MILANO‘S REVIEW

MILANO‘S REVIEW

『ごはんを食べよう』シリーズ




原作:真船るのあ
イラスト:緋色れーいち

キャスト:三木眞一郎(月島 晶)
     小杉十郎太(玖珂 乙彦)
     こおろぎさとみ(玖珂 はるか)
     檜山修之(麻生
     松本保典(菱田海王)

製作:インターコミュニケーションズ
出版社:白泉社 

ほのぼのアットホームで、可愛くて、しんみりともできて
安心して聞ける作品です。
本当に、 BLだけどホームドラマ
として、しっかりしたものになっていまして、
それには こおろぎざとみさんの子役 が効いているからという評が、他所様のサイトにありました。私も同感です。

■Ⅰ
今回のみの出演:藤原美央子(乙彦の元妻のマユミ)

ファミリーレストラン『グリーンレスト』に勤める乙彦(小杉さん)はバツイチの子持ち。
今回、『カレーフェスタ』のメニューを考える社内コンペティションに参加することになり、
選考を通るような新しいメニューを考えなくてはならないのですが、
コンビを組まされた月島晶(三木さん)に、その弱みを握られて、イイように扱われてます。
例えば、オトヒコだけ、『色んな店のシーフードカレーを食べに』行かされたり。
(小杉さんのオトヒコの方が上司なのに…笑)
このあたり、ちょっと『ダブコ』を思い出して、ニヤニヤしてました。
年下美人の誘い受け…って嫌いじゃないので。

実は、アキラは海老がダメだったのですけどね。
三木さんは、色気たっぷりにアキラを演じてますし、小杉さんのオトヒコがまた
イイカンジなのですよ。
私はこれまであまり小杉さんのことを(氷帝、榊監督くらいしか)意識して聞いていなかったのですが、
昼間はアキラに(上司のくせに)振り回される二枚目半。情けない声もカワイイ『オトヒコ』で
夜は、包容力たっぷりの大人な『玖珂(くが)さん』になっちゃうギャップがステキです。

海王(松本さん)が『グリーンレスト』のチェーン店のオーナーで、麻生がそこのシェフらしいという設定は、少々わかりにくかったですが、
あとは、聴きやすく、楽しい一枚になっていました。

■Ⅱ
仕事が忙しくて、保育園の催し物にも、休日の動物園にも一緒に行けないオトヒコ。
おまけに一週間、静岡本社に出張することになります。
はるかは連れて行って、保養所に置いておくというオトヒコに
アキラが「オレが一週間くらい守る」と啖呵を切ってしまいます。
料理もアイロンも大嫌いなくせに!
さ~~~てどうなる???

料理もアイロンもがんばってるアキラ、
でもオトヒコに会いたくて泣いたりして、どっちが子供なんだ~
と、いうくらい情けなくてカワイイです。

このCDには、後半に海王と麻生とのエピソードも収録されています。
本編でもアキラを心配し、助けてくれた二人ですが
これからも大切なレギュラーとして一緒に、このハッピーな話しを
盛り上げてくれそうですね。

アキラがクールなだけに、松本=海王店長がラブラブ担当ですかね??

おまけに4人+はるかの『温泉行き』も、ついてます


■Ⅲ
今回のみの出演者:中村大樹(オトヒコの弟、ヤス彦)

前回もアキラががんばっていましたが、今回もメチャメチャ可愛そうです。
オトヒコとはるかが実家に帰ったと思ったら、見合い写真をもらって帰って来るのです。
オトヒコは言えずにいたらしいんですが、外国から帰って来た、オトヒコの弟
にバラされて、怒りのオーラ満開のアキラ。
この、オトヒコの弟のヤスヒコ、敵なのか味方なのかよくわかりません。
女の嫁がいた方が自分が自由にできると言ってるから、邪魔をする方向なのかも。

そんな中、アキラにとって唯一の明るい話題は、
はるかと一緒に歩いていて、『親子』に間違えられて
モデルに誘われたこと。
だけど、オトヒコは、アキラとはるかが親子として全国紙に載ることに戸惑うのです。
そんなオトヒコを見て、ますます哀しくなるアキラなのでした。
でも、オトヒコの困ることは出来なくて、スタジオで正直に事情を話して
はるかだけ、撮ってもらうんですけどね。
何を遠慮しているんだアキラ!!!鈍感なオトヒコなんか気にするな~!
ってカンジ。

次には、オトヒコってば、お母さんに騙されて、お見合いに行かされてしまいます。
そして、それをヤスヒコがバラスんだよな。意地悪だ!
わざわざお見合い現場を見せて、アキラをどん底に落としたくせに
「飲みに行こう」とか誘うなよ!中村さん!!!
つか、こんな邪魔する奴について行くなアキラ!


