場合、どんな解釈をしてこうなったのか深読みしないといけないのだけど、徐々に、彼の服装が変わっていき、「よくあるタミーノ」っぽい服装になった。
だからあまり深読みしなくても大丈夫かな?と思っていたら・・・
​ザラストロの登場がくるみ割り人形さんみたいだった!​
赤い軍服、白いタイツ、みたいな。え、ザラストロ、何か凱旋してきて町の人達に迎え入れられている?って感じで、やっぱり深読みが必要か?!と思ったが、やはり、徐々にローブをまとっていったりして、聖職者の格好になっていった。
だからあまり深読みしなくても・・・って、まあ、もっと気楽に楽しめばいいか(^^;)

ちなみに、最後は、ずっとドレスだったパミーナが、本当に最後の最後で白シャツジーパンで登場。もちろんタミーノも白シャツジーパン(そういや帽子もかぶってた)で終わる。
これは・・・
いくらでも現代に置き換えられる話なんだよ、ってことなのかなあ。
試練を乗り越えた者に栄光がある・・・そんなことなのかな。

最近のオペラは字幕つきだから分かりやすいし、歌手の歌声は素晴らしいし、私の席は上手3階席だったのでオケピのチェレスタがよく見えたし、パパゲーノはたまに日本語で語りかけてくれるし(オペラと言うより ​ジングシュピール=歌芝居​ なので台詞がある)、大好きな ​夜の女王のアリア​ は本当に素晴らしかったし、やっぱりオペラを生のオーケストラ、歌手の肉声で観られるのって幸せだなあと思った。
我慢したんだよ、3年号泣嬉しいよ~~!!

久々のオペラ、堪能しました^^

そうそう、最近、 ​グルベローヴァ​ の夜の女王のアリア「復習の炎は地獄のように我が心に燃え」を聴いているが、恐ろしい歌詞で、彼女が歌うと、もちろん迫力があるのだが、同時に小鳥がさえずっているようにも聞こえてくるのよね。あんな声、もう二度と聴けないんじゃないかな・・・。亡くなってしまったが、彼女のルチアを生で聴けたことが私の一番の財産かもしれない。





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最終更新日  2022年11月24日 07時10分05秒
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