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保育科の小児栄養を担当しています。自分の食事がバランスが取れているかどうかの判断を「食事バランスガイド」を使ってしてみよう、という授業で、「○つ(SV)」がわかんない!!との大合唱がおきました(ちょっと大げさ)。ご飯が「1つ」とか「2つ」とか数えるって、なんで?ご飯って1膳、2膳って数えるもんでしょう?どうして1つなの?パンも1枚、2枚なのに、なんで1枚が1つなの?わかんない~~~。だそうです。これを説明するのに大汗かきました。きっと納得していない。ともかく、国では、6枚切りのパン1枚を1つと数えることにしたんだからね、などと自分でも納得できない返事をしましたが・・・私もほんとは納得していない。だから説得力がないよね。「炭水化物40g相当のグラム数を1つとする」なんて細かいことは「隠しておいてOK」というのがもともとの趣旨だから、これを言っても始まらないのね~。となると普通に食べている食べ物の大きさを基準にしてるから、パン1枚を「1つ」と数えるのだ!というしかなくて、じゃなんで1枚じゃいけないの?と問われれば、とにかくそうなっているのとしかいえない。どうも「1つ」という「いくつ」いう概念のほうが定着しているから紛らわしいのではないかと思うのだけれどまったく新しい数え方なのだからいっそ「SV」などの今までにない言葉のほうがよかったのかもしれない。と考えこんでしまいました。言葉って難しい。
2008年08月10日
私が運営委員をしている仙台インターネット推進研究会では次のようなセミナーを開催します。仙台インターネット推進研究会はインターネットユーザーの自由なMLとして活動を始めて今年で12年になる会です。隔月セミナーを開催しています。5月のセミナーはネットに流れているさまざまな食に関する情報からどのようにして正しい情報を選び出すか、どこに確かな情報があるのかなどについて永年、仙台市立保育所の管理栄養士として仕事をしてこられた樋口典子さんが講演してくださいます。子どもの食事、高齢者の食事、健康食品のことなどについてお聞きできるとおもいます。ぜひご参加ください。当日受付もOKですので直接会場にお越しくださってもかまいません。詳しくは下記をごらんください。(仙台インターネット推進研究会MLから抜粋)━ 仙台インターネット推進研究会:5月定例セミナー開催のご案内 ━━━━『ネットで日々安心できる"食"を見つけだすコツ』仙台インターネット推進研究会では、設立趣旨である「宮城県のユーザーにインターネットの健全な利用の啓蒙と情報提供をする」という目的のもと、中国製餃子問題や賞味期限偽装事件など、大きな社会問題となっている「食」と、「食に関する情報」におけるインターネットの関わりについて、管理栄養士としてご活躍されている樋口典子氏をお招きして、食とインターネットに関するセミナーを開催いたします。さて、仙台市内の各保育所に最低1人づづいらっしゃる栄養士のみなさんは0歳から就学前までのお子さんの食事である離乳食から幼児食、アレルギー対応食など、それぞれのお子さまの事情に応じた安心できる食事などを日々作っています。その他、保育所の子どもや保護者、地域の方々に対して『食』に関する様々な食育啓蒙活動を行っています。地域で子育て中の保護者の方々に対しても、離乳食講座などの"食"の情報も提供しています。そのなかで得た、旬の素材を意識して取り入れた日々安心できる食事づくりの豊富なご経験をもとに1.ネットで探す『日々安心できる食』・厚生労働省のWebサイトで『食品の事故情報などをすばやく見つけ出す』方法・食品メーカーのWebサイトから『安心できる食情報』を手に入れる方法・話題のサプリメントや健康食品Webサイトの『正しいみかた』・"食"に関するマスメディア系Webサイトや大学・研究機関系Webサイトの 『やさしい読み方』・もっと活用したい地方自治体など『行政が発信するWebサイトのツボ』・日頃から安心できる食事を食べている方々や栄養士が日々つづっている 『おいしいWebサイト』のご紹介2.ネットで探す『安心できる食事を段取りよく準備するコツ』・Webサイトでプロが見つけた『段取りよく食事を準備するコツ』・Webサイトでプロが見つけた『安心できる食材を探すコツ』について、 樋口先生がそれぞれのWebサイトを閲覧、その場で解説していただきます。