挙句の果てには、アキラってば、落ち込みまくって
「オレじゃ玖珂さんとはるかを幸せにできないから」
って出て行くじゃーないですか!!

何やってんだオトヒコ!!追っかけて行けよ!
「オレの気持ちは変わらない」とか「オレを信じられないのか」とか偉そうに言ってるんじゃないよ。
騙されて見合いに行ったにしては、ニコニコ談笑したりして、誤解を招いた愚かさを反省しろ!!
アキラは会社を辞める決心をするまで、追い詰められているんだぞ。
その傷心のアキラを、ヤスヒコが海外に連れ出そうとしてるんだぞ!!おーい!おじさん!もっと焦ってくれないと読者に嫌わせるぞ~~~!いや、既に

今回のオトヒコは嫌いだ

結局、やっぱりはるかのおかげでもとに戻るんだけど、

最後にお見合い相手の行方不明の恋人を、なぜかヤスヒコが
見つけて来ちゃうのよね。

最後に見方の振りすんな!!!

と私は切に言いたい!!!

その恋人が見つからなくても、オトヒコは断っていたのだ。

最後に、アキラは、ヤスヒコにエアチケットを返すんだけど
実はこれ、ヤスヒコ本人のチケットだったのね。
こんな、2人の仲を掻き回した奴のチケットなんて破ってやればよかったんだ。

おまけにオトヒコは、ヤスヒコがお別れにアキラにほっぺチューしただけで
「ヤスヒコ~~」って怒ってるけど
実際アキラがどれほど悩んで、苦しんで
どんな誘惑を受けていたか、わかってないでしょ!!
アキラばっかし「すみません」ってあやまってるもんね。

少しは

鈍感でゴメンナサイ

と、あやまってみい!!
(アラ、ダブコでの『千堂ばっかしカワイソウ』の反動も加わってるかしら??オホホ)

最後の,
泣き声で「教えてくれぃ。」と懇願するオトヒコだけが、好きです。


(はるかの声で) オトヒコはこうでなくっちゃね

■Ⅳ
今回は、はるか特集
小学校に入って、帰りが早くなってしまったはるかの為に、
アキラってば2時過ぎに一旦帰宅して、おやつを手作りしてあげたます。
う~~~母として、耳が痛いぜ…
つか、学童保育ないんですか???

おやつぐらい自分で作れるようにと、はるかに料理の練習をさせることにしたオトヒコ。
はるかも、『大好きなつっくん(アキラ)に美味しい物を食べてよろこんで欲しい』
と、練習し始めるのでした。

アキラは、
「あ~はるかに包丁を持たせるくらいなら、自分が手を切った方がましだ」
とか、ダメ母親みたいなことをいってます。
後半の、保育園時代のエピソードで、お泊り保育に行く時も
「心置きなくデートができるvvv」(小杉オトヒコ、オヤジすぎ~)
と、鼻の下を伸ばすオトヒコを尻目に
「つっくん寂しいよ~~~」
と、子離れできなそうな状態です。いいのか???それで!!!

はるかが、学校でももててそうなのも(男に?)わかった回でした。

■Ⅴ(二枚組)
なんと、オトヒコのマンションにお母さんがやってきて、バレてしまった!!!
おまけに、激怒したお母さんは、そのまま居座ってしまう!!

がんばれアキラ!まけるなつっくん!!!

数々の嫌がらせにも、負けずに、自分の信じる道を進むアキラ。
(でもでもオトヒコ、また鈍感過ぎて、ケアが足らない!!!)
実家によく顔を出していたという坂上(中原さん)は、
はっきりと、『2人の仲を裂いて、元の玖珂先輩に戻ってもらう』
と言ってるし、またまたカワイソウなアキラ!!

でもでも今回は、はるかのおかげじゃなくて
アキラのがんばりで、なんとかお母さんに認めてもらって
…までは行ってないけど、少しはあきらめてもらったみたいです。


私的には
『オトヒコ~~~!!!もっとアキラを大切にしろ~~~!!!』
と言いたいですが、ご飯をつくってくれるのがオトヒコだから
これでいいのかな???

何度でも聞き返したいCDでした。


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