しろうと自然科学者の自然観察日記

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2016.05.04
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カテゴリ: 山野草
☆シャガの花が咲いています。ウォーキングコースには、あちこちにシャガの群落を見かけます。
  • シャガ1.JPG

  • ☆シャガは中国原産で、日本には古くに帰来した帰化植物で、アヤメ科アヤメ属の多年草です。日本のアヤメ科の中で唯一の常緑種です。シャガは、本州・四国・九州の湿った林などに生えていますが、3倍体で種子ができないので、人の手によって広がってきたと考えられているそうです。
  • シャガ2.JPG

  • ☆シャガについては、花のつくり・構造にこだわり調べてきました。
    (1)外側にあり青紫色とオレンジ色の模様があるのは、3枚の外花被(萼に相当)です。
    (2)その内側にあり細長く先端が2つに分かれているのは、3枚の内花被(花びらに相当)です。
    (3)さらに内側に見え、花びら(花被片)だと思っていたのは、3本の雌蕊花柱でした。
  • シャガ3.JPG

  • ☆外花被は、花の一番外側にあり、青紫色とオレンジ色の模様があります。縁には細かい切れ込みがあります。
  • シャガ4.JPG

  • ☆外花被の中央にはオレンジ色の斑点と鶏冠(とさか)状の突起があり、それを取り囲むように紫色の斑点があります。内花被は、外花被の内側にあり、薄い紫色でやや細長く、先端が浅く2つに分かれています。
  • シャガ5.jpg

  • ☆3本の雌蕊花柱は、それぞれ先端が大きく2つに分かれ、さらに先端に細かく裂けたブラシのような突起・付属体があります。この部分は花柱枝(かちゅうし)と呼ばれ、雄蕊を隠して保護し、蜜を目指して花の中に入ってくる昆虫にうまく花粉がつくようなトンネルを作る役目を果たしているそうです。
  • シャガ6.JPG


  • シャガ7.JPG

  • ☆シャガの花を横から見てみました。外花被片が額に相当するので、他の花に一般的に見られるような緑色の萼片は見えません。花のすぐ下には緑色の子房が見え、その下には苞が見えます。
  • シャガ8.JPG

  • ☆シャガ(射干、著莪)の名は、漢名の「射干」を音読みしたものですが、漢名で「射干(やかん)」は本来ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)のことで、葉が似ているので間違って付けられたらしいとのこと。





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    Last updated  2016.05.04 05:46:03
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