講演要旨はこちらです。開催日時 :2008年5月9日(金)19:00~21:00(開場は18:30)会場 :仙台市市民活動サポートセンター 研修室 (開催フロアは1F入口案内板をご確認ください) 仙台市青葉区一番町四丁目1-3 / JR仙台駅西口から徒歩15分 仙台市営地下鉄南北線 広瀬通駅西5番出口前地図 :http://www.sapo-sen.jp/map.php募集人数:25人(予定)参加費 :一般:1000円、学生:500円(税込)申込方法:下記ホームページ上でお申し込みください。 http://www.slabo.or.jp/seminar/list.cgi申込期日:ホームページからは前日まで。当日受付でも可能です。講演内容:ネットで日々安心できる"食"を見つけだすコツを、樋口先生が 講演しながらその場でWebサイトにつないで、その内容を解説 していきます。講師略歴:樋口 典子 氏 1959年 仙台市青葉区生まれ 宮城学院女子大学家政学科卒業 1981年 仙台市に栄養士として入職、保育所に24年勤務、 その後保健福祉センター勤務 2006年 退職 現在 宮城学院女子大学非常勤講師 東北こども福祉専門学院講師 (小児栄養) 食育などに関するパフォーマンス(野菜ちんどん)をはじめ、 講演や執筆活動などでご活躍です。主催 :仙台インターネット推進研究会(仙台市) http://www.slabo.or.jp/その他 :セミナー終了後は懇親会を行います。 (別会場・参加費¥3,000程度)みなさまのご参加、心からお待ちいたしております。━┫活動理念┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【 知識は行動に理論は創造に 】・私達研究員は、仙台インターネット推進研究会から何らかのサービス を受けたり研究会に対して求めるのではなく、この活動理念のもと、自ら研究 活動を行うか自ら研究会の活動に参加し社会に貢献します。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━仙台インターネット推進研究会のメーリングリストです投稿 : slabo@yahoogroups.jp 退会(自動処理) : slabo-unsubscribe@yahoogroups.jp再入会(自動処理): slabo-subscribe@yahoogroups.jp管理者は : slabo-owner@yahoogroups.jp研究会のページ : http://www.slabo.or.jp/eグループページ : http://groups.yahoo.co.jp/group/slabo/
2008年04月23日
新年おめでとうございますいつもお読み下さいましてありがとうございます。今年もよろしくお願いもうします。さて、ことしのお正月はスローフードを意識したお雑煮をしました。まあ、毎年同じなんですけれどね。でも今年はことさら手作りにこだわりました。これが「仙台雑煮」です。お椀はたっぷりサイズの雑煮椀。お餅は四角い切り餅の焼いた物。焼ハゼのだし。宮城県と言っても土地によって出しが違う。仙台近辺は焼ハゼ。県北にいくとドジョウだったりもちろん鶏だったり。ちょっと前には山鳥(きじのようなとり)等もだしにしました。県南ではスルメをだしにする地方もあり、沿岸部では干し鮑や焼ホヤなどもだしにすると言うことです。具は。お引き菜。大根・にんじん・ゴボウを全部せん切りにしてさっと湯がき夜干しをして凍みらせ(しみらせ)昼間は日にあてて水気を抜いた物をお引き菜といって雑煮に入れます。切り干しでもなく生でもなく、その中間のみずみずしさと風味が雑煮の味なのです。ずいき。これ、生け花ではありません。10月に購入した里芋の茎です。仙台では「からとり芋」と言います。この里芋の茎1本ずつはずして皮を剥き、寒風にさらして乾燥させたものがズイキです。実に20年ぶりくらいに「からとり芋」からズイキを作りました。近年温暖化の影響でしょうか、気温が高くてなかなか上手く乾燥できませんでした。今年は雨にも遭わず、カビも生えず上手にズイキになってくれました。ズイキは食物繊維が豊富でカリウム、カルシウム、マンガンなどのミネラルが豊富。ほどよいアクがまた雑煮の風味をまします。岩出山の凍み豆腐(しみとうふ)一般に売られている高野豆腐とは全く風味の違う物です。だって天然乾燥の本物なのですから。豆腐を薄くきって藁でない戸外で凍みらせて乾燥させて、を繰り返して作られる物でアンモニアなどで促成に作った物とは較べたら別格です。味のしみも良く。ちょっと堅めの食感がよいのです。いくら。秋口に鮭と共に売り出される鮭の「はらこ」をどんと一腹買ってきてほぐし、酒と醤油で味付けをしてお正月のために冷凍しておきます。これあがないと、雑煮の味になりません。お椀によそって熱々の汁をかけて、はらこがパキンとふくれたところを戴くのです。紅白のかまぼこ伊達巻き伊達巻きは毎年手作りします。卵とはんぺん。手にはいるときはすり身を使います。これは家族からのリクエストで市販品では「ダメ」だそうです。青みは名取りの「芹」名取市の下余田と言うところの芹は「仙台芹」として有名です。しゃきしゃきして色よく風味も抜群。そして、でんと出汁をとった「焼ハゼ」をのせる。汁は醤油とみりんで味を付け、熱々をかけ廻す。吸い口に「村田の柚子」。村田は柚子の北限の産地なのです。仙台では雑煮にこれだけの具をのせますから、別にお節なんぞはいらないくらい。口取り肴のかまぼこも、尾頭付きのハゼも、おひたし替わりの芹も、大量の野菜も全部一椀の中に収まってしまう。こんなに便利なお料理はないですね。10月の半ばからお正月に向けて着々を準備を重ね、お元日の用意はすべて大晦日までに済ませてしまう。お元日はいっさい包丁を持たないでよいように。正月から「切る」のは縁起が悪いから。昔の人の知恵なのでしょうね。
2007年01月04日
今日某所で聞いてきた話。仙台の某仕出し弁当やさん(給食屋さんというべきか弁当屋というべきか、ともかく職場に車で弁当を売り歩いている会社)5000食もの弁当を販売しているんだって。それもただの弁当ではない。幼稚園の「給食」として仕出ししているんだって。5000食。仙台市の幼稚園児の総数って何人なんだろう。園の数は113園。平均200名の園児数としても22000人。1/4の園児がこの会社の弁当を食べて居ることになるのね。まあ、販売範囲も黒川郡から南は福島県境までらしいから仙台の子の6人に1人は食べていると言ってもいいのかしら。効率のよい商売ですよね。売れるかどうか分からない職場の弁当販売よりどかんと大量にはける幼稚園はうまみのある販路かも。でも、何となくすっきりしませんよね。子どもの食事を仕出しね?もっともその会社には栄養士もいて、使用する食品も大人向けよりはよいものを使い、食材費も多く使っているので利益は薄いらしい。なんでも人任せで良しとする風潮のなか、自分の子の食べるものにはもっと関心を向けて欲しいなと思いますね。私は母親至上主義ではないし、家庭食至上主義じゃない。ちゃんとしたものが食べられるなら外食でも中食でもいいとは思うんだけど、子どもの食事には何を食べさせられているかをチェックする目と意識を持って欲しいと思うのです。
2006年06月28日
栄養士会として宮城県食育推進会議に参加しています。このたびは第2回目の会議で1回目の討議を受けて県の担当者が作成した「宮城県食育推進計画骨子」(案)の説明と意見具申でした。示された県の骨子(案)必要事項ははもれなく網羅、でも何をするの?といえばよく分からない、いわゆる「総花的」なもの。魅力的じゃない。優等生の模範解答だよね。なのでそれぞれメンバーが思ったことを進言しました。ライフステージの区分けのしかた、実行場面の区分けのしかた、スローガンを魅力的になどなど。これらの意見を受けてどのような計画が提示されるのか、楽しみです。ところで、食育々と世間では言いたてているけれど、そもそも食育とはなになのか。食育基本法によれば「さまざまな経験を通じて。「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健康な食生活を実践することができる人間を育てること」と規定されています。だから必ずしも子どもとや幼児だけが対象ではないのです。でも切り口としては幼児・学童期のこども達をターゲットにし、その周辺の大人を有機的に連携させていけばすべての人を網羅することが出来ると思うのです。以前からの持論なのですが、子どもの食がすべての人間に食意識の基本だから子育て中の親は当たり前の夕食の時間には家庭に戻れる社会の構築が絶対必要と考えます。残業が、つきあいが、接待が、交替作業が、と理由はいろいろあるでしょうがすべてなげうって人を作る大切な期間は家庭戻れる職場改善が必須だとおもうんです。それすらも容認されない職場や組織って、自然に反している。余裕がなさ過ぎると思いませんか?食に限らず余裕のない職場からはよい仕事は生まれないはず。この余裕を無くしてしまった日本社会のきしみがいろいろな事件や社会不安を引き起こしているように思えてなりません。母親も、父親も夕食を子どもと一緒に食べることが出来る。こんな根源的な、簡単なことすら実行不可能な社会の仕組みはやっぱりおかしい。食育ってこういう社会構造を改革するためのムーブメントの柱のならなくてはいけないんじゃないのかしら。小手先の農家訪問や学校菜園で野菜を作ったからといってどれほどの効果が期待出来るのでしょうか。かつて我が家で稲をバケツで作らせたところこどもの言ったことは「お母さん、米って簡単にできるんだね」お遊びで作ればそれは簡単にできちゃう。でも農家の苦労を教えることは生やさしい事ではない。理科も社会も(今は総合学習というそうだけど)家庭科も算数もすべての教科を総動員しなければ教えることはできない。今の学校教育でそれが出来るだろうか?教師にそれだけの力があるんだろうか。社会も親も学校もすべての機関が人間として当たり前の生活って何だろうと考え、1ッ歩でも半歩でも前に歩を進めなければ。その一歩が家族そろっての夕ご飯なのではないだろうか。
2006年06月25日
いささか前の話になってしまったのですが去る20、21日に食育のイベントがありました。この日は仙台で大きなお祭りがありました。「仙台青葉まつり」。元々は青葉神社のお祭りなんだけど今は商工関係、行政、メディア、市民みんながこぞって参加する市民参加型のイベントになっています。「雀おどり」を踊るグループがたくさんでて踊りながらパレードし、山車もでます。七夕よりも市民にとっては楽しみなお祭りです。このお祭りの中心の広場に地元の新聞社のテントブースが出店しました。そこの新聞社の営業の方が「去年の宮城野まつりのときにやった「朝ごはん食べさせ隊」をもう一度やってみたいんだけど」といいだしました。ただし朝ごはんののキットを売って調理させるんではなくて別のイベントを考えているとのこと。やりましょう!とのっちゃいました。彼が考えたのは1・「朝ごはんたべましたか?」アンケート。来場者にシールを渡して食べたか食べなかったかののモードにシールをはってもらう。2・お箸を正しくもてますか?と銘打って大豆つまみコンテストをする。景品に新発売の「楽天イーグルス卵」を差し上げる。というもの。さすがにやり手の営業マン。いろいろな業者を糾合してやっちゃいましたね。なんと卵は2トン。6ッ個入りのパックをすべて配布。すごいな~。その実行力。企画力。そしてもっと驚いたのは「食育」の勘所をキチンとつかんでいる目の付け所。朝ごはんたべた?のイベントには長蛇の列が。皆さん卵がもらえるから、ということではなく仕掛けに参加するのが楽しいようで嬉々としてシールをはって行かれる。そして「ちゃんとたべてるよ」とか「食べないとね~」とか何か一言おっしゃって帰られる。食べてないよという方も「食べたいんだけど、眠くてね」、「今朝は食べなかったけど、いつもはてべてるんよ」とかおっしゃる。これって立派な栄養指導になってる。そこですかさず「明日は絶対食べてね、卵でもいいからね」と一言。皆さん「そうだよね」。でも、このシール貼りよりもっと大盛況だったのが「大豆つまみコンテスト」。はじめは子どもをターゲットにしていたらいんだけどお店をあけてみたらなんと老若男女を問わず列をなして箸でお豆をつまんでお茶碗に移している。20秒の内に何個の大豆をお茶碗に入れられるかという単純なものだけど、つい熱くなるよう。子どももおとなも、おじいちゃんもおばあちゃんも。何とも楽しい催しになりました。そこでも説教他らしいことは一言も言わずに、箸はちゃんと持つとちゃんと摘めるんだよという食育の実践になってる。イベントの企画の仕方や他業種のかたを巻き込んでの実行の仕方、営業力。人脈の作り方。いろいろ勉強になりました。私たち栄養士も四角四面の事ばかり言うのではなく搦め手からのアプローチのしかたをもっと学ばなければなりませんね。このイベントについての詳しい記事は河北新報社のwebサイト「食WEB研究所みやぎ」の食WEB研スタッフブログをご覧ください。
2006年05月31日
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